

和歌山県田辺市は、かの武蔵坊弁慶出生の地として知られた自然豊かなまち。

独自配合のカステラ生地。空気を含ませるようにしっかり練り上げます。
和歌山県は練り羊羹の発祥の地ということは、実はあまり知られていないかもしれません。特産である梅やみかん、柿などを使ったスイーツは全国でも人気が高く、和歌山は知られざる甘味大国なのです。
そんな甘党もうならせる和菓子屋さんのバターケーキが田辺市にありました。その名も〈デラックスケーキ〉。和歌山県民ならその姿を一度は見たことがあるでしょう。真四角のブロックのようなケーキです。その銀色の包み紙にどこかなつかしさを感じます。包み紙には、『デラ ベール』の文字。「鈴屋の“鈴=ベル”を親しみ込めて“ベール”としたんです」と話すのは、2代目ご主人の奥様の鈴木勝子さん。包み紙のデザインは、勝子さんの妹さんが手がけたそうです。「何度か包み紙を変えてみたんですが、お客さんから“この包み紙がいい”って言っていただけて。結局このパッケージに戻してしまうんですよ」と言う3代目ご主人の鈴木一弘さん、このデラックスケーキが多くのお客さんから愛されているなぁと感じさせるエピソードでした。
ひとくちほおばると、芳醇なバターの香りのスポンジケーキと、サンドされた白いんげん豆のジャム、コーティングのホワイトチョコの、3つの異なる味わいがとてもいいバランス。
スポンジケーキの製造工程を見せていただきました。バター、マーガリン、小麦粉などの材料を大きな電動のホイッパーで長めに撹拌します。生地はとても粘度が高く、ホイッパーも重そう。この粘度の高さが、密度が高くずっしりと重く、食べて満足感のある生地を生むのです。「長めに撹拌することで、空気を混ぜ込んで舌触りの良さとしっとり感を出します」と鈴木さん。
白いんげん豆のジャムには隠し味にゴマを入れ、まったりとしたコクをプラス。銅鍋で炊くのも、45年前から変わらぬ手法です。
そして、食感を大事にしているデラックスケーキのコーティングに使われているのが、ホワイトチョコ。デラックスケーキが発売された45年前では珍しかった食材ですが、このホワイトチョコの食感の柔らかさと風味こそがデラックスケーキが老若男女から愛される秘訣でもあるのです。
大正13年に羊羹の製造販売からスタートしたという鈴屋。現在は、デラックスケーキのほか、〈弁慶の釜〉というもなか菓子や〈レモンケーキ〉など、特産品を生かして地元に根づいた商いをしてきました。
2015年3月に隣家からの出火が原因で工場が全焼してしまったため、取材時は仮の工場で品数を限定して作っていましたが、2015年11月に新しい工場を隣町の上富田町にオープン。デラックスケーキ作りの体制も万全に、みなさまのご注文をお待ちしています。

片方に白いんげん豆のジャムを塗り、一気にサンド!

大きさも味も45年前の発売当初から変わりません。
本ページの記載事項は、2015年11月25日現在の情報です。
こちらの賞品はお申し込みを終了いたしました。
鈴屋
デラックスケーキ 6個入
紀州田辺の名物はどこか昔なつかしいバターケーキ
3,700point
賞品番号:W1-76698
6個入(冷蔵)



