更新日:2026年4月13日
ネコポス・ゆうパケットなどのメール便対応の段ボール比較と選び方ガイド

送料を抑えながら商品を届けられる配送手段として、EC発送や通販業務で広く利用されているのが、ネコポスやゆうパケットなどのメール便です。ただし同じメール便でもサービスごとにサイズや厚みなどの規定があり、段ボール選びを誤ると追加送料が発生したり返送されたりすることもあります。
本記事では、メール便対応の段ボールを中心に、主要サービスごとの対応条件や用途別の選び方を実務視点で解説します。
ネコポス・ゆうパケットなどメール便対応段ボールとは

メール便対応段ボールとは、ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便などが提供するメール便サービスで利用される、規格に対応した段ボールです。ここでは、メール便の概要やメール便対応段ボールと封筒や宅配袋との違いについて解説します。
メール便の基本的な特徴
メール便とは、小型の荷物を比較的安価に発送できる配送サービスのことです。主にポストに投函して配達完了となるサービスで、宅配便のように対面での受け渡しを必要としません。そのため、配送先が不在な場合でも、受け取れる点が特徴です。
かつて、メール便といえばヤマト運輸の「クロネコメール便」が広く利用されていました。しかし2015年に終了し、その後、各配送事業者が独自に類似サービスを展開しています。現在では次のようなメール便サービスが存在します。
- ヤマト運輸:ネコポス、クロネコゆうメール など
- 佐川急便:飛脚メール便、飛脚ゆうメール便
- 日本郵便:ゆうメール、ゆうパケット など
メール便のメリットやデメリットは、次の通りです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
|
|
封筒・袋との違い
発送に使われる外装材には、段ボール以外にも封筒や宅配袋があります。それぞれの特徴を理解し、用途に応じて使い分けることが大切です。
封筒は、書類や小物の発送に適した外装材です。比較的安価で、サイズや種類も豊富なため、送るものに合わせて選びやすい点が魅力といえます。
長形封筒であれば、アクセサリーや化粧品などの小物に、マチつき封筒であれば、書類や本、カタログなど、厚みのあるものに向いています。ただし耐久性や耐水性は高くないため、割れ物には緩衝材、防水対策には個包装が必要です。
宅配袋は、封かんテープつきの紙袋で段ボールよりコストを抑えられる場合があります。すでに強度のある箱に入っている商品であれば、宅配袋を使うことで梱包費や配送費の削減につながります。
段ボールのメリットは、やはり封筒や宅配袋に比べて圧倒的に保護性に優れている点です。一方で、封筒や宅配袋に比べてコストがかかるため、発送するものに応じて使い分けるようにしましょう。
<使い分け例>
- 封筒:破損や液漏れの可能性が低い小物・雑貨など
- 宅配袋:強度のある箱に入ったものを送るとき
- 段ボール:箱などに入っておらず、強度を確保したいものを送るとき
ネコポス・ゆうパケットなど主要メール便サービスと対応サイズ

