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更新日:2025年3月27日

OPP袋とは?PP袋・CPP袋との違いや特徴、用途を解説

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書類や試作品を入れるなど、オフィスではさまざまな袋が必要になる場面があります。「DMを送りたいけれど、クラフト紙の封筒では中身を効果的に見せられない」「イベントで配るノベルティを手軽かつおしゃれにラッピングしたい」といったときに便利なのが、OPP袋です。

透明で光沢があることが特長のOPP袋についての基本情報をはじめ、PP袋やCPP袋などの類似素材との違い、選び方のコツ、用途別のサイズや機能の選び方、そしてコストに関するポイントまで詳しく解説します。OPP袋の特徴を理解し、業務で適切に用いるための参考にしてください。

OPP袋の基礎知識

OPP袋はなじみが少ない名前かもしれませんが、実は私たちの身近で、さまざまな場面で活用されているアイテムです。特にビジネスシーンで使用されることが多いため、まずはその基礎知識を紹介します。

「OPP」とは何の略?

OPPとは英語の「Oriented Polypropylene(オリエンテッドポリプロピレン)」を略したもので、日本語で「二軸延伸ポリプロピレン」と呼ばれるフィルム素材を指します。なお、OPP袋の読み方は「オーピーピーぶくろ」です。

「オリエンテッド(Oriented)」とは、「方向づけられた」という意味で、OPPはポリプロピレンを2方向(縦と横)に引っ張って延伸することで製造されています。この工程により、フィルムの分子構造が整い、高い透明度や強度が生まれています。

この素材は、主に透明度の高さとパリッとした質感を活かした包装用途に用いられます。特に、商品の魅力をそのまま見せたい場合に適しており、包装の定番素材として広く利用されています。

ポリプロピレンとは、日本国内で最も多く製造されているプラスチックの一種です。ポリエチレンやポリ塩化ビニルといったプラスチックと並んでよく用いられて知られていますが、ポリプロピレンは特に軽量で丈夫な性質が特長です。

OPP袋の特徴

OPPは私たちの生活の中で幅広く使われています。使用頻度が高い理由は、その見栄えのよさや、高い強度などの特性にあります。

透明度が高い

OPP袋は、ポリプロピレン樹脂を二軸方向に延伸する製造工程によって、非常に高い透明度を実現しています。この特長により、中身を鮮やかに見せることができ、商品の色や形をそのまま伝えたい場合に最適です。

例えば、商品の陳列やPR用のパンフレット入れなど、中身の色や形を強調したい場面で役立ちます。また、DM(ダイレクトメール)を送付する際には、中身が見えることで受け取った人の興味を引きやすく、開封してもらえる可能性が高まります。

さらに、OPP袋は光沢とハリのある質感を持つため、高級感や清潔感を演出できます。ギフト包装にも適しており、カラフルでおしゃれなグッズを入れてリボンを添えるだけで、簡単にプレゼント用の包装が完成します。

強度が高く伸びにくい

OPP袋は、引っ張りに対する強度が高く、袋自体が伸びにくい性質を持っています。さらに、衝撃に対する強度にも優れており、シワができにくいため、美しい包装を維持しやすいという特長があります。

ただし、サイドの接合部分に強い力がかかると破れる可能性があるため、取り扱いには注意が必要です。OPP袋は両端を熱で貼り合わせることで袋状になりますが、この接合部分はほかの部分と比べて強度が弱い場合があります。また、一度破れてしまうと裂け目が広がりやすいというデメリットもあります。そのため、重量のあるものや角が鋭く傷つきやすいものを入れる際には、特に注意してください。

湿気や雨・雪に強い

薄くて軽量でありながら、防湿性や防水性に優れているため、OPP袋は特に湿気や水分を嫌う食品や紙製品の包装に適しています。雨や雪の日でも中身をしっかり保護できるため、DMやパンフレットの発送用としても広く利用されています。また、衣類や小物類などの発送時には、OPP袋に入れてから封筒や段ボールに梱包することで、中の商品を濡らさずに安全に届けることができます。

コストを抑えられる

単層フィルムであるOPP袋は、市場に流通する包装フィルムの中でも比較的安価な製品です。同じサイズの紙封筒と比較してもコストを抑えられるため、業務用の大量購入にも非常に適しています。

例えば、クラフト封筒(テープ付き長形3号)は1枚あたり約8~10円ですが、同じサイズのOPP袋(テープ付き)は1枚あたり約3~4円で購入できます。大量購入すればさらに安くなる可能性があります。

また、袋自体が軽量なため、送料を抑えることも可能です。DMなどを顧客に大量に発送したいとき、とても適した素材だといえます。ただし、郵送する際にOPP袋の透明な面に宛名シールを貼ると、定形外郵便として扱われる場合があるので注意が必要です。片面が白色マット加工されているOPP袋を使うのが便利です。

さらに、社内だけで使用する場合、OPP袋はコストも安価なのに丈夫で再利用しやすく、経費削減に役立ちます。

OPP袋の種類(厚み・サイズ・タイプ)

