
大分県臼杵市の名物「臼杵煎餅」。昔は十数社がつくってきた臼杵煎餅ですが、現在は7社あまりが製造に携わっています。2019年には創業100年を迎える後藤製菓もその1社。伝統の臼杵煎餅を主力としながら、臼杵市や大分の素材を使った、菓子の製造と販売を行っています。
10年前に国宝「臼杵石仏」のふもとに引っ越してきたという工場にうかがうと、ちょうど臼杵煎餅の「黒糖」味を製造中。焼かれたせんべいは、なだらかなUの字を描いています。「この曲線は臼のくびれを模したと言われています。昔は一枚一枚指で曲げていたんですよ」と話すのは、後藤製菓の後藤亮馬専務。小麦粉、卵、砂糖とシンプルな原材料で焼いたせんべいは、そのまま食べるとたまごせんべいを彷彿とさせる素朴な味ですが、このせんべいにしょうが風味のタレを施していくのが、臼杵煎餅の一番のポイントです。
シュロでつくるはけは、職人さんひとりひとりが長さなどを調整してつくる“マイはけ”。硬くてしなるこのはけで、臼杵の有機生しょうがと北海道産のグラニュー糖を使用した自慢のタレを手作業で塗っていきます。このタレが、熱されていないと塗れないため、100℃近くまで温度をあげます。当然指に付くととても熱く、冷えて固まったタレは皮膚に付着するとなかなか離れません。しかしそこはさすがプロ。冷えるとダマになり塗りにくくなるタレを手早く塗り広げていきます。コツは「ゴシゴシとこすりつけるように塗っていくこと」と「思い切りの良さ」。一面のきれいな縞模様が、端までしっかりタレが均一に行き渡った証拠です。タレを塗ったせんべいをひと晩乾かして、ようやく臼杵煎餅ができあがります。
スタンダードな美味しさの「曲がり」、国産の黒糖の優しい甘さの「黒糖」、曲がりよりも厚く、噛み応えと食べ応えのある「平」の3種類をセットにしました。ひとくち食べると、パリッとした食感と、追いかけてくるしょうがの香り、上品な甘さがあとをひき、ついつい手が伸びる美味しさです。ぜひ3種を食べ比べてみてくださいね。

平安時代後期、一部は鎌倉時代につくられたと言われている臼杵石仏。1952年に国の特別史跡に指定され、1995年には磨崖仏としては日本初、彫刻としては九州初の国宝に指定されました。

大型の機械で焼かれていく臼杵煎餅。香ばしい匂いが漂います。

マイはけでタレをせんべいに塗っていきます。手早く、正確に、でも割れないように慎重に。これぞ職人技!

後藤製菓の後藤亮馬専務。臼杵煎餅を食べやすいようにミニサイズにして売り出したり、臼杵の有機しょうがのシロップを、県内のデザイナーと共同開発したりと、後藤製菓の将来を担うアイデアマンです。
本ページの記載事項は、2018年6月20日現在の情報です。
こちらの賞品はお申し込みを終了いたしました。
後藤製菓
臼杵煎餅・詰合せ
しょうがの香りと優しい甘さで、ついつい手が伸びる
3,800point
賞品番号:2-37344
27枚入(曲、平、黒糖 各9枚)



