社長メッセージ

みなさま、こんにちは。
代表取締役社長CEOの吉岡晃です。

アスクルはおかげさまで、2023年3月に創業30年を迎えました。創業当時はオフィス用品を「明日お届けする」ことをお約束し開始した通販事業でしたが、今ではオフィス用品のみならず、あらゆる仕事場とくらしの必需品やサービスをお届けするまでに成長しました。これもひとえに皆様のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

昨今、社会・経済情勢は予想が困難で憂慮すべきことが多い中、気候変動リスクに対する脱炭素社会に向けた対応も喫緊の課題となり、事業推進と合わせて地球環境への貢献も求められています。こうした中にあっても、当社は社会価値と経済価値のトレードオンを実現しながら企業価値を向上させていくことができるよう、2025年５月期を最終年度とする中期経営計画を着実に実行しています。

2023年5月期、業績目標面では二大目標としていたBtoB事業の「売上成長カーブを変える年」、BtoC事業の「LOHACO通期黒字化」を実現し、売上高・利益ともに過去最高を更新しました。

一方で、ESG目標面では環境課題の解決を事業と一体化して推進する取り組みに大きな前進がありました。資源循環の取り組みとして、独自に使用済みクリアホルダー回収リサイクルスキームを生み出し、広く国内の事業所より使用済みクリアホルダーの提供を受け、分別・再資源化して新プライベートブランドシリーズ「Matakul（マタクル）」として製品化しました。また、独自の商品環境基準を策定し、商品ごとの環境配慮レベルをスコア化し公表を開始、メーカー・サプライヤーとの共創で環境配慮型の商品開発を促進しています。

当社はこうした働きかけを通じ、環境保全や社会貢献を考えた「エシカルｅコマース」としてさらなる進化を続けながら、すべての仕事場とくらしを支えるインフラ企業として「オフィス通販からのトランスフォーメーション」を成し遂げ、中期経営計画の達成に向けて邁進しています。

中期経営計画3年目となる2024年5月期は、売上成長のみならず、利益成長もスタートさせて企業価値の向上を図るとともに、お客様と社会、そして地球の課題を解決する企業としてより一層努力してまいります。

どうぞ、引き続き変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年11月
代表取締役社長CEO　吉岡　晃