
森本 健次郎
ECプロダクト本部
Trylionエンジニアリング
2023年新卒入社
大量のデータを瞬時に処理できるAPIを。

私が現在参加しているのは、アスクルが運用する2つのBtoB ECサイト、中小事業所向け「ASKUL」と中堅・大企業向け「ソロエルアリーナ」の統合プロジェクトです。注文領域を担当するバックエンドチームに所属して、購買の承認プロセスを含む注文処理APIの開発や、サプライヤとの連携処理を行うバッチ作成などを行っています。
注文領域には、カゴやレジ、お届け日の設定、支払いなど幅広い機能があるので、担当を細分化して2〜3人の小規模チームで取り組んでいます。チームには異なる部署や社外の業務委託先のメンバーもいますが、短時間で的確な説明ができるロジカルな思考力と高いコミュニケーション能力を持っている方が多いので、お互いに協力しながらスムーズに仕事が進められています。
仕事で特に印象に残っているのは、約150万件という大量の注文データを投入して、APIの処理速度や性能を確認する試験に携ったときのこと。大規模システムの性能改善に欠かせないデータベースクエリの最適化や非同期処理の実装などを通して、理論と実践の両面を学びました。また、ユーザ体験に直結する応答速度の重要性も、数値から体感的に理解できたと思います。処理に7秒ほどの遅延が生じたときには、「お客様にとっては、7秒よりもっと長く感じられる時間だろうな」と考えさせられました。大量のデータを瞬時に処理し、お客様にスピーディーな体験を提供することがエンジニアとしての私の使命だと感じています。
お客様視点とロジカルな思考でサービスを考え抜く。

アスクルでは、「お客様のために進化する」という価値観(DNA)が根底にあります。エンジニア社員ももちろん、その姿勢を常に意識しています。たとえば、「この仕様だとお客様は使いにくいのではないか」「この表示ではお客様には伝わりにくいのではないか」と、サービスの先にいるお客様の視点に立って、真剣に考え抜きます。
また、初対面のメンバーとのコミュニケーションでは、相手の背景や理解度をすばやく把握して、適切な説明ができるよう努めます。会議では、自分の考えを論理的に整理しながら相手の立場に立って丁寧に説明することで、より深い理解と共感を得ることができると考えています。
アスクルで活躍しているエンジニアは、こうしたお客様視点とロジカルな思考を兼ね備え、チームワークを大切にできる人が活躍できていると感じます。
仕事と趣味の融合で、やりがいが生まれる。

アスクルには部活動制度があり、所属部署や年齢に関係なく、誰でも参加できる環境が整っています。私自身はフットサル部やボルダリング部に所属していて、退勤後にこれらの活動に参加し、体を動かすことで、心身ともにリフレッシュできていると実感しています。それ以上に、部活動を通じて様々な部署の社員とのつながりが生まれ、コミュニケーションが活性化され、業務上の相談や情報交換をする機会が増えたため、仕事にも活きていると感じています。
この部署の垣根を超えたつながりを通して、アスクルのサービスは様々な人が関わって提供されているということを再認識できました。自然とモチベーションや意欲も高まり、より責任感を持って仕事に取り組もうという意識も芽生えました。趣味の部活動を通して情報交換をすることで、私が携わった仕事が会社全体の発展に貢献できていることを実感し、大きなやりがいになっています。
お客様の期待を超える体験を提供したい。
入社当初は、購買の承認プロセスなどの比較的シンプルなバグの修正作業から始めたのですが、OJTでサポートしてくれた先輩方のおかげで、着実に実務スキルを習得することができました。また、技術研修の講義やハッカソンなどを通して、基礎知識を深めながらコミュニケーション能力も培うことができたと思います。
私の目標は、よりスピーディーにデータ処理ができるサービスを実現して、お客様の期待を超える体験を提供することです。そのために必要な技術を着実に身につけて、いつかプロジェクトを任せてもらえるエンジニアになりたいと考えています。今後も、お客様のために、そして自分自身の成長のために、全力で職務に取り組んでいきます。

