更新日:2026年4月13日
業務用段ボールのサイズ比較|用途別おすすめとオフィス引っ越しで失敗しない選び方

荷物の発送やオフィスの移転、レイアウト変更、備品の入れ替えなど、業務の現場では段ボールが必要になる場面が多くあります。しかし、サイズ選びを誤ると梱包作業に手間がかかるだけでなく、配送コストの増加や積載効率の低下につながることも少なくありません。
本記事では、段ボールのサイズ選びの基準や用途別の選び方について解説します。
段ボールのサイズ選びの基準

業務用の段ボールを選ぶ際は、単に「大きさ」だけで判断せず、どの基準でサイズが決められているかを理解することが重要です。
段ボールのサイズは、配送条件をもとにした「宅配サイズ」、収納物の大きさを基準にする「底面サイズ」、郵送方法に応じた「メール便サイズ」など、複数の考え方があります。
用途や利用シーンに応じて基準を使い分けることで、無駄のない梱包が可能になります。
宅配サイズ
宅配サイズは、配送条件や送料を基準に段ボールを選びたい場合に重視されるサイズ区分です。
宅配便では、段ボールの「縦・横・高さ」の3辺合計によってサイズが定められており、この合計値が送料算定の基準になります。そのため配送を前提とする場合は、収納物が収まるかどうかだけでなく、宅配サイズを意識した選定が欠かせません。
以下は、業務用段ボールでよく使われる宅配サイズの目安です。
| 宅配サイズ | 3辺合計の目安 | 主な収納物例 |
|---|---|---|
![]() 60サイズ | 60cm以内 | 文房具・小物類 |
![]() 80サイズ | 80cm以内 | 書類・小型備品類 |
![]() 100サイズ | 100cm以内 | PC周辺機器・備品類 |
![]() 120サイズ | 120cm以内 | 書類・備品類のまとめ梱包 |
![]() 140サイズ | 140cm以内 | 比較的大きな機器類 |
![]() 160サイズ | 160cm以内 | 大型の機器類 |
![]() 180サイズ | 180cm以内 | オフィス移転時の大型梱包 |
宅配サイズを基準に選ぶことで、配送時のサイズ超過を防ぎ、想定外の送料増加を回避しやすくなります。一方で、必要以上に大きなサイズを選ぶと、箱の中に余白が生まれ、緩衝材の追加や積載効率の低下につながる点には注意が必要です。
180サイズ以上は、複数の段ボールをまとめて扱うオフィス移転時や大型備品の梱包などで使用されるケースがあります。ただし、サイズが大きくなるほど取り扱いやすさや積載効率への影響も大きくなるため、荷物に適したサイズを選ぶことが大切です。
なお、180サイズ以上の大型段ボールは、運送会社や利用する配送サービスによって取り扱い可否や料金区分が異なる場合があります。集荷方法やサイズ上限が制限されることもあるため、発送前に利用予定の運送会社の条件を確認しておくと安心です。
底面サイズ
底面サイズとは、段ボールを置いたときに床に接する底の広さを指し、収納する物の形状や大きさを基準に選ぶ際の目安です。宅配サイズが配送条件を基準とするのに対し、底面サイズは、箱の中で内容物を無理なく収められるかどうかに着目した考え方といえます。
底面サイズを意識して選ぶことで、箱の中で内容物が動きにくくなり、緩衝材の使用量を抑えられる点もメリットです。
例えば、書類や書籍、ファイル類など平たい形状の物を梱包する場合、底面サイズが合っていないと、中でずれやすく折れ、傷みの原因になります。こうしたケースではA3判・A4判・A5判といったA判規格や、B2判・B3判・B4判・B5判などのB判規格に合わせて選ぶとよいでしょう。
メール便サイズ
各社が提供するメール便サービスには、それぞれ専用のサイズ規格が設けられています。宅配便に比べて小型の荷物を低コストで発送できる一方、外形寸法や厚み、重量などの条件が細かく定められている点が特徴です。
代表的なサービスとして、クロネコゆうメールやクロネコゆうパケット、ネコポス、宅急便コンパクト、ゆうパケット、定形外郵便などがあり、利用するサービスによって適合するサイズは異なります。規格を超えると利用できなかったり、別の配送方法に切り替える必要があるため、発送前にメール便サイズや条件を確認することが重要です。
メール便は、指定の梱包材でなければ利用できない場合もあるので、利用するサービスの規格を確認した上で、それに合った段ボールを選ぶと発送時のトラブルを防ぎやすくなります。
【用途別】段ボールのサイズの選び方

