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更新日:2025年1月30日

包帯の巻き方|手・足首など部位別のポイントと3つの基本パターン

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怪我をしたとき、患部の保護や固定のために巻くものといえば包帯です。この包帯はただ何となく巻けばよいわけではありません。部位によって正しい巻き方があります。そこでこの記事では、包帯の巻き方や、包帯を巻く際に気を付けるべきポイントについて詳しく解説します。

包帯の役割と重要性

包帯の歴史は遥か古代エジプトにまで遡ります。当時から包帯は外科手術に使用されていました。日本で本格的な生産が始まったのは15世紀からです。また、「包帯」という言葉が使われるようになったのは明治時代からだといわれています。

日常生活や応急措置において、包帯は非常に重要な役割を果たします。例えば、まず挙げられるのは怪我の際の応急処置です。出血の際には、包帯を用いて傷口を圧迫することで止血できます。骨折や捻挫の際には、包帯を使用して患部を固定することができます。

骨折した部位の両側の関節を包帯で固定するときには、添え木を併用すると効果的です。さらに、軽度のやけどの場合には、冷却後に清潔な包帯で覆うことで、外部からの刺激や感染から患部を保護します。

その他にも、以下のような場面で包帯が活用されています。

  • スポーツ時:関節部のサポートや既存の軽微な怪我の保護
  • 手術後のケア:手術後の傷口の保護や腫れの軽減
  • 慢性的な腫れの管理:静脈瘤などによる足の腫れの軽減

このようにとても便利な道具である包帯ですが、誤った使用をすると血流阻害などのリスクがあります。そのため、使用する際には適切な知識と技術が必要です。そこで、まずは包帯にどのような役割があるのかを理解しておきましょう。主な役割としては、以下の通りです。

  • 傷口の保護:外部の衝撃や汚れから傷口を守る
  • 固定:骨折や関節の脱臼の際、包帯で患部が動かないように固定する
  • 圧迫:出血を止めたり、腫れを軽減したりするために、患部に圧力をかける

包帯の誤った使用をしてしまった場合、以下のようなリスクが考えられます。

  • 血流阻害:きつく巻き過ぎると、血流が阻害され、指先の色が変わったり、脈拍が測れなくなったりする
  • 固定不足:緩過ぎる巻き方では怪我の部位を適切に固定できず、治癒を遅らせる可能性がある
  • ずれや緩み:不適切な巻き方をすると、包帯がずれたり緩んだりして、効果が低下する恐れがある
  • 皮膚トラブル:使用する際には通気性を考慮することが大切で、巻き方が悪いと蒸れによる不快感や皮膚トラブルを引き起こす可能性がある

包帯には以下のような種類があります。シチュエーションに応じて上手に使い分けましょう。

  • 巻軸包帯: 患部の固定に用いる伸縮性の少ない包帯
  • 伸縮包帯: 患部周辺の保護に使用される伸縮性のある包帯
  • 弾力包帯: 外傷時の固定に用いる伸縮性の包帯
  • 弾性包帯: 患部の圧迫固定に使用されるゴムや類似素材の包帯
  • 粘着包帯: 自着性があり、簡単に固定できるタイプの包帯
  • 管状包帯: 患部をすっぽり覆えるネット状やチューブ状の包帯

正しく包帯を使用するには、まず怪我の種類や部位に適した包帯を選び、それから適切な圧力で巻くことが重要です。また、定期的に包帯の状態をチェックし、必要に応じて巻き直しましょう。

包帯の基本的な巻き方

包帯はただぐるぐる巻けばよいわけではありません。症状や部位に応じた巻き方を心がけましょう。

環行帯

環行帯(かんこうたい)は最も基本的な巻き方で、後述する他の巻き方と組みあわせて使用されることが多い方法です。包帯を軸に対して真横にぐるぐると、同じ場所へ重ねて巻きます。巻きはじめと巻き終わりを安定させ、包帯全体のずれを防ぐのが目的です。そのため、体のさまざまな部位に対して行います。

【手順】

  1. まず包帯の端を押さえながら斜めに巻きはじめましょう。
  2. 次に、三角に飛び出ている端を折り返します。
  3. その上からまた螺旋状に巻いていきましょう。最後はテープで止めます。

注意点としては、適度な圧力で巻くことが挙げられます。きつ過ぎると患部の血流を阻害する恐れがあるためです。均一に巻き、圧力が一定になるよう心がけましょう。

螺旋帯

螺旋帯(らせんたい)は包帯の基本的な巻き方のひとつで、主にガーゼの保護や副木(添え木)の固定などのために行います。前腕や下腿など、比較的太さの変化が少ない円筒形の部位に適した巻き方です。

