社長メッセージ

みなさま、こんにちは。
代表取締役社長CEOの吉岡 晃です。

当社を取りまく事業環境は、AI/テクノロジーの進化や気候変動などを筆頭に、予測不能なスピードで変化し続けております。しかしそのような時こそ、長期的な視点でなりたい姿を定めることが大切であると考え「2050ビジョン」を策定しました。そして、2050ビジョンからのバックキャストで、「2035マイルストーン」、「新中期経営計画」を策定いたしました。

2050ビジョンは「誰もがうれしい自分を次々と実現できる社会をつくる。」です。創業から間接材購買で企業をサポートしてきたアスクルが、その領域を社会全体に広げ、働くひとの自己実現をサポートし、幸せなひとを増やしていきたい、そういう思いを言葉にしたものです。そして、2035年までのマイルストーンとして「Beyond Retail~小売を超えて、働くを革新する~」も掲げました。小売業を超えた間接業務のソリューション事業展開を視野に入れ、2035年には既存事業と同レベルになる規模を目指して新規事業を展開、拡大してまいります。

BtoB事業の成長戦略としては、これからさらに伸長が見込まれる「対人サービス業種」のお客様を注力業種に、また「仕事場の日用品」を注力商材に定め、従来のオフィス用品にとどまらない新たな需要の開拓に取り組んでまいります。創業以来磨き上げてきた物流基盤においては、2025年6月に関東最大の基幹センター「ASKUL関東DC」が稼働を開始し、関東圏の物流センター再編という重要な転換点を迎えました。これにより、全国規模での物流ネットワークの最適化が進み、より高品質かつ高効率なサービス提供が可能となります。

当社が掲げる「エシカルeコマース」の実現に向けて、具体的な取り組みも加速しております。資源循環プラットフォームも順調に拡大、また長崎県対馬市の海洋プラスチックを活用した商品も生まれ、アスクルの強みであるステークホルダーとの共創を通じた、社会価値と経済価値の両立が実現しつつあります。

私たちはこれからも、お客様・社会・地球の課題解決に真摯に向き合い、事業を通じて持続可能な未来の実現に貢献してまいります。
今後とも、変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2025年8月
代表取締役社長CEO 吉岡 晃

略歴

1992年 ㈱西洋環境開発入社

2001年 アスクル㈱入社

2006年 メディカル&ケア統括部長

2011年 メディカル&ケア担当執行役員

2012年 執行役員BtoCカンパニーCOO、同年取締役BtoCカンパニーCOO

2017年 ㈱チャーム代表取締役会長

2019年 代表取締役社長CEO 就任(現任)

2023年 フィード株式会社取締役 就任