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更新日:2024年4月30日

ナイロンチューブとは?主な特長や種類、選び方をわかりやすく解説

丈夫な配管用チューブをお探しなら、ナイロンチューブの使用がおすすめです。ナイロンチューブは耐圧性や耐熱性に優れているため、過酷な環境下でも安心して使えます。

この記事ではナイロンチューブの特長や種類、選び方をわかりやすく解説します。

ナイロンチューブの特長

ナイロンチューブとは、ナイロン樹脂で作られたチューブのことです。チューブを通して空気や水、油などを運ぶことができ、さまざまな業種で配管用のチューブとして使われています。

ナイロンチューブは耐圧性の高さが特長で、高圧での使用でも安定して使えます。また、耐摩耗性、耐熱性、耐衝撃性、耐薬品性にも優れているという特長があります。

そのほか、柔軟性が高いところもナイロンチューブの魅力のひとつです。狭い場所や機器の配置が複雑な場所にも、無理なくチューブを通せます。

ナイロンチューブの使用シーンの例

耐圧性や耐熱性、耐衝撃性などさまざまな耐性を備えたナイロンチューブは、あらゆるシーンで使えます。下記はナイロンチューブが使われる使用シーンの一例です。

  • 機械に注油をするためのチューブとして使う
  • 空気圧機器に繋ぐ空圧チューブとして使う
  • 油圧機器に繋ぐ油圧チューブとして使う

ナイロンチューブの主な種類

ナイロンチューブには、主に「軟質ナイロンチューブ」と「硬質ナイロンチューブ」の2種類があります。それぞれ特長が異なるため、チューブを繋ぐ機器や環境に合わせて選びましょう。

以下では、各ナイロンチューブの特長を紹介します。

軟質ナイロンチューブ

軟質ナイロンチューブは柔軟性の高さが特長です。他のナイロンチューブに比べて、特に優れた柔軟性を備えています。

また、耐油性や耐薬品性も高く、さまざまな用途に使うことが可能です。ただし、耐圧性や耐熱性に関しては、硬質ナイロンチューブに比べるとやや低いとされています。

硬質ナイロンチューブ

硬質ナイロンチューブは、可塑剤を配合していないタイプのナイロンチューブです。

可塑剤とは、材料に柔軟性を与えるために使われる物質をさします。前述した軟質ナイロンチューブは柔軟性の高さが特長ですが、これはチューブに可塑剤が配合されているためです。

一方、可塑剤を配合していない硬質ナイロンチューブは、軟質ナイロンチューブに比べると硬めであることが特長です。その分、耐圧性や耐熱性に優れており、高圧・高温の環境下でも安定して使えます。

ナイロンチューブの選び方

数多くのナイロンチューブから適した製品を選ぶためには、使用用途や使い勝手に注目して選ぶことが大切です。ここでは、ナイロンチューブを選ぶポイントを2つ紹介します。

  • ナイロンチューブの使用用途で選ぶ
  • カラーバリエーションを基準に選ぶ

それぞれ詳しく解説します。

ナイロンチューブの使用用途で選ぶ

ナイロンチューブは種類によって特長が異なるため、使用用途に合わせて選びましょう。

例えば、配管のスペースが狭く複雑な動線をとる必要がある場合は、柔軟性に優れた軟質ナイロンチューブが向いています。配管に流す水や油が高温の場合は耐熱性に優れた硬質ナイロンチューブ、薬液を流すなら耐薬品性に特に優れた特殊ナイロン性のチューブを選ぶのがおすすめです。

カラーバリエーションを基準に選ぶ

複数の機器にナイロンチューブを繋ぐ場合は、カラーバリエーションが豊富な製品を選ぶと良いでしょう。

カラーバリエーションが豊富なら用途に応じてカラーをわけられるほか、機器ごとに同じカラーで配管できます。このように、カラーを基準に使いわけることでナイロンチューブの管理がしやすくなります。

まとめ

ナイロン樹脂でできたナイロンチューブは、機器の配管をするために欠かせない製品です。耐圧性や耐摩耗性、耐熱性、耐衝撃性、耐薬品性などあらゆる耐性を備えており、さまざまなシーンで使用できます。

なお、耐性や柔軟性はチューブの種類によって変わってきます。この記事を参考に、作業環境や用途に合わせて適切なナイロンチューブを選びましょう。

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