【手順】

  1. 環行帯で巻きはじめます。
  2. 次に包帯を1/2~2/3程度でずらして重ね、螺旋状に巻いていきます。
  3. 最後は再び環行帯に戻り、テープで止めましょう。

注意点は、包帯がずれやすいことが挙げられます。そのため、骨折時の固定などにはあまり使用されません。また、患部を圧迫しないよう、包帯のロールを転がすように巻きましょう。

麦穂帯

麦穂帯(ばくすいたい)は、8の字を交差させるように巻く方法です。8字帯(はちじたい)ともいいます。手足の関節、股関節、肩といった屈曲する部位に適した巻き方です。各関節の良肢位を保ったまま固定できるため、きれいに覆うことができます。なお、良肢位とは、日常生活での動作に及ぼす影響を最小限にするような関節の固定角度をいいます。

【手順】

  1. まず環行帯でひと巻きし、斜め上に向けて巻いていきます。
  2. 次に、環行帯と水平になるように後ろ側を通し、斜め下に向けて巻きましょう。
  3. このように8の字を交差させる要領で巻いていき、最後は再び環行帯で巻き終えます。

注意点として挙げられるのは、関節の動きを考慮することです。また、他の巻き方と同じように、圧迫し過ぎないよう適度な強さで巻きましょう。巻きはじめと巻き終わりに環行帯を用いると、包帯全体の安定性を高められます。初心者は、動画などを参考にして練習すると理解しやすくなります。

部位別の包帯の巻き方

包帯の巻き方は部位によっても異なります。それぞれの場所に適した巻き方を心がけましょう。

頭への巻き方

頭部に包帯をする主な目的は、傷口の保護や止血、怪我や処置部位の固定、貼付した薬やドレッシング材の支持などです。

前頭部に包帯をする場合の手順は、以下の通りです。

  1. まず八つ折りのたたみ三角巾を準備しましょう。眉の上に、八つ折りにしたたたみ三角巾の下の部分がかかるように当てます。
  2. 損傷部を適度に圧迫しながらたたみ三角巾の両端を後ろにまわし、頭の後ろで交差させます。
  3. 交差させた両端をさらに前方にまわしたら、傷口を避けたところで結びましょう。

頭頂部の場合も前頭部の場合と同様にします。

  1. 八つ折りのたたみ三角巾を用意します。右手は中央部を、左手は10~15cm程度の幅を保ちます。
  2. そのまま頭頂部の傷口に当てたら、三角巾の両端をほほの少し上あたりで交差させましょう。
  3. そうして三角巾の一端は額から反対の側頭部へ、もう一端は後頭部から反対の側頭部へとまわします。最後に両端を結びましょう。

頭部に包帯をする場合には、長髪の人はあらかじめ髪をまとめておく、耳を圧迫し過ぎないといったことも大切です。

手首・足首への巻き方

手首や足首に包帯を巻く場合は、まず固定しやすい場所から環行帯で巻きはじめます。次に、包帯の端を斜めに交差させ、ずらしていきましょう。包帯を1周させたら、ずらしておいた端を内側に折り込みます。こうしておくとずれるのを防げます。

手首や足首には麦穂帯(8字帯)が効果的です。足首の場合、以下の手順で巻いていきます。

  1. まず甲を巻いて固定します。
  2. 次に足首の患部を巻き、再び甲に戻ってひと巻きします。
  3. 足首と甲を8の字の形になるように交互に巻いていきましょう。このとき、足首を直角にするとしっかり固定できます。

注意するべきポイントは、強く締め過ぎないことです。包帯を巻く際に指が1〜2本入る程度の緩さを保ちましょう。また、定期的に包帯の状態と患部をチェックし、必要に応じて巻き直すことが大事です。

指・趾への巻き方

指や趾(あしゆび)に包帯を巻く目的は、傷口の保護や止血、むくみの軽減、部位の固定や塗り薬の保持などです。

これらの部位で多く行われている巻き方は反復帯です。反復帯は、主に手や足の指などの末端部位に巻く包帯の巻き方です。指を怪我した際に使用され、傷口を保護しつつ、必要な圧迫を加えることで出血を抑えたり、治癒を促進したりする役割があります。

手順としては、次の通りです。

  1. まず保護したい部分に包帯を重ねていきます。
  2. 適度に包帯で覆ったら、さらに包帯で巻いていきながら手や足の甲も包帯で巻いて固定しましょう。
  3. 最後にテープなどで固定します。

