約束1:「仕入・調達」

  • 仕入・調達に伴うCO2排出量の「見える化」
  • 需要予測と情報共有によるムダの排除
  • 調達プロセスの改善によるCO2排出量の削減

仕入・調達に伴うCO2排出量の「見える化」

アスクルは、サプライヤー様の倉庫からアスクルの物流センターに納品される段階でも、多くの車が走り、CO2を排出していることに着目しました。アスクルでは、2010年5月期から、サプライヤー様のご協力のもと、取扱商品ごとに保管場所や出荷時の拠点、配送方法などの調査を行い、「調達に伴うCO2排出量」を毎年、試算しています。さらに、省エネ法の算定方法を参考に、「トンキロ法」と「燃費法」(∗)によるCO2排出量を算出するシステムを開発、調達プロセスにおけるCO2排出量の「見える化」を推進しています。今後も継続的に、より効率的な調達が可能な商品を選定し、サプライヤー様と連携しながら、コストとCO2の両面を削減できるよう、配送ルートの効率化に取り組んでいきます。
なお、サプライヤー様とのその他の取り組みについてはこちらをご参照ください。

距離シミュレーションソフト画面

距離シミュレーションソフト画面

∗「トンキロ法」では、二酸化炭素排出量=(輸送重量×輸送距離)×二酸化炭素排出原単位、「燃費法」では二酸化炭素排出量=(輸送距離/燃費)×二酸化炭素排出係数で計算されます。

需要予測と情報共有によるムダの排除

アスクルの流通プラットフォームは、お客様のニーズを基点として商品の供給体制を構築する「デマンド・チェーン・マネジメント」の考え方がベースとなっています。アスクルがカタログやWEBサイトで取り扱う商品は、数十万アイテムにのぼります。これらの膨大な商品を適切に生産し、仕入れ、在庫を管理し、欠品なくお客様にお届けするために、アスクルではサプライヤー様とさまざまなシステムを共有し、業務の効率化を推進しています。例えばオフィス用品のご注文は、季節や週単位で大きく変動します。アスクルでは2001年より、需要予測システムと自動発注システムを開発・導入し、アイテム別・エリア別の需要予測を週次で算出、これらの情報をサプライヤー様と共有しています。取扱商品点数が増加しても在庫を過剰に増やすことなく、また逆に欠品が発生してお客様にご不便をおかけすることがないよう、仕入・調達に努力しています。過剰在庫は、会社の利益を圧迫するだけでなく、廃棄による環境負荷の発生にもつながります。アスクルがサプライヤー様とお客様とをつなぐ「市場(仲介の場)」となることで、より効率的な商品・サービスの流通を実現させています。アスクルはこれからもお客様の購買分析を精緻化し、サプライヤー様の協力のもと、より環境負荷が少なくムダのない効率的な仕入・調達を推進していきます。

需要予測システム画面

需要予測システム画面

アスクルの商品調達・供給体制

調達プロセスの改善によるCO2排出量の削減

アスクルは、調達プロセスにおけるCO2排出量の「見える化」への取り組みを、2010年5月期から始めています。 2012年5月期からは、サプライヤー様・商品別にCO2排出量を算定し、蓄積したそれらのデータを活用したCO2排出量の削減に向けた施策を実行しています。長距離輸送となっている商品に対し、あるサプライヤー様の協力を仰ぎながら輸送ルートを見直し、生産地からアスクルの各物流センターまでに経由する物流拠点を減らすことにより、該当商品の輸送に関するCO2排出量を、60%以上削減することができました。
2016年5月期には、協力をいただくサプライヤー様も4社と増え、それぞれの状況に合わせた方法でCO2排出量の削減を達成し、4社合計のCO2排出量を90%以上削減 – 一般家庭約200世帯分の年間使用電力量に相当 - という施策効果を実現しています。
調達プロセスのCO2削減貢献量は、環境年間目標に設定し、新たな削減施策の策定と継続的な効果の検証を実施しています。今後もサプライヤー様とともに、「モーダルシフト」化や調達ルートの再構築など、より効率的にCO2排出量を削減する取り組みを展開していきます。

調達プロセスにおけるモーダルシフト

Topics
グリーン購入大賞「優秀賞」受賞

この商品調達プロセスにおける環境負荷削減(CO2削減)の取り組みが評価され、グリーン購入ネットワーク※1主催の第14回グリーン購入大賞※2において「優秀賞」を受賞しました。受賞理由として、「デマンド・チェーン・マネジメント」の考え方に基づき、独自システムを開発・導入し、ムダのない仕入れ・調達・配送が実現されており、本業そのものの活動である点が高く評価されました。また、商品重量・輸送距離・車両積載量・配送形態等のデータを把握し、サプライチェーンが一体となって輸配送におけるCO2削減とコスト削減を実現しており、輸配送のグリーン購入の側面を持った取り組みとして、継続・発展が期待できる点も評価いただいています。今後もサプライヤー様と協力し、より効率的な調達を目指してまいります。

※1:グリーン購入ネットワーク:グリーン購入の取組みを促進するために1996年に設立された、企業・行政・消費者のネットワーク。
※2:グリーン購入大賞:グリーン購入ネットワークが、グリーン購入に関する先進事例を表彰し広く紹介することで、全国の各種団体にグリーン購入の取り組みを普及させることを目標として、98年に創設された表彰制度。

  • 第14回グリーン購入大賞 優秀賞受賞
  • グリーン購入大賞 授賞式

環境活動報告

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ふやして減らそう!住友林業 × アスクル × ヤンマー地球温暖化を防ぐ「REDD+」の取り組みをはじめています