皆さんは、日本国内で1年間にどれぐらいのコピー用紙が消費されているか、ご存知でしょうか?
答えは約126万トン※1。あくまで机上の計算ですが、A4サイズのコピー用紙で約3,150億枚、日本人ひとりあたり、毎日6~7枚のコピー用紙を使っていることになります。
アスクルはサービス開始当初から、コピー用紙をはじめとした数多くの紙製品を販売してきました。今では、おかげさまで国内のコピー用紙の約16%(国内シェアNo.1)※2を販売しています。これまで、お客様に喜んでいただける“価格”を追求するとともに、安心してお使いいただける“品質”や“環境配慮”の観点から、さまざまな取り組みを行ってきました。このページでは、お客様により安心してコピー用紙をお使いいただくために、アスクルのオリジナルコピー用紙が「つくる」「はこぶ」「つかう」という3つのフェーズで、どのような「こだわり」を持って作られているのかご紹介させていただきます。
※1:日本製紙連合会需要統計・財務省輸入通関統計より
※2:アスクル調べ
毎日大量に消費されるコピー用紙。でも実は、その原材料であるチップやパルプのほとんどを海外に依存しているのが現状です。日本で販売されているコピー用紙の約7割が国産紙と言われていますが、これは紙を生産する最終工程が国内の製紙メーカーで行われているということで、その原材料(チップ・パルプ)の多くは、オーストラリアやチリ、インドネシアなど、さまざまな国からの輸入材を使っています。アスクルはこうした状況をふまえ、販売者として「コピー用紙の責任ある調達」に取り組んでいます。
アスクルがこうした取り組みを始めたきっかけは、コピー用紙の主力商品の中にインドネシアでの生産品が含まれていたことでした。2002年に環境NGOから、インドネシア熱帯雨林の状況について説明いただいたことをきっかけに、「世界の森林減少・違法伐採の深刻さ」「アスクルの取扱商品との関係性」を認識し、紙製品の原材料に目を向け始めました。

コピー用紙原材料の植林地風景
インドネシア天然林
天然林と植林地の境界

植樹直後アカシアの苗木(約30cm)
植樹7ヶ月アカシア(約3~5m)
伐採後工場に運ばれる植林木
さらに、2003年に国内の環境NGOやインドネシアの現地NGOの皆さんと実施した「インドネシアの現地視察」において、私達は強い衝撃を受けました。それまでも専門家の方々から多くの情報をいただき、頭ではインドネシアの状況を理解していたつもりになっていましたが、実際に現地に行き、現場の方々のお話を聞き、現状を目にした時、私達は本当の意味でインドネシアの状況やアスクルの商品が及ぼす世界の森林への影響力を理解したのだと思います。
この視察をきっかけに、環境NGO、製紙メーカー、商社などとの情報交換をより積極的に進め、2004年10月にオリジナルコピー用紙の「原材料トレーサビリティ調査」を開始するとともに、同年11月には「アスクル紙製品に関する調達方針」を策定し、コピー用紙の責任ある調達に向けた取り組みを本格的にスタートさせました。まだまだ改善していくべき点はありますが、2005年1月以降、オリジナルコピー用紙においては、この方針に沿った原材料調達を推進しており、「責任調達」のPDCAサイクルを継続的に回しています。
また、2011年2月から、売れ筋であるアスクルマルチペーパー「スーパーホワイト」と「スーパーエコノミー」のシリーズを「国産」と「インドネシア産」の2種類に分け、「国産」タイプには、国産材を積極的に活用した「木づかい運動ロゴマーク」入りの商品とし、「インドネシア産」タイプは、1 box for 2 trees という当社独自の仕組みをスタートさせ、インドネシアにおける持続可能な原材料調達をアスクルが適切に確認していくスキームを構築しており、お客様にお好きなタイプを選んでいただけるようにしています。
アスクルの物流センターには、国内外から毎日のように大量のコピー用紙が運ばれてきており、その過程では船舶やトラックなど、さまざまな輸送手段を駆使しています。アスクルでは、この「はこぶ」過程でも、工夫を忘れません。その一つに「シートパレットの導入」があります。海外生産のコピー用紙を運搬する際、従来は木製のパレットを使用していました。これを2006年3月からPP製のシート状のパレットに切り替え、輸送効率の向上を図っています。これにより1度により多くのコピー用紙を運搬することが可能となり、輸送時のCO2排出量の削減と、各物流センターから排出される木くず(使用済の木製パレット)の削減につながっています。
アスクルのオリジナルコピー用紙は、全部で10種類のシリーズがあります。一見同じような紙なのですが、アスクルでは、お客様の「つかい方」に応じて、原材料、白色度、紙厚、表面加工など、さまざまなタイプのコピー用紙をラインナップしています。第三者にお渡しするような提案資料や報告書など、「カラー画像をとにかくきれいに印刷したい」場合は、「フルカラーペーパー」がお勧めですし、両面印刷を多く使われる場合は、「スーパーセレクトスムース」「スーパーセレクトホワイト」シリーズが適しています。さらにモノクロ出力が中心で、コストとクオリティのバランスを意識されるお客様には、「スーパーエコノミー」と「スーパーホワイト」シリーズなどが好評いただいています。さらにアスクルのオリジナルコピー用紙は全てが環境対応しています!! 森林認証製品や古紙パルプ100%タイプ(グリーン購入法適合)など、商品の特性に応じた環境配慮を進めています。
細やかなサービスとして、アスクルのインターネットショップにおいて、「エコ呼びポスター」のダウンロードコーナーを設定し、「紙資源を大切につかうことを呼びかけるポスター」が無料でダウンロードできるようになっています。お客様のオフィスで気軽に掲示いただけるようなやさしいタッチのポスターを数多くご用意しておりますので、是非、一度ご覧ください。
開発途上国の発展などを背景に、これからも紙製品に対する需要は拡大していくと考えられ、こうした流れの中で、安定した原材料確保の面で、今後ますます競争が激化してくると予想されます。いかに適切な原材料を継続的に確保していけるか ―― アスクルは、これからもお客様に安心してコピー用紙をお使いいただくために、紙製品の調達方針をベースに、製紙メーカーと協力して「植林パルプや認証パルプを有効に利用する“森のリサイクル”」と「古紙の利用を積極的に進める“紙のリサイクル”」の両立を目指し、今後も森林認証製品と古紙配合製品の取り扱いを積極的に進めていきます。
さらに多くのコピー用紙を調達させていただいているインドネシアにおいて、小規模ではありますが、アスクルとして“保全”のプロジェクトを新たにスタートさせるべく、現在、準備を進めています。
これまでご説明させていただいた、「つくる」「はこぶ」「つかう」という3つのフェーズでのさまざまな取り組みは、すべて、「コピー用紙を、より安く、安心してお使いいただきたい」という思いからスタートしています。これからもアスクルは、コピー用紙販売量国内No.1企業として、あらゆる面でコピー用紙の責任ある調達・販売を進めてまいります。