環行帯を用いた巻き方もおすすめです。その場合は次の手順となります。

  1. 指の根元から巻きはじめ、包帯を1周させたら端を内側に折り込みましょう。
  2. 指先に向かって螺旋状に巻いていき、指先まで巻いたら、今度は根元に向かって戻るように巻きます。
  3. 最後に、手や足の甲の部分にて固定しましょう。

注意点としては、包帯を引っ張り過ぎないこと、血流が滞るほどきつく巻かないことが挙げられます。また、関節部分は少し緩めに巻き、動きを妨げないようにしましょう。包帯が汚れたときや入浴後には新しいものに交換し、患部の清潔を保つことも忘れてはなりません。

包帯を巻く際の注意点とコツ

正しく包帯を巻くためには、あらかじめ頭に入れておくべきポイントがいくつかあります。

正しい圧力のかけ方

適切な圧力で包帯を巻くことは非常に重要です。きつく巻き過ぎると血管や神経を圧迫してしまう恐れがあるからです。そうして血流が阻害されると、さらなる損傷や合併症を引き起こす危険性もあります。

目安としては、包帯を巻いた後、指が1〜2本入る程度の緩さを保ちましょう。また、患部の色や温度を定期的にチェックし、血流が正常に保たれているか確認することも大切です。特に関節部分は動きを妨げないよう、やや緩めに巻きましょう。

実践的なアドバイスとしては、まず、包帯を巻く際には均一な圧力を保つよう心がけることが挙げられます。また、巻き終わった後は患部を動かしてもらって違和感がないか確認しましょう。

圧力チェックの基準としては、緩さ、色、温度、痺れや痛みの四点が挙げられます。

  • 緩さ:包帯を巻いた後、指が1〜2本入る程度の緩さが適切です。
  • 色:包帯を巻いた部位の末梢(指先など)の色が変わっていないか確認しましょう。
  • 温度:末梢の温度が正常かどうか、触って確認します。
  • 痺れや痛み:包帯を巻いた後、異常な痺れや痛みがある場合には巻き直しましょう。

包帯のずれ防止と固定方法

包帯がずれる主な原因は、巻き方が緩過ぎたり均一に巻けていなかったりすることです。そこで、包帯のずれを防止するためのテクニックとしては、まず斜めに巻くことが挙げられます。包帯を1/3~1/2程度重ねながら斜めに巻きましょう。これによって体にフィットし、ずれにくくなります。

また、8の字巻きもおすすめです。斜め上の次は斜め下と、交互に8の字に見える巻き方をしましょう。そうすると包帯が体にしっかりフィットし、取れにくくなります。

関節部に包帯を巻く場合は関節から巻きはじめ、関節の上下を交互に巻いていきましょう。これにより、関節の動きに対応しつつ、ずれにくくなります。

テープや安全ピンを使って包帯を固定するのもおすすめです。包帯の巻き終わりを環行帯で終え、包帯の端を軽く内側に折り返しましょう。そうして折り返した部分をテープや安全ピンで固定します。

包帯交換の頻度と方法

包帯の交換タイミングは、傷の種類や治療の状況によって異なります。一般的なガイドラインとしての包帯交換のタイミングは、毎日1回です。しかし、傷の状態や感染の兆候(赤みや膿など)が見られる場合には、それよりも早めに交換する必要があります。

また、夏場などで包帯が汚れたり湿ったりした場合は、すぐに交換しましょう。感染リスクを避けるためには、清潔な状態を保つことが重要です。

その他、具体的な交換頻度は患部の状態によって異なります。そのため、医師から具体的な指示を受けることが大切です。

包帯交換時には、以下の3点に注意しましょう。

  • 清潔さの維持:包帯交換時には手を洗い、清潔な環境で行うことが重要
  • 傷の観察:交換時には傷の状態(赤みや腫れ)を確認し、異常があればすぐに医師に相談すること
  • 適切な固定:包帯は適切に巻き直し、かつ過度な圧迫は避ける

包帯のおすすめ商品紹介

ガーゼや脱脂綿といった衛生材料の製造・販売で知られるオオサキメディカルは、創業80年以上の老舗医療用品メーカーです。さまざまなサイズの伸縮包帯の製造販売を行っています。

7.5cm×9mの包帯が10巻入ったこの商品(伸縮包帯 1箱(10巻入)オオサキメディカル オリジナル)は、その柔らかさとコストパフォーマンスの高さが魅力です。ラテックスフリーのため、天然ゴムだとアレルギー症状が出てしまう方も安心です。

まとめ

包帯は止血や患部の固定、保護などの目的で使用します。基本的な巻き方として環行帯や螺旋帯、麦穂帯などがあり、部位にあわせて活用することで正しく包帯を巻けます。包帯を巻く際は圧迫のし過ぎやずれを避け、患部を清潔に保つようにしましょう。

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