更新日:2025年1月30日
中性の洗濯洗剤のおすすめ品紹介!特徴や種類・注意点も解説
洗濯用の中性洗剤を選ぶ際は、成分の特徴や洗浄力だけでなく、環境への配慮やコストパフォーマンスなども意識したいところです。本記事では、洗剤選びに悩んでいる方へ向けて、中性洗剤の特徴と使用上の注意点、液体・粉末・ボールタイプの違いを詳しく解説します。
中性の洗濯洗剤の特徴
洗濯洗剤にはさまざまなタイプがあり、pH値によって「アルカリ性」「酸性」「中性」に分類されます。アルカリ性になるほど汚れを落とす効果は高くなりますが、販売されている洗濯洗剤の多くは、中性か弱アルカリ性の商品です。
アルカリ性タイプの洗濯洗剤は、酸性の汚れを除去する効果があるため、衣服に付着した汗や皮脂、油汚れを落としたいときに最適です。ただし、洗浄力が高いため、素材によってはダメージにつながったり色落ちしたりする恐れがあります。一方、酸性タイプの洗濯洗剤は、アルカリ性とされるタバコや魚のにおいなどを中和する効果があります。
酸性とアルカリ性の中間に位置する中性洗剤は、洗浄力が穏やかです。幅広い汚れに対応でき、肌や生地に与える刺激も少ないのが特徴です。シルクやウールなど、デリケートな素材を洗濯する際は、中性洗剤がおすすめです。
中性の洗濯洗剤の主な種類
中性洗剤はアレルギーを引き起こしにくいため、敏感肌の方でも安心して使用できます。液体タイプは低温の水にも溶けやすく、粉末タイプは泥や油汚れ、皮脂の黄ばみなどを効果的に除去できます。最近では、手軽に使えるボールタイプの洗剤も人気です。
液体タイプ
中性洗剤の中で、最もラインナップの多い製品が液体洗剤です。水に溶けやすいため、水温の低い冬場でも溶け残る心配がありません。繊維に浸透しやすいため、皮脂汚れや汗染み、食べ物・飲み物の汚れ、また、軽度であれば調理中に付着した油汚れや泥汚れなども除去できます。
衣類に成分が残りにくいため、すすぎ1回タイプの商品が多く、洗濯にかかる時間の短縮や水道代の節約にも効果的です。柔軟剤入りや部屋干し用など、商品のバリエーションも豊富です。
一般的に販売されている液体洗剤のほとんどが中性であり、弱アルカリ性の洗剤に比べると洗浄力は落ちるものの、生地を傷めずやさしく洗い上げるため、色物やデリケート素材の衣類にも安心して使用できます。
粉末タイプ
粉末タイプの洗濯洗剤は洗浄力に優れているため、ユニフォームに付着した泥や土の汚れ、作業着の頑固な油染み、枕カバーやシーツに残りやすい皮脂が原因の黄ばみ・においなども効果的に除去します。皮脂汚れやタンパク質汚れを落とす効果が高いため、汗をかきやすい夏場の洗濯に最適です。
酵素や漂白剤を配合した商品も多く、洗濯槽のカビ予防にも効果的です。「無添加(※)」「無香料」「せっけん成分」など豊富な種類があります。また、敏感肌の方が使用できる商品もあります。粉末洗剤はコストパフォーマンスに優れているため、小まめに洗濯をしたり、1回に大量の洗濯物を扱ったりする現場で重宝されています。
ただし、粉末洗剤は冷たい水に溶けにくいため注意が必要です。冬場にはお湯を使用するなど、洗剤を溶かす工夫をしましょう。最近では、溶け残りに配慮した改良タイプの商品も多く販売されています。蛍光増白剤が入ったものも多く、白い生地をより美しく見せたい衣類の洗濯におすすめです。
(※)無添加とは一般的に蛍光剤・漂白剤・着色料不使用のものを指します。
ボールタイプ
近年、その手軽さから人気を集めているのがボールタイプの中性洗剤です。軽量不要のボールタイプであれば、洗剤を計る手間が省け、時短につながります。また、詰め替える際に誤ってこぼしたり、ボトルやキャップが汚れたりすることもありません。