OPP袋は、厚みやサイズ、加工タイプによってさまざまな種類があり、用途にあわせて選べます。

厚みの単位はミリメートル(mm)やミクロン(μ)で表され、1ミクロンは0.001ミリメートルです。一般的には30~50ミクロンの厚さが選ばれることが多く、厚みによって強度や質感、価格が変わります。サイズはA4やB5などの一般的なものから、小物用や衣類用などの特殊な用途向けのサイズまで幅広く用意されています。

機能も多様です。片面や両面がマット加工されているものもあります。加工された面は中身が見えにくいというメリットがあり、プライバシーを守る用途にも適しています。特に、ホワイト印刷加工が施されているものは、定形郵便を送る際に便利です。

また、フタ部分にテープが付いた開閉式のものは、中身がこぼれる心配がありません。こぼれやすい小物や菓子類を入れるのに便利です。DMなどを郵送する際にも、よく使われています。吊るして使える穴の開いたヘッダー付きや、持ち運びに便利な持ち手部分があるアームタイプもあります。

OPP袋に適した用途は?

OPP袋は、その透明度や光沢度、防湿性の高さから、会議やイベントで配布するパンフレットやチラシ、資料、DMなどを入れるのに最適です。中身が見えるので、配布された人が持ち歩いた場合、すれ違った多くの人にも宣伝ができるという利点もあります。

ほかにも、以下のような用途でよく使われています。

  • 商品をホコリや汚れから保護するため、文具や雑貨、小型家電、食品などを店内で陳列する際の包装
  • プレゼントやノベルティ、ギフトの包装
  • アパレル製品やタオルなど、繊維製品の包装
  • 雑誌やパンフレットなどを郵送する際の包装
  • お菓子、乾燥食品など、軽量な食品の包装
  • リップクリーム、サンプル品など小型の化粧品の包装

OPP袋と類似の包装材との違い

OPP袋と似たような透明の袋でも、OPP袋ではないものもあります。それぞれの特性を知って使い分けてください。

OPP袋とPP袋・CPP袋との違い

OPP袋と似たものにCPP袋があります。CPP(キャストポリプロピレン:Cast Polypropylene)は単にPP袋とも呼ばれ、日本語では無延伸ポリプロピレンといいます。 OPPフィルムのようにポリプロピレンを延ばす加工をしていないため、透明度はありますが光沢やクリアさについてはOPPにおよびません。

しかし、OPP袋に比べてCPP袋は柔軟性が高く、引っ張ると少し伸びるため、引き裂きや内容物の重量に対する強度に優れています。これらの特長は、食品包装や重量物の包装などに適しています。

OPP袋CPP袋(PP袋)
正式名称オリエンテッドポリプロピレン
Oriented Polypropylene
(二軸延伸ポリプロピレン)
キャストポリプロピレン
Cast Polypropylene
(無延伸ポリプロピレン)
透明度透明度が非常に高く、光沢がある。OPPよりはやや低いが透明度はある。
強度シール部分(熱溶断)が若干破れやすく、引き裂きには弱い。ただし、引っ張りに対しては強い。裂けにくく、摩擦に強い。柔らかくて、引っ張ると伸びる。耐水性・耐油性が高い。
質感硬くてパリッとした質感。OPPに比べると柔らかくてなめらか。
おすすめの用途
  • 食品包装:クッキーやキャンディなど、内容物を見せたい食品の包装
  • ギフト包装:カードや写真などのラッピング
  • 文具・雑貨:クリアファイルやステーショナリーの包装、使い捨て箸の袋、DM用袋
  • 食品包装:生鮮食品や弁当の包装、冷凍食品のパッケージ
  • 雑貨:DM用袋
  • 医療品包装:薬品や医療器具の包装
  • 工業用途:機械部品の梱包

スリーブやジッパー付きポリ袋との違い

透明の袋としては、スリーブやジッパー付きポリ袋もあります。スリーブは、カードや書類の保護に特化した薄手の袋です。多くはOPPやCPPと同じくポリプロピレンで作られ、A4やB5サイズの書類、トレーディングカード、写真などを傷や汚れから守る目的で使用されます。

ジッパー付きポリ袋は、「チャック付きポリ袋」とも呼ばれる袋で、OPP袋とは異なるポリエチレン(PE)素材で作られています。ポリエチレン素材は柔らかく伸縮性があるため、袋の口にチャックを設けることができ、密閉した状態で保存するのに便利です。食品の保存や冷凍保存、小物の整理、保管、おしぼりのような濡れたものを持ち運ぶ際などに広く利用されています。

OPP袋の選び方

OPP袋は透明度が高く、強度に優れた包装材として広く使われています。しかし、適切な袋を選ぶためには、内容物や用途に合わせてサイズや厚みなどを選ぶ必要があります。以下では、選び方の基準を解説します。

内容物に適したサイズを選ぶ

中身の商品サイズや形状に合った袋を選ぶことは、包装の仕上がりや使いやすさに直結します。袋に対して中身が大き過ぎると、袋の結合部分が簡単に破損してしまいます。一方、中身が袋に対して小さ過ぎると見栄えが損なわれるため、適切なサイズ選びが重要です。また、中身の厚みや封入方法(糊テープで封をする、リボンで袋の口を巻くなど)によっても、大きさを検討する必要があります。

