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更新日:2025年9月30日

憧れのカフェを開業するために……その手続きと必要資金、用意すべき備品などを解説

二人のカフェ店員の画像
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いつかは独立してカフェを開業したいと考えている人も多いでしょう。本記事では、カフェを開業する際に必要な「手続き」「必要資金」「機器・備品」などについて解説します。

この記事を読み、カフェ開業という夢を実現してください。

カフェを開業する際に用意すべき機器・備品

コーヒーメーカーの画像

カフェを開業する際には、内装デザインを決めたりメニュー内容を考えたりするだけでなく、日々の営業に必要な機器や備品を揃えておかなければなりません。

ここでは実際の店舗運営を想定しながら、ジャンル別に必要な備品をご紹介します。

コーヒーメーカー

フィルターを使い、手で直接お湯を注ぐ「ハンドドリップ」でもコーヒーを淹れることは可能ですが、安定した品質と効率を両立させるために、コーヒーメーカーは欠かせないアイテムの一つです。

特に全自動コーヒーメーカーは豆挽きから抽出までを一貫して行い、短時間で均一な味わいを提供できます。種類や機能によって価格が異なるため、まず予算を明確にし、その範囲内で適切なマシンを選ぶようにしましょう。

全自動コーヒーメーカーを探す

<参考>
全自動コーヒーメーカーとは?メリットやデメリット・選び方を紹介

食器・グラスなど

食器・グラス類は、カフェの雰囲気やブランドイメージを左右するアイテムです。価格帯が幅広いため、将来の買い足しや耐久性を考え、コストとデザインのバランスを意識して選びましょう。具体的には、以下のようなアイテムを常備しておく必要があります。

これらの備品を使用頻度や座席数に見合った数量分用意し、いつでもスムーズに提供できる体制が整えば安心です。

食器・卓上用品/厨房用品を探す

ドリンクメニュー関連商品

カフェ開業に際しては、コーヒーや紅茶の味を引き立てるための砂糖やミルク(コーヒーフレッシュ)、ガムシロップなどの飲料関連商品の準備も欠かせません。お客様によって味の好みが異なるため、揃えておくことで満足度が高まるでしょう。

アルコール(除菌)シートなどの清掃・衛生関連用品

衛生管理は、飲食店経営における基本です。そのため、以下のようなアイテムを揃えておく必要があるでしょう。

テーブルやカウンターの除菌にはアルコール消毒液や次亜塩素酸水などの除菌剤、汚れの拭き上げには、ペーパータオルやクロス、スポンジが欠かせません。使用頻度の高いこれらのアイテムは、余分に備えておくと心強いでしょう。

フロア全体の清掃にはモップや掃除機を、換気扇や排水口などの細部には小型ブラシを活用しましょう。さらに、清掃後のゴミは専用ゴミ袋で管理し、分別も徹底することが大切です。

テーブル・椅子など

来店客がくつろげる空間にするためには、テーブルや椅子、ソファ選びが非常に重要です。例えばソファ席を設けると、長時間利用するお客様にも支持されるでしょう。

店の雰囲気やコンセプトに合わせて素材やデザインを選ぶほか、耐久性やメンテナンス性も考慮します。また、2人用のテーブル席を中心に配置すれば、お一人様から団体客まで柔軟に対応でき、空間を無駄なく使いながら安定した売上効率の維持が可能です。

家具などのインテリア

店内に本棚やブラックボードを設置することで、空間に個性と温かみを添えられます。

本棚には本や雑誌だけでなく、小物をランダムに飾ることで圧迫感を抑えられるでしょう。ブラックボードは、日替わりや限定メニューの告知に利用でき、店先に置けば集客効果も期待できます。

また、営業許可の基準を満たすため、埃を避けられる戸付きの食器棚も設置しましょう。

調理器具など

カフェの運営においては調理器具も必需品です。具体的には、以下のようなアイテムが挙げられます。

まず、提供するメニューに合わせて必要な道具をリスト化します。焼き菓子を作る場合は、上記のほかにオーブンやミキサー、計量スプーンなども必要です。

先にリストアップしておくことで、必要なアイテムのみを購入できます。またアイテムを選ぶ際は、耐久性の高さを重視すると、長期的なコスト削減につながります。

調理器具/調理機器/食品運搬を探す

食器・卓上用品/厨房用品を探す

お客様用Wi-Fi

お客様用Wi-Fiの設置も検討しなくてはなりません。Wi-Fiの有無は、お店選びに大きく影響する要素であり、テレワーク利用者の利便性の向上や、Wi-Fi利用を目的の一つとして来店するリピーターの獲得に効果的です。

