OUR DX vol.03
「新アスクル」を実現する、
前例のないシステム統合プロジェクト。
※取材当時(2022年9月時点)の情報です。
システム統合後を見据えた、綿密な要件定義とモダン技術の導入を実行。
- 小谷:アスクルはこれまで、中小事業所のお客様向けの「ASKUL」と、大企業のお客様向けの「ソロエルアリーナ」という2つのBtoBサービスを手がけてきました。ただ、システム基盤が全く異なるため、お客様が「ASKUL」から「ソロエルアリーナ」に移行する際の引き継ぎがうまくいかなかったり、機能のアップグレードには二重開発の必要があったりと、お客様にとってもアスクルにとっても課題があったのです。アスクルを進化させていくためには、それらを見過ごすわけにはいかない。そこで今回、この2つのサービスを統合する大規模プロジェクトが発足され、現在は第一段階がリリースされました。
- 宮崎:時間と人手を投資して大改修を行う以上、現状の課題を解決するだけでなく、今後の運営を見据えたシステムに刷新したい。その想いのもと、サービスの利便性を底上げする機能の追加や、これまで使ったことのない最先端の技術導入などにも注力しました。大きなシステムの改修となるとどうしても保守的になってしまいがちですが、アスクルはその逆。「せっかく改修するんだから、新しいことを取り入れようよ」という考え方が根付いているため、こうしたチャレンジングな取り組みにもすごく寛容です。
- 菅原:変化に対する好奇心が強い、とも言えるかもしれませんね。しかもその価値観が、エンジニアだけでなくすべての部署に共通しているのがアスクルの特長だと思います。
- 小谷:とはいえ、新しいサイトを公開するまでの道は険しく、何度も立ち止まっては議論を重ねてきました。要件定義の段階でも、それぞれのサイトの機能や特徴を整理した上で、何を変えるべきか、そこにかかる制約は何か、最適な技術は何か……など多岐にわたる検討事項を徹底的に洗い出していくことに膨大な時間をかけました。
- 宮崎:実際に手を動かすフェーズでも、高度な技術を追求し続けるあまり必要以上に複雑な仕組みになってしまっていないか確認したり、クオリティ・スケジュール・コストの最適なバランスを叶える必要があったりと、試行錯誤を重ねました。前職を含めて、ここまで大規模なプロジェクトマネジメントを手がけたのは初めてだったのですが、自分自身の成長に大きくつながったと感じています。
- 小谷:そうした試行錯誤を続ける中でも、「お客様にとって最適な選択とは何か」という視点だけはブレることがなかったですよね。
- 菅原:そうですね。だからこそ技術サイドとビジネスサイドで密なコミュニケーションをとり、何を取捨選択するか、どうしてその施策が必要なのかを丁寧にすり合わせていきました。迷ったときにはお客様視点に立ち返ることで、最適解を導き出すことができたと思います。
ここからが真のスタートライン。お客様のために、さらなる進化を。
- 菅原:このプロジェクトが発足してから約3年。2022年の7月に「ソロエルアリーナ」をオープン化することができましたが、本当の意味でのスタートはここからです。現在は、まだ未改修の部分のリニューアルや、チャレンジした結果生まれた新たな課題の解決、そしてよりよい機能の追加実装を進めています。
- 小谷:今回のリリースによって外部検索から直接ソロエルアリーナサイトに遷移したり、レコメンド機能が充実したりなど、お客様が商品を見つけるまでのプロセスを改善できました。今後は、購買プロセスなどのより大きな仕組みを改善していくフェーズに移っていきます。
- 宮崎:さらなる機能改善はもちろんですが、プロジェクト推進のフローを明確にしたり、獲得したノウハウを蓄積したりと、体制面の整備にも注力していきたいと考えています。
- 菅原:その先に目指すのは、あらゆる規模、業種、形態のお客様が必要とする商品・サービスを提供するインフラとしての立場を確立すること。「アスクルがないと仕事が進まない」と言っていただけるような、あって当たり前の存在になりたいです。
- 宮崎:コロナ禍でリモートワークが浸透したように、働く環境は今後も大きく変わっていくはずです。もしかしたら、今はまだ想像もできないような働き方がこれから生まれるかもしれない。しかし、どんなに社会が変わろうとも、すべての働く方々にとって必要とされる存在でありたい。そのためには、高速リリースと変化に対応する柔軟さが必要不可欠です。
- 小谷:2人の話とも共通するのですが、私個人の目標としては、「アスクル」を動詞にしたいと考えています。「ググる」という動詞が当たり前のように使われているように、企業や事業が動詞になるということは、それほどまでに世の中に広く浸透しているという証拠。エンジニアとして、これほどまでに誇れることはないと思います。だからこそ、システムだけでなくEC全体を広く捉え、何ができるかを模索していきたいです。
- 宮崎:こうした目標の実現に向けた、アスクルのブランドづくりに携われるのが、今アスクルのエンジニアとして働く魅力だと思います。もし、そのフェーズに携わりたいという方がいたら、ぜひ一緒にチャレンジしていきたいです。