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更新日:2024年12月26日

コーヒーの種類を徹底解説!焙煎・挽き方の種類まで紹介

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コーヒー豆には産地による味の違いや焙煎方法、挽き方、そして淹れ方による酸味・苦味の出方の差などがあります。本記事でコーヒー豆の基本を徹底解説しますので、自分好みのコーヒーの味を見つける際の参考にしてみてください。また、レインフォレスト・アライアンス認証製品の特長についてもご紹介します。

コーヒー豆の種類と特徴

世界には、数千の品種のコーヒー豆が存在するといわれています。ここでは代表的な豆のブラジルをはじめ、計7種類の豆の特徴を取り上げます。

ブラジル

その名の通り、ブラジルで生産されるコーヒー豆の総称です。ブラジル産のコーヒー豆は、適度にシャープな苦味とすっきりとした酸味が特徴で、世界中で多くのファンに愛されています。クセが少なく飲みやすいため、ブレンドのベースとしてよく使用され、特に初心者にも親しまれやすい「スタンダード」として評価されています。

ナッツやチョコレートのようなほのかな甘い香りを持ち、浅煎りから深煎りまで幅広い焙煎度で楽しめます。浅煎りでは酸味が際立ち、フルーティーな風味が感じられますが、深煎りにすると苦味が強調され、コクのある味わいを楽しめます。

ブラジルは世界最大のコーヒー生産国であり、安定した供給が可能であるため、価格が比較的安定している点も魅力です。

キリマンジャロ

アフリカ最高峰のキリマンジャロ山麓で栽培される、タンザニアを代表するコーヒーです。特徴的な大粒の灰緑色の豆は水分が多く、芳醇な香りと複雑な味わいがあります。特に柑橘系の強い酸味とまろやかな苦味が調和し、バランスのよい風味がコーヒー愛好家に愛されています。焙煎度合いによっても味の印象が異なり、浅煎りではフルーティーな酸味が際立ち、深煎りにするとコクと苦味が引き立ちます。

手摘みで丁寧に収穫され、タンザニアの豊かな土壌と気候が生み出す独自のフレーバーが魅力です。日本では、キリマンジャロ山周辺だけでなく、タンザニア産の全てのコーヒーが「キリマンジャロ」として親しまれています。

コロンビア

コロンビア共和国で生産されるアラビカ種のコーヒー豆を指します。アンデス山脈の豊かな自然環境により育まれ、特有の南国風フルーティーな香りと濃厚な甘味で知られています。厳選された「エメラルドマウンテン」はその象徴的な存在で、柑橘系の酸味と深いコク、芳醇な甘味が調和した高級コーヒーです。

コロンビアは降雨量や昼夜の気温差が大きく、雨季と乾季が交互に訪れることで、理想的な栽培条件を提供し、多くの小規模農園が手作業で栽培を行っています。コロンビアコーヒーの味わいはバランスがよく、酸味が強すぎずマイルドなコクが楽しめるため、コーヒーブレンドのベースとしても重宝されています。ナッツやチョコレートなどとの相性が抜群です。

ブルーマウンテン

ジャマイカの東部、標高700〜1,200メートルのブルーマウンテン山脈で栽培される、世界で最も高価なコーヒーのひとつです。繊細で豊かな味わいは「黄金のバランス」として知られ、苦味・酸味・甘味・コクの全てが調和しています。このバランスのよさが、多くの人々に愛される理由です。

ブルーマウンテンは、熱帯気候と豊富な降水量、そして火山性の土壌によって育まれます。この環境は、コーヒー豆にフルーティーでなめらかな甘味を与え、南国らしい豊かな香りを生み出します。キャラメルやナッツのような上品な香りも楽しむことができ、ブラックで味わうと、複雑な風味を最もよく感じられます。

モカ

15世紀頃にエチオピアで栽培が開始され、イエメンの港町であるモカを通じて世界に広まった、最も古いブランドのコーヒーです。豆の名は、このモカ港に由来します。イエメンとエチオピアが主な生産地で、それぞれの地域で特徴的な風味が楽しめます。エチオピア産はフルーティーで軽やかな酸味があり、特にシダモやイルガチェフェ地方の豆は柑橘系のさわやかな香りがあります。高級豆として知られる「ゲイシャ」もエチオピア産です。イエメン産モカは小粒で、スパイシーでチョコレートのような甘味とコクが特徴です。