段ボールのサイズは、宅配規格や底面サイズといった基準だけでなく、実際に何を梱包するかによっても適した選択肢が変わります。業務環境では書類やPC周辺機器、小物類など、扱う物の種類が多岐にわたるため、それぞれの特性を踏まえてサイズを選ぶことが重要です。
書類
書類を梱包する場合は、書類サイズに合った底面サイズを選ぶことが基本です。A4やA3といった規格に合わせた底面サイズを選べば、折れやズレを防ぎやすく、整理した状態のまま収納できます。
ファイルやバインダーに綴じたまま梱包する場合は、紙のサイズだけでなく内寸にも注意が必要です。特に厚みのあるファイル類は、高さや奥行きに余裕がないと出し入れがしにくくなるため、想定よりも一回り余裕のあるサイズを選ぶと扱いやすくなります。
PC周辺機器
PCや周辺機器を梱包する場合は、機器本体に加え緩衝材を含めたサイズ感を考慮する必要があります。ノートPCであれば、80〜120サイズ程度が目安ですが、複数台をまとめて梱包する場合や周辺機器を同梱する場合は、160サイズなど大きめのサイズが適することもあります。
デスクトップPC本体なら160~200サイズ、モニター(24インチ以下程度)なら140~200サイズが目安になります。特に精密機器は輸送中の衝撃を想定し、十分な緩衝材を確保できるサイズを選ぶことが重要です。
小物類
文房具や消耗品、ケーブル類といった小物は、60〜80サイズ程度の小さめの段ボールが使いやすいでしょう。内容物に対して段ボールが大きすぎると隙間を埋める手間が増え、作業に時間がかかりやすくなります。
ただし、開梱時の手間や探しやすさを考え、ある程度サイズの大きい段ボールに複数の種類をまとめて収納するという方法もあるので、適宜選択することも大切です。
<参考>
ダンボール特集
効率化・コスト削減につながる段ボールの選び方

業務用の段ボールは、サイズだけでなく、形状や仕様の選び方によっても作業効率やコストに差が出ます。オフィス移転や定期的な発送業務では、梱包作業そのものが負担になりやすいため、用途に合った段ボールを選ぶことが重要です。
容量可変の段ボールを活用する
容量可変タイプの段ボールは、側面に折り目が入っており、内容物の高さに合わせて箱の深さを調整できる点が特徴です。複数サイズの段ボールを使い分ける必要がなく、在庫管理の手間を抑えやすくなります。
内容物に合わせて高さを調整できるため、箱の中に余計な空間が生じにくく、緩衝材の使用量を抑えられる点もメリットです。発送頻度が高い業務や、梱包する物のサイズにばらつきがある場合に適しています。
積載しやすいサイズを選ぶ
段ボールはカゴ台車やパレットへの積載しやすさも考慮して選ぶと、保管や搬出入の作業効率が向上します。底面サイズが揃っている段ボールは積み重ねやすく、移動時の安定性も確保しやすくなります。
特に、オフィス移転や大量出荷を伴う業務では、積載効率の差が作業時間や人員配置に影響するケースがあるかもしれません。使用環境を想定し、扱いやすいサイズを選ぶことが重要です。
組み立て不要の段ボールを活用する
ワンタッチ式や上蓋式など、組み立て作業が不要、または簡略化された段ボールを活用するのも一つの方法です。作業工程が減るため、梱包時間や人件費を大幅に削減できます。
通販サイトを利用する
段ボールはホームセンターや宅配業者などで購入できますが、通販サイトを利用すると必要なサイズや仕様を一度に揃えられまとめて注文できるため効率的です。
定期的に使用する場合は、同じ仕様の商品を継続して確保しやすくなります。業務の流れを止めないためにも、調達方法まで含めて検討することが重要です。
段ボールのサイズに関するよくある質問

段ボールのサイズ選びにおいて、宅配規格や用途を理解していても実際の運用段階で疑問が生じることがあります。ここでは、業務用途で特に聞かれることの多い質問をまとめました。
段ボールの一般的なサイズは?
段ボールのサイズとしてよく使われているのは、60サイズ、80サイズ、100サイズ、120サイズ、140サイズなど、宅配便の料金体系に基づいたサイズが一般的です。これらは、段ボールの縦・横・高さの3辺合計によって決められています。
段ボールのサイズを選ぶ上での注意点は?
サイズ選びの際に注意したいのが、「外寸」と「内寸」の違いです。商品ページに記載されているサイズが外寸の場合、内側の有効スペースは段ボールの厚み分だけ小さくなります。
また、「〇〇サイズ」という表記だけで判断せず、縦・横・高さそれぞれの寸法を確認することも重要です。
段ボールのサイズは指定できる?
業務用段ボールは、オーダーメイドで細かく寸法を指定して注文可能です。サイズだけでなく、厚みやプリントなども指定できるため、用途に応じた仕様を選択できます。
定型サイズでは対応しにくい物を梱包する場合や、保管・輸送の効率を重視したい場合などはオーダーメイドも視野に入れるとよいでしょう。
まとめ
段ボールのサイズは、宅配規格だけで一律に決まるものではありません。梱包する物や発送方法、作業の流れによって、適した基準は異なります。
業務用途では、宅配サイズ、底面サイズ、メール便規格といった視点を使い分けると、内容物に合った梱包がしやすくなります。作業量や頻度に応じて仕様を選び、必要に応じて見直すことで、梱包の手間や無駄も抑えやすくなるでしょう。
<参考>
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