法人向けで同時接続人数が多く「Wi-Fi 6」以上の規格であれば、快適な通信環境を提供できます。

無線LANルーターを探す

未経験でカフェを開業するためのステップ

カフェの店内の画像

未経験からカフェを開業する際は、以下のようなステップで進めましょう。

  1. カフェ開業のスキルや知識を身に付ける
  2. 事業計画を立てる
  3. 資金を準備する
  4. カフェの立地を選ぶ
  5. 機器・備品を用意する
  6. 各種届出を行う
  7. メニューを検討する

それぞれの内容を解説します。

1.カフェ開業のスキルや知識を身につける

未経験からのカフェ開業では、事前に、運営に必要な一定の知識とスキルを習得しておかなければなりません。

カフェ開業向けのスクールや講座、セミナーで学んだり、実際にカフェで働いて接客や調理、店舗運営を体験したりしておくとよいでしょう。

2.事業計画を立てる

カフェ開業にあたって、経営の方向性や収益計画を具体化するために事業計画を立て、その内容を事業計画書にまとめます。立地やメニュー、設備、仕入方法、想定客数、備品や内装費などを踏まえ、実現可能な規模で設計することが重要です。

事業計画書は資金調達時に必要であるだけでなく、売上や利益の見通しを明確にすることで価格設定や運営方針も定まり、開業後の経営を安定させる基盤となります。

3.資金を準備する

コンセプトと事業計画が固まったら、自己資金や融資などで開業資金を確保しましょう。初期費用だけでなく、家賃や光熱費、人件費など半年分の運転資金も見込んで準備することが重要です。

自己資金のみで賄うことが困難なときは、日本政策金融公庫の支援資金をはじめとする融資を活用しましょう。

参照:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金

参照:日本政策金融公庫「創業融資のご案内

4.カフェの立地を選ぶ

カフェの立地選びは、集客や売上に直結する重要な工程です。交通の便や周辺環境、競合店の有無を調べ、コンセプトに合った場所を選びましょう。

家賃は売上の10%を目安に、席数は「坪数×1.5」で計算すると計画しやすくなります。ターゲット層や利用目的を明確にし、人口や交通量、世帯構成などの条件も踏まえて検討することで、安定的な集客と収益につながる立地を見極められます。

5.機器・備品を用意する

カフェ開業にあたっては、コーヒーメーカーやテーブル・椅子、調理器具などの機器・備品を用意する必要があります。

提供するメニューや店舗の規模に応じてリスト化し、漏れや抜けがないように準備しましょう。これらの備品を整えることで、スムーズなオープンと安定した運営が実現します。

6.各種届出を行う

カフェ開業前には、保健所への営業許可申請や「食品衛生責任者」の資格取得が必須です。店舗図面を持参し着工前に相談の上、工事完了予定の10日前までに必要書類を提出し、検査を経て許可を得ます。30人以上収容できる店舗は、防火管理者の資格も必要です。

さらに、個人事業主は税務署へ開業届を提出し、従業員を雇う場合は労災保険・雇用保険の手続きも忘れずに行いましょう。

参照:一般社団法人東京都食品衛生協会「食品衛生責任者について

参照:東京消防庁「防火管理者が必要な防火対象物と資格

参照:東京消防庁「防火・防災管理講習

参照:国税庁「A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続

参照:e-Gov法令検索「所得税法(昭和四十年法律第三十三号)|第二百二十九条

7.メニューを検討する

カフェ開業にあたり、メニューの検討も欠かせない工程です。コンセプトに沿って、他店にはない独自性やストーリー性を持たせましょう。例えば、地元食材を活かしたメニュー、独自ブレンドのコーヒーなどは差別化の決め手になるでしょう。

なお、メニューの方向性については、調理器具などの備品の購入前に決めると無駄な出費を防げます。

<参考>
コーヒーの種類を徹底解説!焙煎・挽き方の種類まで紹介

カフェ開業に必要な手続き・準備

書類に記入する人の画像

カフェ開業には、法的な届出や資格取得、店舗運営に向けた各種準備が欠かせません。事前に全体の流れを把握しておくことで、余裕を持って計画を進められるでしょう。

ここからは、カフェ開業に必要な手続き・準備について解説します。

主な手続き一覧

カフェ開業に必要な主な手続きの方法は、以下の通りです。

手続きの種類方法
飲食店営業許可店舗図面と必要書類を保健所へ提出し、
現地検査後に許可を取得
食品衛生責任者の設置指定講習を受講し資格取得
(調理師などは免除)
開業届の提出開業後1カ月以内に税務署へ届出
防火管理者の選任・届出
(必要な場合)
収容人数30人以上の場合、講習を受講し選任し、管轄の消防署に届出
労働保険・社会保険の手続き従業員雇用時に労基署・年金事務所等で申請
屋号(店舗名)の登録(任意)商標登録を保護する場合は特許庁に申請
菓子製造業許可申請保健所に申請
深夜酒類提供飲食店営業開始届出警察署へ届出(午後10時以降酒類提供時)
コーヒー豆の製造・加工業の届出所轄の保健所へ届出

