更新日:2025年5月15日
トラックボールマウスとは?特徴やメリット、おすすめの使い方を紹介

トラックボールマウスを使えば、狭いスペースでも快適な作業が可能です。この記事では、トラックボールマウスの特徴やメリット・デメリット、そしておすすめの使い方について詳しく解説します。マウスの操作性に悩んでいる方や、新しく購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
トラックボールマウスとは?
トラックボールマウスとは、指先でボールを回転させてカーソルを操作するデバイスです。トラックボールマウスの特徴や一般的なマウスとの違いについて詳しくご紹介します。
トラックボールマウスの特徴
トラックボールマウスは、省スペースかつ快適な操作性が特長です。特にパソコンを長時間使用する方に人気があり、慣れれば手放せなくなるほどの快適さを提供します。マウスを動かさないため、省スペースで作業でき、精密な操作が可能です。特にCADやDTMなど、精度が求められる作業に最適です。
また、ガラスや光沢のある面でも操作できるため、使用環境を選びません。さらに、腕や肩への負担が軽減され、長時間作業をしても疲れにくい点が大きな魅力です。大きくて重いため持ち運びには不向きで、定期的なメンテナンスが必要というデメリットもありますが、その使い心地に慣れると、通常のマウスでは物足りなく感じるかもしれません。
一般的な光学式マウスとの違い
一般的な光学式マウスやレーザー式マウスは、本体をデスク上で動かしてカーソルを操作します。光学式は多くの表面で動作しますが、光沢のある素材では感度が低下することがあります。レーザー式は精度が高い反面、わずかな動きでもポインタが意図せず動くことがあります。
一方、トラックボールマウスは、本体を動かさずにボールを指で回して操作する仕組みです。狭いスペースでも快適に使え、手首や腕の負担を軽減できるのが特徴です。長時間の作業にも向いていますが、ボールやセンサー部分の清掃が必要になる点は注意が必要です。それぞれの特性を理解し、自分に合ったマウスを選ぶことが大切です。
トラックボールマウスの種類
トラックボールマウスには、さまざまな種類があり、操作感や形状、機能もそれぞれ異なるため、用途や好みにあわせて最適なマウスを選ぶことが重要です。ここでは、トラックボールマウスの種類について詳しく解説します。
親指で操作するタイプ

マウスの側面に配置されたボールを、親指で回してカーソルを動かすタイプです。従来のマウスに似た形状で、クリックボタンやスクロールホイールの配置も標準的な配置なので、初めてトラックボールを使う人でもすぐになじみやすい特徴があります。また、さまざまなモデルが販売されており、デザインや機能、サイズなどの選択肢が豊富にあることから、自分に合ったものを見つけやすいのも魅力です。
しかし、親指に負担がかかりやすいので、長時間使用すると疲れを感じることもあります。そんなときは、手のひら全体をサポートしてくれる角度調整ができるモデルを選ぶとより快適に使用できます。
人差し指で操作するタイプ

本体の中央部に配置されたボールを人差し指や中指で動かして操作します。このデザインは、精密なカーソル操作や微調整が必要な作業に特に最適です。人差し指や中指でボールを転がすことで、繊細で柔軟な動きが可能になり、作業の精度が向上します。
多くのモデルには、戻る・進むボタンやカスタマイズ可能なボタンが搭載されており、作業効率を高めるために機能を追加できます。慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、一度操作に慣れれば、大画面でのカーソル移動や精密な操作もスムーズです。特に、長時間のデスクワークやデザイン作業において、そのメリットを実感できます。
手のひらで操作するタイプ

手のひら全体を使ってボールを動かすタイプです。中央に配置された大きなボールを手のひらで転がし、カーソルを迅速に動かせます。このタイプは、広範囲のカーソル移動が得意で、特に素早い操作を求める作業に適しています。多くのモデルが左右対称設計で、利き手を問わず使いやすいのも大きな利点です。