OPP袋としては以下のサイズが一般的に使われています。ほかにも、はがきサイズや、衣類を入れるのに適した大きいサイズなどもあります。なお、同じサイズ用だとしても、製品によってサイズは多少異なるため、詳しくは各製品の仕様をご覧ください。

A4サイズ用(約22.5×31cm)パンフレットや資料の包装に最適です。
B5サイズ用(約19.5×27cm)小冊子や小型資料の包装に向いています。
A5サイズ用(約16×22cm)小型カタログや案内状の包装に適しています。

OPP袋を購入する際は、縦と横のサイズだけではなく、中に入れるものの厚みにも注意が必要です。書籍や雑誌、例えば、A4サイズでもページ数の多い資料、カタログや書籍など、厚みのあるものを封入する場合には、A4サイズ用よりも大きめの袋を選ぶ必要があります。A4ワイドなど、やや大きめのワイドサイズが用意されていることもあるので、それらを利用してもよいでしょう。

厚みを選ぶ

OPP袋は袋自体の厚みにもさまざまな種類のものがあり、包装の用途や目的によって適切なものを選ぶ必要があります。

薄め(0.02mm以下)

軽いものや一時的な使用目的の場合に選ばれます。コストを極力抑えたい場合に有効です。

普通(0.03mm)

書類や一般的な商品の包装に最適。軽量でDMなど、幅広い用途で使われます。

厚め(0.05mm以上)

高級感を出したい場合や、割れやすいもの、重い商品を包装する場合に適しています。外部からの衝撃や圧力に強く、安心感があります。

多くのパッケージには厚みに関する情報が記載されているため、購入前に必ず確認しましょう。

形状・加工タイプを選ぶ

OPP袋には、片面マットやテープ付き、穴ありヘッダータイプなど、以下のように用途に合わせたさまざまな形状が用意されています。

タイプ特徴
テープなしOPP袋スタンダードなタイプ。カタログやパンフレットの封入、ラッピングなど、幅広い用途に対応します。
テープ付きOPP袋袋の口にテープが付属しており、簡単に密閉可能。
食品包装や配送用に便利です。
穴ありヘッダー付きOPP袋吊るすための穴が付いており、店舗での商品陳列に最適です。
空気穴付きOPP袋空気が抜ける仕様で、包装後もかさばりません。
アパレルや衣料品類の包装に向いています。
片面マット・両面マットOPP袋マット加工で艶を抑えたデザイン。中身を見せたくない場合や個性的な印象を与えたいときに適しています。封筒にも便利です。
アームタイプOPP袋上部に手持ち用の穴が開いているタイプ。
パンフレットなどを入れて持ち運ぶのに便利です。
柄入りOPP袋カラフルな柄が入っているタイプ。プレゼントに適しています。

以上のポイントを押さえることで、内容物に合わせた包装が可能です。いずれのOPP袋も手軽に見つかるので、チェックしてみてください。

OPP袋の購入場所

OPP袋はオンラインショッピングサイトや包装材専門店、文具店やホームセンター、100円ショップなど多くの店で売られています。もし、幅広いサイズや機能から選びたい、まとめ買いでコストを削減したい、といった要望があれば、包装材専門店や、包装材を多く取り扱っているオンラインショッピングサイトから購入するとよいでしょう。

OPP袋を探す

OPP袋のメリット・デメリット

OPP袋には多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。それぞれをよく理解した上で、購入を検討してください。

メリットとしては、透明度が高いため、内容物を効果的に見せられる点が挙げられます。軽量で持ち運びがしやすく、防湿性に優れているため、内容物をしっかり保護できるのも大きな特長です。また、コストパフォーマンスがよく、安価に大量購入できるため、業務用としても非常に適しています。さらに、OPP袋に使われているポリプロピレンはリサイクル可能な素材であるため、環境への配慮を考えた選択肢としても注目されています。

デメリットとしては、引き裂きに弱く、サイドの接合部分もはがれやすいため、重いものや鋭利なものを入れる用途には向いていない点が挙げられます。また、耐熱性はある程度持っているものの、耐寒性はあまりないため、冷凍品を入れたり、寒冷地で使ったりすることは避けましょう。静電気が発生しやすく、小さな部品やホコリが袋に付着しやすいため、静電気に弱い機器を収納する際には静電気防止タイプを選ぶことをおすすめします。

さらに、リサイクル可能な素材ではあるものの、適切に廃棄しなければプラスチックごみ問題の一因となる可能性があります。そのため、廃棄方法やリサイクルの方法を事前に考えておくことが必要です。

まとめ

OPP袋は、その透明度の高さや光沢、美しい仕上がりで、商品の魅力を引き立てる優れた包装材です。防湿性にも優れ、パンフレットや食品、ギフト包装など、さまざまな用途に活用されています。

メリットが多いOPP袋ですが、引き裂きに弱く静電気が発生しやすいという面もあります。OPP袋の中でも静電気防止タイプを選んだり、重量物などを入れる際はPP袋を選んだり、といった使い分けをするとよいでしょう。

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