更新日:2025年2月27日
Wi-Fiが繋がらないときはどうする?原因と対処法を徹底解説
近年、インターネットは仕事や生活に深く浸透しているため、Wi-Fiが繋がらないと困ることが多くあります。考えられる対処法をいくつか試したものの、解決しないこともあるかもしれません。本記事では、Wi-Fiが繋がらないときの原因や対処法をまとめましたので、まだ知らないものや試していないものがないか確認してみてください。
Wi-Fiが繋がらないときは原因の特定が大切
Wi-Fiが繋がらないとき、最初に取り組むべきは原因特定です。その原因は大きく分けて、(1)端末、(2)Wi-Fiルーター、(3)インターネット回線のいずれかです。
端末については、別の端末を見ればすぐにわかります。何台かの端末の中で1台だけ接続不可能なら、その端末に問題があるのは明らかです。一方、ほかの端末もWi-Fi接続できないなら、ルーターか回線の問題と考えられます。
また、回線は同じで異なるルーターがあれば、原因が特定できます。繋がるルーターと繋がらないルーターがあるならルーターの問題ですし、複数のルーターが繋がらないなら問題は回線です。比較できるルーターがない場合、回線については本記事の「インターネット回線の不具合でWi-Fiに繋がらないときの主な原因」の項目を、ルーターは本記事の「ルーターの不具合でWi-Fiに繋がらないときの主な原因」の項目に沿って確認を行ってください。
インターネット回線の不具合でWi-Fiに繋がらないときの主な原因
この項目では、回線の問題でWi-Fi接続できない場合、どんな原因が想定できるかを取り上げます。
回線業者やプロバイダー側に障害が起きている
回線業者やプロバイダー側で障害が起きている、または予定していたメンテナンス作業を行っている場合があります。回線業者側で大きな問題が発生していたり、メンテナンス中であったりすれば、公式サイトやSNSで何らかの情報を出す可能性が多いので、ぜひ確認してみてください。
利用料金を支払っていない
回線利用料金を支払っていない場合、利用を制限されることがあります。そのため、支払いや口座引き落としが正常に済んでいるかを確認してみてください。業者が料金を引き落とす日に銀行口座の残高が不足していた、といった状況が考えられます。
端末の不具合でWi-Fiに繋がらないときの主な原因
ここからは端末の問題でWi-Fiに繋がらなかった場合、どんな原因が想定できるかを取り上げます。
端末が機内モードになっている
スマートフォンやタブレットは機内モードになっていると、通話もWi-Fiも繋がらなくなります。iPhoneの場合、コントロールセンターと呼ばれる設定画面で機内モードになっていないか確認できます。また、Androidであれば、クイック設定パネルを開いて確認してください。
参照:Apple サポート「iPhoneユーザガイド iPhoneのコントロールセンターを使用する/カスタマイズする」
参照:Android Magazine「クイック設定を使いこなして Android をもっと快適に使おう」
別のWi-Fiに接続している
特に場所を移動したタイミングでWi-Fiに繋がらないのであれば、外出の際に別のWi-Fiに接続されて、そのままになっていることが考えられます。または、そもそも、Wi-Fiがオフになっていることもあり得ます。設定画面でWi-Fiのオン/オフや、現在の接続しているSSID(ネットワーク名)を確認してみましょう。自宅や職場などで接続先が複数ある場合、目的と異なるSSIDを指定しているかもしれません。
セキュリティソフトがブロックしている
端末にセキュリティソフトをインストールしている場合、そのソフトがネットワークを危険と判断してブロックしているかもしれません。その場合、Webブラウザを開こうとしたとき、画面に「接続できません」といったエラーメッセージが表示されます。セキュリティソフトの設定画面でブロックの有無を確認してください。
パスワードが間違っている
Wi-Fiに接続しようとしたのに繋がらない場合、パスワードが間違っていることも考えられます。Wi-Fi接続を完了するには、SSID(ネットワーク名)と暗号化キー(Wi-Fiパスワード)を正しく指定する必要があります。SSIDは候補を選択するので打ち間違いはありませんが、パスワードは入力ミスがあり得ますし、正しく入力しないと認証エラーになります。または、パスワードが変更されたのを自分が知らなかった、といった状況もあり得ます。
ルーターの不具合でWi-Fiに繋がらないときの主な原因
この項目では、ルーターの不具合によってWi-Fiが繋がらない場合、どんな原因が想定できるかを取り上げます。
ルーターにトラブルや故障が発生している
ルーターはほとんど電源を切らないので、長時間起動し続けていることで温度上昇して不具合を起こしたり、通信記録がたまりすぎてトラブルを起こしたりすることがあります。または、経年劣化により故障したり動作が不安定になったりしているかもしれません。
ルーターの設定や認証を間違えている
ルーターを買い直したタイミングであれば、設定や認証に問題があるかもしれません。取扱説明書を見直して、設定の仕方を間違えていないか確認してください。
家電製品などによる電波干渉が起きている
電子レンジなどの家電製品の影響でWi-Fiが繋がりにくくなることがあります。電子レンジやIHヒーター、エアコンなどの家電製品はWi-Fiルーターと同じ2.4GHz帯の周波数を採用しているため、電波干渉により通信の途切れや速度低下が起こることがあります。
Wi-Fiに繋がらないときの対処法
この項目では、Wi-Fiに繋がらない場合の対処方法を原因別に記載していきます。
回線の不具合の場合
回線の不具合が考えられる場合の対処方法を解説します。
回線業者やプロバイダーに障害情報を確認する