モカは、チョコレートのような独特な香りと、レモンやライムを思わせる酸味とが融合し、後味のキレがよく、飲みやすいのが魅力です。浅煎りでは酸味が際立ち、レモンやベリーを感じさせるフルーティーな味わい、深煎りでは甘味やコクが強まり、ビターチョコレートのようなリッチな風味が引き出されます。焙煎度や淹れる温度によっても風味が変わるため、さまざまな楽しみ方ができます。

グアテマラ

豊かな火山灰土壌と高地の気候条件が生む高品質な豆で知られています。特に寒暖差が大きく、日中の温暖さと夜間の冷え込みが、コーヒー豆に豊かな風味を与えます。グアテマラ共和国のこの環境が、果実のような酸味と花のような甘い香りを作り出します。フローラルな香りがあり、口に広がる酸味とコクのバランスが評価されています。また、飲んだ後に花の蜜を思わせる甘さが余韻として残る点も多くの愛好家に好まれています。

グアテマラ国内にはいくつかの産地があり、例えばアンティグア地方のコーヒー豆は、ややシャープな酸味と深いコクがあり、チョコレートやナッツに似た甘味が楽しめます。このような自然条件と風味が、グアテマラコーヒーの魅力をさらに引き立て、スペシャルティコーヒーとしても高い評価を受ける理由となっています。

コナ

アメリカ・ハワイ島で生産される、世界三大コーヒーのひとつです。特にハワイ島南西部のコナ地区で栽培され、生産量はコーヒー豆全体の約1%以下という非常に希少な豆です。コナ地区は、寒暖差の大きい気候、豊富な雨量、さらに火山灰の肥沃な土壌がそろっており、これが高品質なコーヒー豆を生む環境を作り出しています。

コナの特徴的な味わいは、強い酸味とほのかな甘味です。酸味はフルーティーでありながら、後味にはやわらかさを感じさせます。香りも豊かで、飲むたびに深みと風味に驚かされます。

コナは希少性から価格も高めですが、純粋なコナを楽しむことで、ハワイの自然と人々の手による逸品を体感できます。コナは、ただの飲み物ではなく、ハワイの文化や歴史が詰まった特別な存在です。

コーヒーの品種

コーヒーの品種は数百とも数千ともいわれていますが、その中で商業的に重要とされているのは「アラビカ種」「ロブスタ種」「リベリカ種」です。

アラビカ種

アラビカ種は、コーヒーの品種の中でも特に品質の高いコーヒー豆として知られています。原産地はエチオピアで、アラビカ種に属するコーヒー豆は200種以上にもおよびます。この多様性が、アラビカコーヒーの豊かな風味や香りに寄与しています。

アラビカ種は「コーヒーベルト」と呼ばれる地域で主に栽培されます。この地域には、南北アメリカのブラジルやコロンビア、アフリカのエチオピア、さらにはハワイやインドなどが含まれています。これらの場所では、気候や土壌の条件がアラビカ種の栽培に適しており、世界のコーヒー生産量の70%以上を占めています。

アラビカ種のコーヒー豆は、形状が特異で、偏平な楕円形をしています。この形状は、焙煎後の風味や香りに影響を与えます。また、アラビカ種は標高1,000mから2,000mの熱帯高地で栽培されることが一般的で、高地の気候は豆の成熟を遅らせ、風味が濃縮されるため、より高品質なコーヒーが生産されます。

さらに、アラビカ種からはティピカ種やブルボン種といった品種が派生しています。これらの品種は、さらに異なる風味を持つため、コーヒー愛好者にとって興味深い選択肢となります。ティピカ種は、なめらかな口当たりと甘味が特徴で、ブルボン種はフルーティーな香りがあります。

ロブスタ種

ロブスタ種は、アフリカのコンゴが原産のコーヒー豆の品種であり、主にアフリカ、インドネシア、トリニダード・トバゴなどで生産されています。ロブスタ種は、標高1,000m以下の低地で育ち、病害虫に対する抵抗力が強いのが特徴です。収穫量が多く、農業生産者にとって経済的なメリットがあります。

