REPORT 2018 2018年のレポート

開催まで

60days

本日開催

“2030年CO2ゼロチャレンジ”実現へ向け
「企業間連携を活かす」取り組みを推進

昨年開催された「アスクル環境フォーラム2018」では、「2030年CO2ゼロチャレンジ」実現へ向け「企業間連携を活かす」をテーマに、企業が「脱炭素」に向けて具体的な行動を起こす役割を担っていることを参加者の皆様とともに確認いたしました。

「アスクル環境フォーラム 2018」開催の背景

国連気候変動枠組み条約第23回締約国会議(2017年11月開催、通称「COP23」)で、温暖化対策の国際的枠組みである「パリ協定」の仕組みの一部を2018年から試行することが採択されたことを契機に、気候変動に対するグローバルな取り組みは加速しています。「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」によって今年10月8日に公表された「1.5℃特別報告書」では、世界の平均気温が産業革命前からすでに1℃上昇しており、早ければ2030年にも1.5℃上昇に達すること、これを1.5℃上昇に留めるためには2050年までにCO2純排出量をゼロにすることが必要であることが公表されました。これにより、政府、企業、NGO等はこれまでとは次元の違う対応を早急に実施しなければならないことがより明確になりました。
アスクルは、気候変動対策や脱炭素社会の実現には個々の企業の取り組みだけでなく、原材料調達からお客様への商品お届けまでサプライチェーンに関わる企業が連携・協力する具体的な行動が必要だと考え、2016年から環境フォーラムを開催してまいりました。

アスクル環境フォーラム 2016

サプライチェーン全体でのCO2削減に向け「企業間連携の可能性を探る」をテーマとして開催。2030年までにアスクルが事業所から排出する CO2 および配送に係るCO2をゼロにするチャレンジ(「2030年CO2ゼロチャレンジ」)に取り組むことを宣言いたしました。

アスクル環境フォーラム 2017

「企業間連携を進める」をテーマとして開催。国際イニシアチブである「RE100」と「EV100」への加盟(※)を発表いたしました。

※「RE100」(Renewable Energy100)と「EV100」(Electric Vehicles100)双方とも、英国の非営利組織クライメイトグループ(The Climate Group)が主催するビジネスイニシアチブ。

「環境フォーラム 2016」で参加企業の皆様に呼びかけて取り組みを始めた「コピー用紙定期配送」は、多くのお客様に賛同をいただき、2019年5月までに10,000社を超えるお客様に導入できる見込みで、順調に取り組みが進んでおります。

RE100、EV100への取り組み

EV 100 by THE CLIMATE GROUP

【EV100】 アスクルと ASKUL LOGIST 株式会社が所有・リースにより使用する配送車輌について、2030年までに 100%することを目的とする【EV100】の取り組みは、現在様々なEVメーカーと協議しながら採用車両の検討を進めています。また、グループ企業である株式会社エコ配による自転車での配送拡大にも積極的に取り組んでいます。

RE 100°C CDP DISCLOSURE INSIGHT ACTION

【RE100】 再生可能エネルギー導入計画の第一フェーズとして、グリーナでんきの「GREENa RE100プラン(グリーン電力証書を活用した 100%自然エネルギーの電力プラン)」を、「大阪 DMC」、「仙台 DMC」、「名古屋センター」、「ASKUL Logi PARK 福岡」の4センターに導入しました。今後も、再生可能エネルギーの導入を着実に拡大していきます。

「アスクル環境フォーラム 2018」~CO2ゼロチャレンジ企業間連携を活かす~

日時

2018年10月12日(金)14時開始

会場

ベルサール東京日本橋 ホール

後援

環境省

参加企業
参加人数

お客様企業、メーカーなど合計 177社 311名

テーマ

「CO2 ゼロチャレンジ・企業間連携を活かす」

プログラム

基調講演1

「脱炭素化の世界潮流と我が国の進路」
(環境省 地球環境局長 森下 哲 氏)

基調講演2

「気候変動リスクと『卒炭素』への道」
(国立環境研究所 地球環境研究センター
副センター長 江守 正多 氏)

パネルディスカッション

テーマ 「脱炭素革命 ~企業が行動に移すとき~」

[モデレーター]
一橋大学大学院 教授 大薗 恵美 氏
[パネリスト]
  • ・環境省 地球環境局長 森下 哲 氏
  • ・キリンホールディングス株式会社 常務執行役員 溝内 良輔 氏
  • ・丸紅株式会社 執行役員秘書部長兼広報部長 島﨑 豊 氏
  • ・株式会社アクセルスペース 代表取締役 中村 友哉 氏
  • ・アスクル株式会社 代表取締役社長兼CEO 岩田 彰一郎

当日の様子

参加者の声

製造業(男性)

様々な業種の企業が別の視点から環境対策に取り組んでいることがわかり面白いと思いました。

機械メーカー(女性)

改めて社会全体で価値観を変えて取り組むべき課題と痛感いたしました。また、各社の事例を紹介いただき、今後当社のCSVに活用したいと思います。

製造販売業(男性)

最先端の情報を聞くことができて有難かったです。他社の取組みで、自社ESGを意識した長期的目標のヒントを得ることができました。

サービス業(女性)

各企業の具体的な取組が分かり、数値なども開示いただいて分かりやすく参考になりました。

食品メーカー(男性)

普段聞けない話や、各社の取組み事例を伺うことができ刺激を受けた。自社においても新しいビジネスチャンスととらえて新しいモデルを創出していきたい。

製造業(男性)

初回より3年間参加させていただいております。環境に対する時代の変化と取り組みについて学びとなります。