古村 葉月

古村 葉月

マーチャン
ダイジング本部
生活日用品
2019年新卒入社

アイデアがカタチになる面白さを実感し、MDの道へ。
古村 葉月

就職活動中の合同説明会でアスクルの話を聞く機会があり、その内容が非常に印象に残っていたので1day仕事体験に参加。その際のテーマが、実際に販売しているトイレットペーパーを取り上げて「売価を上げずに、物流費改善を行う」というものでした。私は「トイレットペーパーを四角にする」というアイデアを発表し、当時は「我ながらなかなかいいアイデアなのでは」と思っていました。社員の方から「理論的には成り立つけど、芯まで四角にしたら使うときに巻き取れないよね」と冷静にコメントいただいたのを今でも鮮明に覚えています(笑)

その後、テーマのひとつの例として、アスクルが実際に行った改善策の発表がありました。それは「トイレットペーパーをn倍巻きにする」というもの。それを聞いたとき、「そんな発想があったのか!」と目からうろこが落ちました。同時に、自分もこんなふうに創意工夫に富んだ商品開発をしてみたいと強く思い、アスクルへの入社を決意。ちなみに後日談ですが、当時そのトイレットペーパーの開発に携わっていたのが、現在の直属の上司。入社のきっかけを話したときに「それ開発したの俺だよ」と言われたときは、追いかけていた背中を見つけられて痺れました!

経験がない分「データに忠実に」
正確かつスピーディに価値を届ける。
古村 葉月

現在はMD(マーチャンダイザー)として、市場のトレンドやお客様の声、販売データをもとに商品採用の決定や商品開発、売価決定・販売計画といった業務に携わっています。入社直後の配属はお弁当・水筒カテゴリ。エントリーシートに自分の作ってきた歴代お弁当の写真を貼り付けていたような人間なので、個人的には運命を感じました(笑)。といっても、商品のことも流通のことも分からないことだらけ。先輩や上司、時には取引先のメーカーの方にも色々なことを教えてもらいながら、だんだんと業務に慣れていきました。

当時から変わらず掲げているモットーは「データに忠実に」。経験が浅い分、お客様の検索ワードや行動履歴、レビューの内容などのデータ分析を欠かさないよう心がけています。また、リアル店舗に足を運んで棚構成や売価設定、商品トレンドを調査するマーケットリサーチも定期的に行うようにしています。データを見る癖がついたことで、正確さとスピードの両方を意識しながら業務にあたることができるようになってきました。

コロナ禍で実感した、生活インフラとしての使命。
古村 葉月

その後、コロナ第一波と言われていた2020年1月に生活消耗紙カテゴリに異動。当時のことは一生忘れられないくらい印象に残っています。というのも、このカテゴリはトイレットペーパーやウェットティッシュ、ペーパータオルなどを扱っており、社会問題にもなった買い占め騒動を受け、全体的な品薄状態になっていたんです。まだご挨拶もままならないサプライヤー様方と「トイレットペーパーの在庫はまだありますか?」「この商品の納品はいつ頃になりそうですか?」などのコミュニケーションをひたすら行っていました。

当時は、アスクルがお客様のために何をすべきか、そのために自分に何ができるかを常に考え続けていたと思います。もちろんその想いは今も変わりませんが、この経験があったからこそ、自分の携わっている仕事が「生活インフラ」なんだと実感できました。今思えば、入社1年目からこういった経験ができたことは自分にとって非常に有意義だったと思いますし、手を挙げれば若手であっても異動直後であっても、挑戦の機会を与えてくれる、まさにアスクルらしいエピソードだと思います。

手を挙げれば挑戦できる環境。
だからこそ、自分のこだわりを持ち続ける。

現在は、入社理由のひとつでもあった念願の商品開発にも携わっています。直近では、毎年開催しているLOHACO展に向けて、サプライヤー様とともにティッシュペーパーを開発しました。この時も「住宅あたりのティッシュの平均開封箱数」「用途ごとの平均使用枚数」などのデータに忠実に、同時に「ティッシュ取ってと言われることってすごく多いよね」というようなリアルな声も照らし合わせ、サイズや枚数、デザインを決めていきました。実際に購入してくださった方のレビューを見ると、「パーティションに沿って置くことができる」「洗面所の鏡開きに置けてうれしい」などの投稿もあり、こういった声を直接聞けるのはECならではの面白さだと感じています。

アスクルは、女性にとっても非常に働きやすい環境です。産休後の復職率も高く、多くの部署がフレックス制なので子育て中も安心して働くことができます。私もオフの日はほぼ毎週釣りに行っていて、糸を垂らしながらボーッと海を眺めて頭と心をリフレッシュしています。

これから社会人になる学生の皆さんに伝えたいことは、ひとつでもこだわりや熱い想いをもってほしいということ。アスクルは「やりたい」と声を上げる人にどんどん挑戦させるので、「自分は何をしたいか」が明確にある人にとっては非常にいい環境だと思います。

※この記事は取材当時のものです。