ロブスタ種のコーヒーは、苦味が強く、酸味は少ないため、風味が重厚で独特です。また、抽出時には水溶性成分やカフェインが豊富に含まれるため、インスタントコーヒーや缶コーヒーの製造によく使用されます。ロブスタ種は、コーヒー市場においてアラビカ種と並ぶ重要な品種であり、異なる風味のコーヒーを楽しめます。

リベリカ種

リベリカ種は、アフリカ西海岸のリベリア共和国が原産のコーヒー豆の品種です。コートジボワールやアンゴラ、インドネシアでも生産されています。この品種は、特徴的な菱形の豆を持ち、標高200m以下の平地や低地で育つことが一般的です。しかし、品質はアラビカ種に比べて劣るため、コーヒー愛好者の間では、人気という点ではやや低いかもしれません。

リベリカ種の生産量は全体の1%未満と非常に少なく、主に栽培地域内で消費されるため、国際的な流通量は極めて限られています。この品種の風味は、果実味や木質感のあるユニークなもので、独特の香りを持っていますが、アラビカ種に比べると苦味が強いとされています。リベリカ種は、コーヒー市場の中でニッチな存在として、一部の地域で愛されていますが、広く流通することは少ないため、貴重なコーヒー体験を求める人々にとっては、特別な選択肢となります。

コーヒーの焙煎の種類

焙煎の種類にはいくつかあり、一般的なものが「浅煎り」「中煎り」「深煎り」です。

浅煎り

浅煎りは、一般的にはあまり使用されていないものの、アメリカンコーヒー用としては人気があります。焙煎時間が短いため、豆の色は明るく、表面には油分がほとんど見られません。豆の持つ自然な風味が強調され、酸味が感じやすく、フルーティーで軽やかな味わいが特徴です。

浅煎りの具体的な種類には「ライトロースト」や「シナモンロースト」などがあります。ライトローストは、焙煎後に豆が最初の「クラック」(音が鳴る焙煎のサイン)を経た段階で取り出されるため、酸味がしっかり残り、香り豊かなコーヒーが楽しめます。一方、シナモンローストは、焙煎がさらに軽い段階で、豆の色はシナモンのような茶色を呈し、非常に軽い味わいになります。

この焙煎方法は、コーヒーの風味の個性を楽しみたい方や、軽やかな飲み口を好む方におすすめできます。特に冷却されることで特徴が引き立ち、さまざまな飲み方で楽しめます。

中煎り

中煎り(ミディアムロースト)は、喫茶店や家庭で非常に一般的に飲まれる焙煎度合いです。豆が最初の「クラック」を経た後、さらに少し焙煎を続けた状態であり、色は中程度の茶色で、表面にわずかに油が浮くことがあります。中煎りの特徴は、バランスの取れた風味と酸味にあり、豆の持つ自然な甘味や香りが引き出されます。

中煎りの具体的な種類には「ミディアムロースト」と「ハイロースト」が挙げられます。ミディアムローストは、軽やかな酸味と豊かな風味が調和した味わいで、さまざまなコーヒー豆の個性を楽しめます。一方、ハイローストは、やや深めの焙煎度合いで、コーヒーの香ばしさやコクが増し、やや甘味が強調される傾向があります。

中煎りは、コーヒーの風味を楽しむ多くの人々に愛されており、淹れ方によってさまざまな味わいを引き出せます。豆の種類や地域によっても風味が大きく異なるため、選ぶ楽しさがあります。中煎りのコーヒーは、特にブレンドコーヒーに多く使用され、広く受け入れられています。

深煎り

深煎り(ダークロースト)は、エスプレッソやカフェオレ、アイスコーヒーなどに広く使用される焙煎度合いです。焙煎時間が長く、豆の表面に油が出てくることが多いため、色は濃い茶色から黒に近いものになります。この焙煎方法では、苦味が強調され、酸味は抑えられるため、コクのあるリッチな味わいが楽しめます。

深煎りには、シティロースト、フルシティロースト、フレンチロースト、イタリアンローストなどの種類があります。シティローストは、豆が2度目のクラックを迎える前の段階で、ほどよいコクと香ばしさが特徴です。フルシティローストは、さらに深く焙煎され、より強い風味と甘さが引き出されます。