なお、手続きの順番や詳細は、開業地の自治体によって異なる場合があるため、事前に保健所・商工会などに相談することをおすすめします。

参照:東京保健医療局「営業許可・届出の概要

参照:厚生労働省「食品衛生責任者について(現行の取扱い)

参照:国税庁「A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続

参照:東京消防庁「防火・防災管理者選任(解任)届出書 / 消防計画作成(変更)届出書

参照:都道府県労働局「労働保険・社会保険(厚生年金・健康保険)への加入手続きはお済みですか?

参照:特許庁「初めてだったらここを読む~商標出願のいろは~

参照:警視庁「深夜における酒類提供飲食店営業(様式一覧)

参照:厚生労働省「密封包装食品製造業の対象食品が令和3年11月18日に変わりました

その他の手続き

店舗運営に向けては、以下のような手続きも必要です。

手続きの種類方法
店舗の賃貸契約物件を借りる場合、不動産会社と契約
内装工事カフェのコンセプトや保健所基準に沿って、内装業者に依頼
厨房設備の購入必要な厨房機器を選定し、予算や配置計画に合わせて購入・設置
メニューの開発コンセプトやターゲット層に合った料理・ドリンクを試作し開発
集客SNSや広告、イベントなどで店舗の存在を知らせて来店を促す
人材採用求人広告や紹介でスタッフを募集・面接・採用する

上記の項目を押さえて準備を進めれば、スムーズにオープンを迎えられます。各工程を計画的に進め、理想のカフェづくりを実現しましょう。

カフェを開業するための費用はどれくらい?

OPENの画像

ここでは、開業に必要な費用や、自己資金だけでは足りない場合の資金調達の方法について説明していきます。費用感をつかみにくい場合でも、判断の手がかりとなるでしょう。

開業資金の相場は600万~900万円

カフェ開業に必要とされる資金は、600万〜900万円程度が一般的とされています。ただし、実際の金額は店舗の広さや立地条件、提供する業態によって大きく変動します。事前に具体的なカフェのイメージを固め、何が必要かをまとめておくとよいでしょう。

補助金・助成金を使うのも手

カフェ開業の資金調達の方法として、国や地方自治体による補助金・助成金を利用することも選択肢の一つです。補助金・助成金には、以下のようなものがあります。
※補助金・助成金には審査や条件があり、必ずしも受けられるとは限りません。詳細は各制度の公式サイトをご確認ください。

補助金・助成金内容
小規模事業者持続化補助金
(一般型)
販路拡大や業務効率化の取り組みを支援
IT導入補助金会計ソフトなどITツールの導入費用の一部を補助
日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金」設備資金と運転資金を合わせ最大7,200万円まで融資

参照:全国商工会連合会「小規模事業者持続化補助金

参照:独立行政法人 中小企業基盤整備機構「IT導入補助金2025

参照:日本政策金融公庫「新規開業・スタートアップ支援資金s

カフェ開業のよくある失敗に関する質問

紙ナプキンの画像

カフェ開業のよくある失敗に関する質問は、以下の通りです。事前に知っておくと、これらの失敗を回避できる可能性が高まるでしょう。

Q1:カフェ開業でよくある失敗は何ですか?

A:開業・運転資金の不足、集客に影響する立地ミス、味や品質が不安定なことなどが挙げられます。

Q2:資金不足にならないための対策はある?

A:初期投資と運転資金を分けて計画し、予備資金も含めたゆとりある資金繰りを心がけましょう。

Q3:競合店に客を奪われないための対策はある?

A:独自の強みや魅力を打ち出し、価値提供を行う差別化戦略を取り入れることが重要です。

Q4:備品を一通り揃えたのに、足りないものが次々と出てくるのは?

A:備品リストを作成していないと起こり得る状況です。事前の洗い出しが効果的です。

まとめ

カフェ開業には、機器・備品の準備や事業計画の立案、立地の選定、資金の確保などのさまざまな準備を進める必要があります。

特にコーヒーメーカーや食器、衛生用品などの必需品は、リスト化して漏れや抜けを防ぐことが重要です。ネット通販でまとめて購入すれば効率良く準備を進められるため、スムーズに開店が迎えられるでしょう。

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