松井 千佳

松井 千佳

マーチャン
ダイジング本部
プロキュアメント 戦略調達
2020年新卒入社

業務効率化という側面から、中小企業をサポートしたい。
松井 千佳

私が就職活動の軸にしていたのは「中小企業をサポートできる仕事に就きたい」という想いでした。私の実家は小さな会社を経営しており、幼い頃から父が忙しく働く様子を間近で見ていたため、中小企業ならではの大変さを肌で感じていました。さらに大学在学中には中小企業の長期インターンシップに参加し、人手不足や業務過多といった現場の課題を体感しました。一人の社員が商品のデザイン制作から店頭販売、備品の発注まで数多くの業務をこなす姿を見て、「現場の業務効率化をサポートしたい」と思うように。そんな中、就職活動でアスクルと出会い、「1本の鉛筆を明日届ける」「中小事業所の不便を便利に変える」という創業当時からの想いに共感し、入社を決意しました。実際に働く中で、商品を安定的に調達し、必要なタイミングで必要な量をお客様にお届けできる仕事に、「中小企業のお客様のお役に立てている」という手応えを日々感じています。

「在庫削減」と「品切れ撲滅」、相反する2つの目標を追求。
松井 千佳

戦略調達の仕事内容としては、さまざまなデータから商品の需要を予測し、発注や在庫管理を行っています。予測する際は過去の受注データや季節のトレンドなどを参考にする他、周囲とのコミュニケーションも不可欠です。取引先のサプライヤー様をはじめ、社内のMD(マーチャンダイザー)や物流センターなど、定期的に情報共有やコミュニケーションを行いながら需要予測を立て、適切な量とタイミングで発注・納品管理を行います。物流センターのキャパシティを考慮し、かさばる商品であれば複数回に分けて納品を行うなど、「在庫削減」と「品切れ撲滅」という相反する2つの目標を追求します。
仕事の成果は品切れ率などの数字としてはっきりと表れるため、プレッシャーを感じる部分もありますが、その分、やりがいや達成感にも繋がりやすいです。たとえば、夏場によく売れる水出しコーヒーなどの季節商品なら、「夏に近づき暑くなってきたから、そろそろ需要が伸びてくる頃かな」と気温データや過去の販売データを確認しながら予測。気温の変化や販売・在庫状況を毎日チェックしながら、需要が増えるタイミングをピタリと当てられ、品切れを発生せずにお客様に商品をお届けできたときにはほっとすると共にとてもやりがいを感じられます。

感覚値ではなくデータをもとにした需要予測で、信頼を勝ち取る。
松井 千佳

配属後のOJTを経て、初めて担当したのがダ ラゴア農園コーヒーです。プライベートブランドの人気シリーズで、発注数だけでなく生産数も担当者である私が判断しなければなりません。ご利用いただいているお客様は非常に多く、少しの品切れでも影響範囲は大きいため、正確な需要予測が求められます。ところが、担当になったタイミングはコロナ禍になって初めての冬季だったため、前年実績や感覚値が当てにならず、予測するのが非常に困難な状況でした。最初のうちは過剰在庫や廃棄リスクを恐れて少なめに発注してしまい、品切れ率が前年より上回ってしまうこともありました。
そこで、サプライヤー様やMDから商品に関する情報収集を可能な限り行いました。気温による影響や品種ごとの需要トレンド、過去数年分の実績といったさまざまな情報をもとに、緻密なデータにより根拠を示すことを意識しました。その結果、少しずつ予測精度が高まり、担当になってから半年が経過した頃には品切れ率も減少。今では取引先の納期遵守率100%を達成する月も多々あり、品切れも平均値に対して非常に低い数値を保っています。商談の場でも、「松井さんの意見でいこう」と発注数などがスムーズに決定するようになったことは、「調達社員として信頼いただけている」という自信につながっています。

真摯に取り組むことで、成長できる環境がある。

今はテレワークで、自宅にいる時間が多いため、休日は意識的に外出するようにしています。運動不足解消を兼ねて、定期的に同期と皇居ランを楽しむことで、心身のリフレッシュを図っています。異なる部署の同期に仕事の相談をすることで、さまざまなモノの見方や意見が取り入れられると感じています。
自分自身の経験からも言えることですが、アスクルは物事を素直に捉えられる人が活躍できる職場です。日頃から取引先が多く、社内の関係者も多岐にわたるため、他部署の社員に協力を仰ぐ機会も少なくありません。そうした場面で素直に質問をしたり、感謝の気持ちを伝えたりといったコミュニケーションができる人なら、どんどん成長していけるはずです。また、業務の中で何かを「変えたい」と思ったときには、自分の想いに真摯に向き合い、改善に向けてチャレンジする姿勢も大切です。新人であってもチャレンジできる環境があるからこそ、何事にも真っ直ぐな人が歓迎される会社だと実感しています。

※この記事は取材当時のものです。