フレンチローストは、非常に深い焙煎度で、スモーキーでリッチな味わいが楽しめ、特にエスプレッソに適しています。イタリアンローストは、フレンチローストよりもさらに深く、苦味とスモーキーさが際立ったコーヒーとなり、非常に濃厚な味わいが特徴です。

深煎りのコーヒーは、ミルクやクリームとの相性がよく、特にエスプレッソベースの飲み物に最適です。また、アイスコーヒーとしてもその風味が引き立つため、幅広い飲み方が楽しめる人気の焙煎方法です。

コーヒーの挽き方の種類

コーヒーの挽き方の種類として「極細挽き」「細挽き」「中細挽き」「中挽き」「粗挽き」の5つがあります。

極細挽き

コーヒー豆の挽き方の中でも最も細かい挽き方で、塩や砂糖のようにさらさらとしたパウダー状になります。挽いた豆をカップにそのまま入れ、水と一緒に煮立てるトルコ式コーヒーで使われています。

また、極細挽きはコーヒーの風味が強く出るうえ、スピーディなコーヒー抽出に適しており、エスプレッソマシンで使用すれば、短時間でコクのあるエスプレッソを抽出できます。

細挽き

極細挽きに比べてやや粒感が残る仕上がりのコーヒーの挽き方です。特に水出しコーヒーに最適で、じっくりと時間をかけてコーヒーの旨味を引き出せます。細挽きにすることで、水が豆に触れる表面積が増え、ゆっくりと抽出されるため、豊かな風味が際立ちます。

水出しコーヒーは、細挽きのコーヒー豆を冷水で時間をかけて抽出する方法です。コーヒーの苦味が抑えられ、さっぱりとしたなめらかな口当たりが楽しめます。特に暑い季節には、冷たいコーヒーとして最適です。

細挽きのコーヒーは、他の抽出方法にも適しており、例えばフレンチプレスやネルドリップでも使用できます。細挽きは、時間をかけてコーヒーの本来の風味を引き出すため、コーヒー愛好家にとって理想的な挽き方だといえます。

中細挽き

コーヒー豆の挽き方の中でも偏りが少なく、全体的にバランスのよい仕上がりの挽き方です。多くの市販のレギュラーコーヒー粉に採用されており、家庭で手軽においしいコーヒーを楽しむための定番となっています。

中細挽きの特徴は、粒の大きさが均一であるため、抽出時にコーヒーの風味が均等に引き出される点にあります。苦味や酸味、甘味がバランスよく調和し、クリアで豊かな味わいを楽しめます。また、ドリップコーヒーやフレンチプレスなど、さまざまな抽出方法に対応でき、汎用性が高い点も特徴です。

ドリップコーヒーで使用する場合、フィルタを通してお湯が豆に均等に浸透し、しっかりとしたコクとアロマを楽しめます。また、フレンチプレスでは、抽出時間を調整することで、より深い味わいを引き出すことが可能です。

中細挽きは、コーヒーの風味を最大限に引き出すためのバランスの取れた挽き方として、多くのコーヒー愛好者に支持されています。

中挽き

ザラメのような粗い粒感が特徴の挽き方です。お湯に長時間浸してもエグみが出にくく、扱いやすいという利点があり、コーヒーの味わいを損なうことなく豊かな風味を楽しめます。

中挽きは、フレンチプレスや布ドリップなど、抽出時間が長い方法に最適です。フレンチプレスでは、コーヒー豆が水に直接浸るため、豆の風味がしっかりと抽出されます。このとき、中挽きの豆を使用することで、バランスの取れたコーヒーを楽しめます。布ドリップも同様に、中挽きの豆を使うことで、豊かな香りとコクが引き出されます。

バランスがよく、コーヒーの初心者から上級者まで、幅広いユーザーがこの挽き方で楽しんでいます。

粗挽き

コーヒー豆の挽き方の中で、最も粒感が残るワイルドな仕上がりが特徴です。中挽きと同様にアクが出にくく、扱いやすいという利点があります。コーヒーの風味を損なうことなく、しっかりとした味わいを楽しめます。