「第3の洗剤」とも呼ばれているボールタイプの洗剤は、ドラム式・縦型式どちらの洗濯機でも使用できます。粉末タイプや液体洗剤と比べて洗浄力が高く、ボールの中には中性洗剤と泡立ちをよくする成分も配合されています。
部屋干し臭を抑え、汗臭もしっかり除去できますが、1回に使用する洗剤の量を調節できないため、1人暮らしなど少量の洗濯に使用する際は、割高になるかもしれません。
おすすめの中性洗濯洗剤
洗濯効率を高めるためには、職場特定のニーズに合う洗剤を選ぶことも大切です。スピードアップを求める場合は、頑固な汚れを短時間で落とせる中性洗剤がおすすめです。
【アスクル限定】すすぎ1回 柔軟剤入り濃縮衣料用洗剤
柔軟剤が配合された濃縮タイプの液体洗剤です。4,000gと大容量であり、1回の使用量は30Lに対して10gと少ない使用量で汚れを落とせるため、コストパフォーマンスも抜群です。柔軟剤が配合されているため、ふんわりやわらかく仕上がります。香りは、さわやかなフローラルです。すすぎは1回で十分なため、時間の節約や節水効果も期待できます。
【アスクル限定】スーパーウォッシュプラス
抗菌剤入りの色落ちしにくい業務用中性洗剤「スーパーウォッシュプラス」は酵素の力を利用した強力な洗浄力が特徴です。頑固な汚れを素早く分解させ、皮脂汚れやタンパク質由来の食べこぼし、シミ汚れをすっきりと除去します。4,000gの大容量でコストパフォーマンスにも優れているため、頻繁な洗濯を必要とする現場での使用におすすめです。
使用量の目安は水30Lに対して25g、香りはフレッシュローズです。泡切れがよく、すすぎは1回で済むため繊維にやさしく、時短・節水効果が期待できます。24時間抗菌効果が持続します。
中性の洗濯洗剤を使用する際の注意点
洗濯洗剤の誤った使用法は、健康被害や洗濯機の故障を引き起こしかねません。使用する前に、適切な洗剤の使用量を確認し、洗濯物は詰め込み過ぎないようにしましょう。
使用量を守る
汚れ具合によって、洗剤の使用量を増やしても洗浄力は向上しません。適正の使用量を超えて洗剤を投入した場合、十分にすすぎきれず、衣服に洗剤が残留する可能性も高くなります。その結果、繊維が傷ついてしまったり、肌荒れなどのアレルギー反応を引き起こしたりする恐れもあります。
また、溶け切らなかった洗剤が原因で洗濯槽が汚れ、洗濯物が十分に洗いきれないなどのトラブルも起こりかねません。においや汚れが残留しやすくなるほか、部品の劣化が早まり、洗濯機の故障につながることも考えられます。頑固な汚れを落としたいときは、洗剤の使用量をむやみに増やすのではなく「つけおき」などの事前処理を行ってから洗濯するようにしましょう。
洗濯機に洗濯物を詰め込み過ぎない
洗濯物を詰め込み過ぎて適度なスペースがなくなると、洗濯の効果は大幅に低下します。また、洗剤が全体に行き渡らないことが原因で汚れを落としきれず、洗い直しが必要になる可能性もあります。詰め込み過ぎることで洗濯槽がうまく回らなくなると、部品に過度な負担がかかるため、無理な詰め込み洗いは避けるようにしましょう。
なお、洗濯物を詰める目安は、縦型が洗濯槽の70%~80%程度、ドラム式を使用している場合には、こぶし2つ分ほどのスペースを確保するようにしてください。
まとめ
中性洗剤は衣類をやさしく洗い上げ、素材を守りながら汚れをしっかり落としてくれるアイテムです。液体・粉末・ボールタイプといった種類ごとの特徴を理解し、正しい使い方を意識することで経費削減や洗濯効率の向上につながります。自社のニーズに適した中性洗剤を選ぶようにしましょう。