回線業者側で大きな問題があれば、公式サイトやSNSで何らかの情報を出す可能性が多いので、ぜひ確認してみてください。通信障害などの問題に対処中とわかれば、後は復旧を待つしかありません。回線側の問題は、大抵一時的なものです。メンテナンスについては事前にメールなどで案内がある場合が多いですし、公式サイトなどでも確認可能です。公式発表がない場合、回線業者やプロバイダーのカスタマーサポートなどに問い合わせることも可能です。
支払い状況を確認する
回線接続料金の支払いが遅れた可能性がある場合、利用している回線業者のサイトにアクセスして支払い状況を確認するか、領収書や銀行口座の引き落としの記録などを確認してみましょう。未払いがあった場合、支払いを済ませてから復旧を待つことになります。どのくらいの時間で復旧されるかについては、業者の公式サイトを見るか、カスタマーサポートなどで尋ねてください。このような状況を防ぐために、普段から支払い状況や口座の残高を小まめにチェックすることをおすすめします。
端末の不具合の場合
問題がパソコンやスマートフォン、タブレットに起因する場合の対処方法を記載します。
接続しているWi-Fiやパスワードを間違えていないか確認する
端末の問題が想定される場合、まず設定を開き、Wi-Fi接続がオンになっているかを確認した後、接続先をチェックしてください。正しく接続されていないなら、「使用可能なネットワーク一覧」にあるSSID(ネットワーク名)の中から、繋げたいWi-Fiを再度選んで接続し直します。SSID(ネットワーク名)がわからない場合、ルーター本体に貼られているラベルで確認できます。
暗号化キー(Wi-Fiパスワード)を間違って入力している場合は、SSIDを再度選択してから正しくパスワードを入力してください。
セキュリティソフトの設定を見直す
セキュリティソフトは多数あるのでソフトごとに操作方法は異なりますが、ブロックされているネットワークやアプリケーションを許可リストに追加することで解決するかもしれません。場合によってはセキュリティソフトを一時的に無効化する方法もあります。この場合、ウイルスなどの脅威に対して無防備になるので、あくまで一時的対処にとどめてください。
また、セキュリティソフトが古い場合も不具合が起こりやすいので、随時更新しましょう。
ルーターの不具合の場合
ルーターを再起動する
ルーターの不調が疑われる場合、まずルーターの電源を切って数分間放置し、それから再起動してみてください。ルーターに電源ボタンがあればそこで操作できますし、ない場合はコンセントを抜き差しします。この作業だけで問題が解決する場合は多いので、ぜひ試してみてください。
ルーターの設定が正しいかを確認する
取扱説明書の「はじめに」や「初期設定」などの項目を参照し、設定のミスがないか確認してください。基本的な点ですが、配線に問題はないか、ケーブルが正しく差し込まれているかなどの確認も必要です。取扱説明書を見ても設定の仕方がわからない場合は、メーカーのカスタマーサポートなどに相談することをおすすめします。
ルーターのファームウェアを更新する
ルーターのファームウェア(ルーターのソフトウェア)が古い場合、トラブルリスクが高いのでアップデートを行いましょう。ルーターのメーカーは自社商品の問題点や脆弱性を解消するために、随時ファームウェアを更新しています。そのため、最新のファームウェアにすることは、ルーターを安心して使う上で非常に重要です。
ルーターの設定画面で、お使いのルーターのファームウェアのバージョンが最新のものになっているかを確認できます。ルーターの設定画面はパソコンやスマートフォンで見ることが可能です。設定画面の開き方やファームウェアのアップデート手順は商品によって異なるので、メーカーの公式サイトをご覧ください。
ルーターに接続している端末の数を減らす
ルーターの同時接続数には限界がありますから、接続上限を超えている可能性があります。また、接続している端末数が多いほど、混雑による速度低下や不具合のリスクが上がります。そのため、接続が不要な端末の接続を解除してから、再度接続しましょう。「どの接続も必要」という場合は、ルーターの増設や接続数が多い機種への買い替えを検討してください。
ルーターの設置場所を変更する
ルーターは放射状に電波を発しており、距離が遠い端末の場合、電波が届きにくく、障害物の影響も受けやすくなります。そのため、ルーターは部屋の中央に置くことを推奨します。また、ルーターを床にベタ置きすると床方向に発している電波が無駄になるため、床から1m程度の高さに置くのも有効です。さらにできるだけ遮蔽物を減らすことや、電子レンジやIHヒーターなどの家電製品から距離を取ることも重要です。
ルーターの周波数を使い分ける
Wi-Fiルーターには2.4GHz帯だけでなく5GHz帯の周波数も用意されており、5GHz帯は家電製品の影響を受けません。そのため、テレビなどの家電やBluetoothで接続する電子機器の近くで端末を使う場合は、5GHz帯に接続する手もあります。ただし5GHz帯は2.4GHz帯より壁やドアなど遮蔽物の影響を受けやすいので、Wi-Fiルーターとの位置関係を踏まえてどちらを選ぶかご検討ください。
ルーターを修理・交換する
ルーターの寿命は4~5年とされており、それ以上に古い場合は不具合が起きやすくなります。ここまでに記載した再起動や接続数の整理などで状態が改善されない場合、修理や交換をおすすめします。
まとめ
Wi-Fiが繋がらない場合の対処を解説しました。Wi-Fiが繋がらない場合、端末、回線、ルーターのどこかに問題があります。本記事を参考に心当たりのある箇所を確認し、問題解決に役立ててください。
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