しかし、精密な作業には向いていないため、細かな調整が必要な作業には向かないかもしれません。また、スクロールリングを搭載しているモデルが多く、スムーズなスクロール操作が可能ですが、最初は慣れるまで時間がかかることもあります。
トラックボールマウスを使用するメリット
トラックボールマウスは、独自の操作方法によって従来のマウスにはないメリットを提供します。
省スペースで利用できる
本体を動かさずにカーソル操作ができる点が大きな特徴です。これにより、限られた作業スペースでもスムーズに操作でき、ストレスなく作業が進みます。一般的なマウスは本体そのものを動かすため、動かせる範囲に制限が生じますが、トラックボールマウスは指先でボールを操作するだけでポインタを動かせるため、無駄な操作を省いて作業効率をアップさせられます。
さらに、デスクに限らずソファやベッド上でも使用できるので、リラックスした環境で作業をしたいときにも便利です。このように、さまざまな場面で使用できる点がトラックボールマウスの魅力です。
腕の負担を軽減できる
手首や腕を動かさずにカーソル操作ができるトラックボールマウスは、長時間の作業でも疲れにくく、腕や肩への負担を大幅に軽減します。通常のマウスでは腕や手首を動かし続ける必要がありますが、トラックボールマウスは本体を動かす必要がなく、指でボールを転がすだけでカーソルの操作が可能です。特に長時間の事務作業やデスクワークでは、トラックボールマウスを使うことで手首や肩への負担を軽減し、痛みの予防に役立ちます。
実際に「トラックボールマウスで肩こりが改善した」や「腱鞘炎が緩和された」といった声も多く、こうした悩みを持つ方から評価されています。
広範囲のカーソル移動を簡単に行える
トラックボールマウスは、従来の光学式マウスとは異なり、本体を固定したまま、指の動きだけでカーソルを制御できます。この特性により、広範囲のカーソル移動をスムーズに行える点が大きな魅力です。
特に、大画面ディスプレイやマルチモニター環境での作業において、トラックボールマウスの利便性は際立ちます。一般的なマウスでは、カーソルを大きく移動させるために何度もマウスを持ち上げたり、腕を大きく動かしたりしなくてはなりません。しかし、指先のわずかな動きで広範囲を操作できるトラックボールマウスなら、作業スピードを飛躍的に向上させられます。
どこに置いても操作できる
トラックボールマウスは、マウス本体を動かす必要がないため、どこに置いても快適に操作できます。光学式マウスのように専用のマウスパッドは不要で、平坦なデスクやガラステーブルはもちろん、膝の上や狭いスペースでも使用可能です。
特に、外出先などマウスを動かすスペースが限られている環境では、その利便性が際立ちます。例えば、カフェの小さなテーブルや移動中の車内・飛行機内でも、スムーズに作業を進められるのが大きなメリットです。場所に縛られず作業できるため、効率的なワークスタイルを実現できます。
ショートカットボタンが豊富で作業効率化につながる
トラックボールマウスの多くは、ショートカットボタンを搭載しています。これらのボタンには、頻繁に使用する操作を割り当てられ、例えば「戻る」「進む」などのブラウザ操作や、「コピー」「ペースト」などの編集作業を効率化することが可能です。この機能は、特にデザイン作業やプログラミングなど頻繁にショートカットを使用する業務で役立ちます。
ボタンの配置や数は製品によって異なるため、自分の作業スタイルに合ったモデルを選ぶことが重要です。適切にカスタマイズすることで、より快適な作業環境を整えられます。
トラックボールマウスのデメリットに注意
トラックボールマウスには便利な点が多い一方で、気をつけたいデメリットもあります。購入してから後悔しないためにも、事前にしっかりと確認しておきましょう。
慣れていないと使いづらい場合がある