ここでは、ネコポスやゆうパケットなどの主要メール便サービスと対応サイズについて解説します。主なサービスの提供会社やサービス名、最大サイズ・重量は以下の通りです。
| 提供会社 | サービス名 | 最大サイズ・重量 | 送れないもの |
|---|---|---|---|
| ヤマト運輸 | ネコポス | 【大きさ】長辺34cm以内(3辺合計60cm以内)厚さ3cm以内 【重さ】1kg以内 |
|
| 日本郵便 | ゆうパケット | 【大きさ】長辺34cm以内(3辺合計60cm以内)厚さ3cm以内 【重さ】1kg以内 |
|
| 日本郵便 | クリックポスト | 【大きさ】長辺14cm~34cm以内/短辺9cm~25cm以内/厚み3cm以下 【重さ】1kg以内 |
|
| 日本郵便 | 定形外郵便 | <規格内> 【大きさ】長辺34cm以内、短辺25cm以内/厚さ3cm以内 【重さ】1kg以内 <規格外> 【大きさ】縦・横・厚さの3辺合計が90cm以内(長辺60cm以内) 【重さ】4kg以内 |
|
ネコポスのサイズ・厚み規格
ネコポスとは、ヤマト運輸が提供しているメール便サービスです。ヤマト運輸の持つ宅急便ネットワークを活用したスピード輸送が魅力で、宅急便と同等の日数で配達されるスピードが特徴です。
ネコポスのサイズ・厚み規格は、次の通りです。
- 【大きさ】長辺34cm以内(3辺合計60cm以内)厚さ3cm以内
- 【重さ】1kg以内
ネコポスは主に法人向けサービスですが、ヤマト運輸と契約しているオークションサイトやフリマサイトの利用者であれば個人利用もできます。
<参照>
ヤマト運輸 ネコポス
ゆうパケットのサイズ・厚み規格
ゆうパケットとは、日本郵便が提供するメール便サービスの一つです。重さ1kgまでの小さな荷物の発送に便利なサービスで、専用あて名シールを貼ってポストに投函するだけで、荷物を手軽に送れます。
また、土・日・休日も含めて毎日配達しており、おおむね差出日の翌日~翌々日に荷物が相手先に届く点も魅力です。
ゆうパケットのサイズ・厚み規格は、次の通りです。
- 【大きさ】長辺34cm以内/厚さ3cm以内/3辺合計60cm以内
- 【重さ】1kg以内
<参照>
日本郵便株式会社 ゆうパケット
その他メール便サービスとの比較
その他メール便サービスとの比較として、日本郵便のクリックポストと定形外郵便についても見ていきましょう。
クリックポストとは、自宅で運賃支払手続きとあて名ラベル作成ができるメール便サービスです。全国一律運賃で荷物を郵便ポストからいつでも手軽に送れる点も魅力です。こちらも、ゆうパケット同様に土・日・休日も含めて毎日配達しています。
クリックポストの規格は、次の通りです。
- 【大きさ】長辺14cm~34cm以内/短辺9cm~25cm以内/厚み3cm以下
- 【重さ】1kg以内
定形外郵便とは、定形郵便より大きなサイズの郵便物を送れるサービスのことです。定形外郵便は規格内と規格外に分かれており、サイズと重量の規格があります。
定形外郵便のサイズ・厚み規格は、次の通りです。
<規格内>
- 【大きさ】長辺34cm以内、短辺25cm以内/厚さ3cm以内
- 【重さ】1kg以内
<規格外>
- 【大きさ】縦・横・厚さの3辺合計が90cm以内(長辺60cm以内)
- 【重さ】4kg以内
<参照>
日本郵便株式会社 クリックポスト
メール便対応段ボールの種類と特徴

前述したように、メール便では「長辺34cm以内(3辺合計60cm以内)・厚さ3cm以内・重さが1kg以内」といったサイズ規格が多く採用されている傾向にあります。ここでは、この規格に合致するメール便対応段ボールの種類と特徴について解説します。紹介する段ボールは、次の3つです。
- 薄型段ボール(1cm・2cm・3cm)
- タトウ式
- 差し込み式
それぞれの違いについて見ていきましょう。
薄型段ボール(1cm・2cm・3cm)

高さのない商品の梱包に適しているのが、薄型段ボールです。一般的なサイズの段ボールでは商品を梱包しても高さが余りがちな場合に適しており、隙間を埋めるために緩衝材を使う必要もありません。
高さの必要ない薄型段ボールは、Tシャツやセーター、シャツなどの衣類の他、CDやDVD、本や冊子などを発送するのに適しています。
タトウ式

タトウ式は、商品を包み込むように折り込んで組み立てるメール便対応段ボールです。内容物の厚みに応じて折り位置を変えられる仕様もあり、本やカタログ、各種資料の発送に向いています。四辺をしっかりと覆う構造のため、角つぶれや折り曲げ防止にも役立ちます。
段ボールを購入する前に、サイズを正しく測っておかないと、隙間ができて折り曲がったりする可能性が高まるため注意しましょう。
差し込み式

差し込み式は、折り返し部分を活用してフタを形成し、左右の側面を挟んで差し込むことで、箱の形にする構造です。1枚のシートから成形されており、折り線に沿って組み立てるだけで箱になります。
組み立て途中でもしっかりと形状を保ちやすく、箱の作り置きがしやすい点も特徴です。
用途別!メール便段ボールの選び方と発送時のポイント

