電報の活用術

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社員に送るサプライズ電報「スポーツへの激励」「退職」編
~意外なシーンだからこそ会社への好感度があがる電報の送り方~

企業に属する社会人スポーツ、社内における大会・イベント・アワードなどへの優勝祝いや激励を電報で送ってはいかがでしょうか。また、定年退職や、昇進による異動などの際、職場から、お別れとはなむけのメッセージを送りたいときにも電報は活用できるもの。これまでの仕事への感謝の気持ちを綴った電報を社長名で送るのも、気配りのある会社として家族にも印象を残すでしょう。会社への好感度が高まる電報の送り方について、紹介します。

激励の気持ちを込めた電報

国際的なスポーツ大会を控えて、アマチュアスポーツに熱が入る昨今。社会人スポーツの支援は企業として不可欠なものになりつつあります。企業がスポーツ支援を行うのは、主にCSR活動(企業の社会的責任)の一環。スポーツ振興や地域貢献につながっています。それ以外にも、同じ人・チームを応援することで社内に一体感や求心力が発生します。だからこそ、会社として支援するチームが大きな大会に出るときには、会社にとっても大きなイベントになるのです。この機会を活かすためにも、激励の電報を送るのがオススメです。

(例)
◯◯(大会名)ご出場おめでとうございます。全力を尽くして、栄冠を手にしてください! 社員一同、熱い声援を送ります!

また、地元校が高校野球のような大きな大会へ挑む時も、ぜひ激励の電報を送りたいもの。地域に密着している、というアピールになりますよ。

受賞・表彰へのお祝い電報

社員が大きな賞を受受したときなど、従業員へお祝い電報を送ってはいかがでしょうか。

(例)
〇〇賞のご受賞、おめでとうございます。
今日までのご努力が報われたことを、お喜び申しあげます。
この快挙を励みとされ、更に大きく飛躍されますように。

企業として個人を支援する姿勢が伝わることは、社員にとっては次への励みになります。やる気アップにつながり、会社への帰属意識も高まるでしょう。社員が長く働き続けたくなる会社であるために、電報は有効な社内コミュニケーションツールとなるのです。ぜひ、活用してみてください。

別れとはなむけのサプライズ電報

これまで一緒に仕事をしてきた仲間が退職するとき、また昇進によって異動となったとき。これまでの仕事や付き合いに感謝し、人生の転機を応援する気持ちを電報に託して送ってみてはいかがでしょうか。社内だけでなく、お世話になった取引先の人が異動・退職するときにも使いたい電報活用術です。

(例)
ご定年おめでとうございます。長年にわたりご指導いただいたことを生かし、みんなで頑張っていこうと思っております。本当にありがとうございました。
ご昇進おめでとうございます。
プロジェクトも成功し、それがこのような形で評価されたことを部署員一同心から喜んでおります。
ご栄転とはいえ、お姿が拝見できなくなるのは寂しい気も致しますが、今後の更なるご活躍を祈念して、ご出立の日はバンザイ!で送らせて頂きます。お体にはお気をつけ下さい。

同僚から送られる電報もうれしいものですが、社長名の電報が届けば、身が引き締まり感動もひとしお。例えば、このような電報メッセージを送るのはいかがでしょうか。

(例)
ご昇進、おめでとうございます。
これも奥様はじめ、ご家族様のお支えあってのことと心からお喜び申しあげます。
今後は更に健康にも留意され、一層の飛躍とご活躍をお祈り申し上げております。

本人にも、また支えてきた家族にも、印象に残る電報となるでしょう。

気をつけるべきこともあります。
ひとつめは、住所の確認です。異動を伴う昇進の電報を送る際には、タイミングによっては住所が変わりたてということもあります。あらかじめ届けたい日に、本人が滞在している場所を確認しておきましょう。
ふたつめは退職の場合のメッセージについて。退職の理由がおめでたいケースではないこともあります。「おめでとうございます」の言葉が合わない場合は、「お世話になりました」「ありがとうございました」といった言葉をメインに使いましょう。

印象に残り、好感度が高まる電報にするには、写真を入れるのもおすすめです。職場での仕事ぶりの写真や、同僚との集合写真などを入れてみてはいかがでしょう。家族に仕事ぶりを伝えることができる素敵な演出になりますし、とっておいて折に触れ見返したくなる1枚になるのではないでしょうか。