トラックボールマウスは便利ですが、指先でボールを転がしてカーソルを操作する独特の動きに、最初は違和感を覚えるかもしれません。個人差はありますが、1週間から1カ月ほどでスムーズに使えるようになる人が多いようです。一般的なマウスとは異なり、手首を動かさず指先だけで操作するため、最初は思うようにカーソルを動かせずストレスを感じることも少なくありません。
しかし、慣れてしまえば直感的に操作できるようになるため、手放せなくなる人も多いです。最初の戸惑いを乗り越えれば、より快適で効率的な作業環境を得られます。
細かな作業には向いていない場合がある
トラックボールマウスは手を動かさずに操作できることが利点ですが、細かなカーソル調整には向かない場合があります。特に、手のひらで操作するタイプは大まかな動きが得意な一方で、CADや画像編集、表計算ソフトのセル選択など、精密な作業には不向きです。ボールの回転による操作は滑らかですが、ミリ単位の調整が難しく、細かい動作を繰り返すとストレスを感じることもあります。
また、ボタンの配置が偏っている機種は特定の操作がしづらいことがあるため、長時間の細かい作業には不向きです。そのため、デザイン作業や表計算など、精密な操作が求められる場面では、光学式マウスと併用することでより快適に作業できます。用途に応じた使い分けが重要です。
トラックボールマウスが向いている使い方
トラックボールマウスは、その独特な操作性から、特定の用途において非常に優れたパフォーマンスを発揮します。ここでは、トラックボールマウスが特に適している具体的な使い方をご紹介します。
エンジニアなど長時間パソコンを使用する場合
エンジニアにとって、長時間のパソコン作業は避けられません。しかし、手首や腕にかかる負担は大きく、腱鞘炎などのリスクも伴います。そこでおすすめなのがトラックボールマウスです。指だけでカーソルを動かせるため、手首や腕を固定したまま操作でき、負担を大幅に軽減できます。
机のスペースを取らず、どこでも快適に使えるのも魅力です。通常のマウスのように広い可動域を必要としないため、デスク周りが散らかっていても問題ありません。
また、多くの場合、エンジニアは複数のモニターを使って作業します。広範囲のカーソル移動をスムーズに行えるトラックボールマウスは、複数のモニターを活用するエンジニアの作業環境に最適です。例えば、コードを編集しながら別の画面で仕様書を確認する場合でも、素早く画面間を行き来できるため、ストレスなく作業を進められます。
トラックボールマウスは、手首や腕への負担を抑え、より効率的に作業を進めるために役立ちます。エンジニアのように長時間パソコンを使用する人々にとって、快適な作業環境を実現するデバイスです。
スペースが限られている環境で使用する場合
トラックボールマウスは、本体を動かさずに操作できるため、工場や医療機関など、スペースの限られた環境でも使いやすいデバイスです。限られた作業台でもスムーズに操作でき、作業効率を維持できます。
作業ミスや事故を未然に防ぐためにも、環境整備は重要です。マウスを移動させる必要がないため、整理整頓しやすく、安全な作業環境の維持にも貢献します。
大画面ディスプレイを使用する場合
デザイナーやCADエンジニアなど、大画面ディスプレイを使用して作業する職種では、トラックボールマウスが非常に役立ちます。デュアルディスプレイや広範囲のカーソル移動が必要な作業環境でも、ボール操作によってスムーズな移動が可能です。広い作業領域を効率的に活用でき、トラックボールマウスの特性を最大限に生かせるため、作業の効率や操作性が向上します。
ただし、精密な操作が求められる場面では、微細な調整が難しい場合があります。このような作業では、一般的なマウスの方が適していることもあるので、状況に応じてマウスを使い分けることがおすすめです。
まとめ
トラックボールマウスは、省スペースで使えるだけでなく、手首や腕の負担を軽減し、長時間の作業でも快適に操作できるなど、多くの利点があります。ぜひ、自分に合ったトラックボールマウスを手に入れて、快適な作業環境を実現してください。
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