鶴巻 有蔵

ロジスティクス本部
センターマネジメント
メンテナンスエンジニアリング 部長
2007年中途入社

現在の仕事内容について教えてください

私たちメンテナンスエンジニアリング部門は、物流センターの設備全般のメンテナンスを行う部署です。物流センターがスムーズに稼働してお客様へ遅滞なく商品が届くように、たとえば荷物が流れてくるコンベアや自動倉庫などいわゆる「マテハン(マテリアルハンドリング)」と呼ばれる搬送設備や物流効率化機器を、機械や電気に関する知識・技術を活かしメンテナンスを通じて「安定稼働」で支えています。
物流センターのメンテナンスを出来るだけ自社で行うことでマテハン機器の稼働率を高め、故障時には迅速に対応しています。

アスクルへの入社理由・働く理由を教えてください

私がアスクルに入社したのは2007年です。前職では製造装置の設計・開発・フィールドサービスを行っていました。アスクルに入社した理由は、これから伸びていく物流に直接関わり、機能を高めていくことができるという点が魅力でした。
入社当初はメンテナンス担当者が少なかったこともあり、目の前のことにただただ一生懸命取り組む日々でしたが、周囲の方と力を合わせ、さまざまな新しいことに挑戦しながら会社のスケールも大きくなっていった点に大きなやりがいを感じています。これからも物流を通じてお客様に貢献できればと考えています。

入社当時に行っていた仕事について教えて下さい

現在アスクルの物流センターは全国10か所保有していますが、入社当時は数か所、更にメンテナンスを担う社員も数名しかおらず、まずは目の前のことに懸命に取り組んでおりました。「とにかくやらなければ」を続けていくうちに会社も自分も成長していったような気がします。
メンテナンスや障害対応には標準的な手法がありますが、装置や稼働状況によって柔軟な対応が求められます。物流の現場も自動化や省人化が進んでいますが、メンテナンスに関してはまだまだ人間でなければ対応できないことも多いですし、経験を積みながらエンジニアとして成長していく環境が、入社当時と変わらず今もこの会社にはあると感じています。

今までの仕事で印象に残っていることを教えてください

もっとも印象に残っているのは2011年の東日本大震災からの復興です。仙台にある物流センターが津波の被害に遭い、その復興に向けて現場に入りました。自身はもちろん、アスクルにとってもここまで大規模な被災-復興対応は初めてであったと記憶しています。建屋や設備はもちろん、保管されていた商品は倒壊・汚損し、物流センターとしての機能を失いました。自身が担当するマテハン機器に関しては、海水の影響を受け腐食している部分も多く、修繕レベルの対応を行うのか、機器を入れ替えレベルの対応が必要なのか、一日でも早い復興を望まれている環境下で日々苦労や葛藤の連続でした。
このときに実感したのは「人とのつながり」「絆」でした。今の自分を変えてくれたと感じています。多くの人と力を合わせることで、無理だと思うような状況も変えていける、アスクルはそんな会社だと実感したのです。今も部署の枠を越えて力を合わせる場面は数多くあります。エンジニアとしての技術はもちろん、人としても成長していける環境だと思います。

オフタイムの過ごし方について教えてください

休日は出来るだけ家族と楽しく過ごすように心がけています。コロナ禍を経てリモートワークができる環境が整備されましたが、メンテナンスエンジニアの職場は「現場=物流センター」であることは変わりません。平日は通勤も含めてなかなか時間が取れないので、その分限られた時間の中で、しっかり家族とコミュニケーションを図っている感じですね。最近は「どんなお弁当を作れば子供が喜んでくれるのか?」を、日々悩んでいます。(笑)。
一般的に、働き方や環境は日々変わっています。我々が向き合う設備やメンテナンス手法も変化しています。アスクルはワークライフバランスをとても重要視しており、その変化に適用出来るよう「進化」している会社だと思っています。それに順じ、メンテナンスエンジニアリング部門も「進化」していきたいと考えています。

アスクルで活躍できる人はどんな方か教えて下さい

今は組織のリーダーとして部下の働き方をより良くしていくことに力を注いでいます。昔は(一般的にも)残業が当たり前で、その結果メンバー間のコミュニケーションも深まっていく傾向がありましたが、今は働き方はずいぶん変わったと感じています。だからこそ、日頃から若手メンバーとのコミュニケーションをしっかりと、意図的に取るように心掛けています。
そんな中で思うのは、アスクルはコミュニケーション能力はもちろん、仕事に対して能動的な人、チャレンジする意欲のある人ほど活躍できる環境だということですね。当社は物流子会社のASKUL LOGISTをはじめグループ会社も増え成長してきましたが、ベンチャー気質の部分が沢山残っていると思っています。若手の提案にも耳を傾け、それが価値のあるものであれば「やってみよう」という機会やチャンスが溢れていると思います。だからこそ、自分から発信し行動を起こしていけるような方ほど活躍できる会社だと思います。