ここでは、用途別にメール便段ボールの選び方を紹介します。紹介する用途は、次の3つです。
- アパレル・布製品
- 雑貨・小型商品
- 書籍・資料・印刷物
アパレル・布製品
アパレル・布製品を入れて発送する段ボールを選ぶ際は、洋服をたたんだ状態で梱包して隙間があまりできないサイズ感の段ボールを選びましょう。隙間があると、配送の際に段ボールの中でずれてシワになる恐れがあります。梱包する洋服のサイズや枚数などを事前に把握し、しっかりとサイズを測ってから段ボール選びに取りかかりましょう。
雑貨・小型商品
比較的サイズの小さい雑貨・小型商品を梱包する際の段ボールとしては、1枚のボール紙から組み立てるタイプの段ボール(N式段ボール)が適しています。組み立てることで2面の側面が重なるため、強度や安定性にも優れているのが特徴です。
書籍・資料・印刷物
書籍・資料・印刷物を発送する際は、折れや角つぶれを防げる梱包資材を選ぶことが大切です。内容物にぴったり合うサイズの段ボールや、風呂敷のように各ベロをたたんで包むタトウ式が向いています。手軽に商品を梱包できる他、未使用時にも保管スペースをあまり必要としません。
発送時に注意すべきポイント
発送時に注意すべきポイントは、次の3点です。
- 梱包後の厚み測定
- 緩衝材の入れすぎに注意
- テープ・封かん方法
まず、メール便では厚さに規格があります。規格内に厚さが収まっているかどうか確認しましょう。
また、割れ物などの場合は緩衝材の入れすぎにも注意が必要です。緩衝材を入れすぎると隙間がなくなり、圧力で商品が破損する恐れがあります。さらに、緩衝材を入れすぎた結果、重量オーバーになる可能性があるため注意しましょう。
規格内の重量だったとしても、段ボールの底が重さに耐えきれず抜けてしまっては意味がありません。ガムテープなどを使って、十字張りやH貼り、I字貼りなどの貼り方でしっかりと補強しましょう。
- 十字貼り:箱の縦と横方向に、十字になるようにテープを貼る方法
- H貼り:箱の開閉部をH字となるように貼る方法
- I字貼り:1本のテープで箱の開閉部の中心を止める方法
<参考>
業務用段ボールのサイズ比較|用途別おすすめとオフィス引っ越しで失敗しない選び方
通販会社向け!梱包用段ボールの選び方ガイド
ダンボール特集
ネコポス・ゆうパケットなどメール便対応の段ボールについてよくある質問(FAQ)

最後にネコポス・ゆうパケットなどメール便対応の段ボールについてよくある質問について回答します。
メール便で段ボールを使うと送料が高くなりますか?
各サービスの規格内であれば送料は変わりません。ただし、段ボールは厚みがあるため、厚みオーバーとなって送料が高くなる可能性は否定できません。規格内の厚みに収まる段ボールを選びましょう。
ネコポスとゆうパケットは同じ段ボールを使えますか?
ネコポスとゆうパケットの規格は、次の通りです。
<ネコポス>
【大きさ】長辺34cm以内(3辺合計60cm以内)厚さ3cm以内
【重さ】1kg以内
※法人契約、個人利用かによって料金が変わる
<ゆうパケット>
【大きさ】長辺34cm以内(3辺合計60cm以内)厚さ3cm以内
【重さ】1kg以内
※厚さ1cmごとに料金が変わる
基本的にサイズ条件が近いため兼用できるケースもありますが、厚みや重量条件などで料金が異なるため、事前に確認するようにしましょう。
まとめ
ネコポスやゆうパケットなどのメール便は、小型の荷物を安価に配送できる便利なサービスです。ただし、提供している会社ごとに最大サイズや重量に違いがあるため、利用するサービスに合った段ボールを選ばないと想定していた配送料を超えてしまう恐れもあります。
特にネコポスは、法人向けサービスでヤマト運輸と契約しているオークションサイトやフリマサイトの利用者のみ個人利用が可能であること、それぞれ料金が異なる点などには注意が必要です。
本記事で紹介したメール便サービス一覧を参考に、自社に合ったサービスを選びましょう。
<参考>
段ボールはどこで買う?購入先の選び方とおすすめの購入方法を紹介
段ボールの簡単な縛り方は?結び方のコツ・まとめ方を図解
業務用段ボールのサイズ比較|用途別おすすめとオフィス引っ越しで失敗しない選び方
通販会社向け!梱包用段ボールの選び方ガイド
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