のどかな田園風景が広がるなかに、日の出屋製菓産業株式会社の立山本店があります。ここでは、主力商品の「しろえびせんべい」「しろえび小判」の製造工場のほかに、大きな物販スペースや、せんべい焼き体験もでき、天気がよければ立山連峰を臨めるというテラスからの眺望の良さも相まって人気のスポットとなっています。
日の出屋製菓は、1924年に富山県福光町新町(現南砺市福光新町)で手焼きあられ屋として創業。以来、90年間に渡り富山のお米にこだわって米菓を製造販売し、今では富山県内に4店舗、石川・東京・愛知・大阪にも出店するほどの成長を遂げました。そんな日の出屋製菓の自信作「しろえび小判」と「ほたるいかあられ」をご紹介します。
日本三大深湾のひとつである富山湾の深層に生息するしろえびは、透明で薄紅色の神秘的な姿から、“富山湾の宝石”と呼ばれています。そのしろえびを贅沢に使い、富山県産のうるち米「てんたかく」と合わせて、パリッと香ばしいひとくちサイズのおせんべい「しろえび小判」にしました。
原材料となるうるち米「てんたかく」は、富山の早稲品種。粘りが少ないのでせんべい作りに向いているそうです。香ばしさのポイントは、しろえびの殻を使うこと。乾燥させ、パウダーにし、生地に混ぜ込むことで、しろえびの風味引き立つ上品なおせんべいになりました。
海面で青く発色する美しい姿から、“富山湾の蒼玉(サファイア)”と呼ばれる「ほたるいか」を、富山県産のもち米と合わせ、沖漬け風味にしたのが「ほたるいかあられ」です。沖漬けとは、しょうゆベースの漬けダレにイカなどを漬けたものを言い、富山では、3月1日にホタルイカ漁が解禁されるやいなや挙って漬ける、旬の味であり郷土の味であり、家庭の味なのです。
生臭さや苦みが出てしまい、お菓子にするには手間のかかるほたるいかですが、地元の食材を使ったお菓子作りをしたいという想いで、配合に工夫を重ね実現しました。また、蒸したもち米を単純に潰したり練ったりするのではなく、ついて粘り気を出すことで、もち米の良さを引き出すという製法を採用しているところからも、良い製品作りに手間を惜しまない姿勢が感じられます。
小さいながらもぎゅっとほたるいかの旨味が凝縮されており、次から次へと手が伸びる美味しさ。「お酒のおつまみにもいいんですよ」というのもうなずけますが、まずは、みなさんのお茶のお供として試してみてはいかがでしょうか。
欠けやひび割れがあるものを取り除き、乾燥・焼き・味つけ作業へ流れて行きます。
片面ずつ焼くことで、手焼きの原理で香ばしく焼けるそう。立山の工場では1日550kgもの、しろえび小判を生産しています。
立山ICにほど近い立山本店。特に手焼きせんべい体験は、子どもから大人まで人気です。
六次産業化を目指す日の出製菓。アスパラガスやショウガなどの栽培もしており、ここ立山本店でも販売中。「将来的には自社で作ったお米でせんべいを作りたいですね」と立山工場長の澤井和夫さん。
本ページの記載事項は、2014年5月10日現在の情報です。
こちらの賞品はお申し込みを終了いたしました。 日の出屋製菓総本舗 ほたるいかあられ “深海のサファイア”と呼ばれる富山湾産ほたるいかの沖漬け風味のあられ 1,000point 賞品番号:2-35237 8袋入 各約13g