粗挽きは、特にパーコレーターや金属フィルタでの抽出に適しています。パーコレーターでは、沸騰したお湯がコーヒー豆に浸透し、繰り返し抽出されることで濃厚な風味が引き出されます。金属フィルタを使用する場合でも、粗挽きの豆はフィルタに詰まりにくく、スムーズにコーヒーを抽出できます。

さらに、フレンチプレスなどの抽出時間が長い方法にも適しています。長時間かけて抽出することで、コーヒー豆の豊かな風味がじっくりと引き出され、クリアで深い味わいが楽しめます。

粗挽きのコーヒー豆は、特にアウトドアやキャンプでのコーヒー抽出に適しており、手軽さと風味のよさで高い人気があります。

コーヒーの淹れ方の種類

コーヒーの淹れ方にもさまざまな種類があります。主な方法としては、「ネルドリップ」「ペーパードリップ」「エスプレッソ」「エアロプレス」「サイフォン」「フレンチプレス」です。

ネルドリップ

起毛コットンを使用してドリップする、独特な抽出方法です。布製のフィルタは、洗って繰り返し使用できるため、エコフレンドリーな選択肢です。ネルドリップの大きな魅力のひとつは、粗い目のおかげでコーヒー豆の油分がしっかりと抽出され、まったりとなめらかな味わいが楽しめる点です。紙フィルタでは吸収されてしまう油分も、ネルドリップではそのままカップに注がれます。

この抽出方法では、ゆっくりとお湯を注ぎながら、コーヒーの風味を最大限に引き出します。ネルドリップで淹れたコーヒーは、コクがありながらも雑味が少なく、非常にクリーンな味わいを楽しめます。

ペーパードリップ

ドリッパーにペーパーフィルタをセットし、コーヒー粉にお湯を注いで抽出する方法で、家庭だけでなく、カフェやレストランでも広く採用されています。ペーパーフィルタを使用することで、コーヒーの粉や微粒子をしっかりとキャッチし、クリアでクリーンな味わいのコーヒーを楽しめます。

ペーパードリップの最大の利点は、手軽さと汎用性にあります。器具も安価でそろえやすく、自宅でプロのような1杯を楽しめます。また、ペーパーフィルタは使い捨てで衛生的なので、後片づけも簡単です。

この方法では、湯温や注ぎ方を工夫することで、コーヒーの風味を細かくコントロールできます。ゆっくりとお湯を注ぐと、豆の風味がじっくりと抽出され、豊かなアロマとバランスの取れた味わいになります。一方、すばやくお湯を注ぐと、軽やかな飲み口になります。

エスプレッソ

深煎り・極細挽きのコーヒー豆をエスプレッソマシンで抽出する方法です。短時間で高い圧力をかけて抽出するため、濃厚で雑味の少ないコーヒーを楽しめるのが特徴です。

エスプレッソマシンを使うことで、豆の持つ風味とアロマが凝縮された1杯が出来上がります。抽出時間はおよそ25〜30秒で、独特の濃厚な味わいとクレマ(泡状の層)が形成されます。このクレマがエスプレッソの品質を示す指標のひとつで、その形成が成功の証とされています。

本場イタリアでは、エスプレッソは「デミタス」という小型カップに注がれ、砂糖を入れて飲むのが一般的です。エスプレッソの濃厚な味わいと砂糖の甘味が絶妙にマッチし、短時間で楽しめます。

エアロプレス

コーヒー粉をプラスチック容器に入れて撹拌し、空気の圧力で押し下げて抽出する方法です。コーヒーの風味を最大限に引き出すことができ、コーヒーの成分をしっかりと抽出し、キレのある味わいにしてくれます。エアロプレスで必要なものは、エアロプレスのセットとお湯、そしてコーヒー粉だけと、少ない器具で短時間にコーヒーを淹れられます。

エアロプレスは、忙しい朝やアウトドアなどでも活躍します。コンパクトなサイズで持ち運びにも便利です。エアロプレスで淹れたコーヒーは、深いコクと豊かな風味がありながらも、雑味が少ないクリアな味わいが特徴です。

サイフォン

コーヒー抽出の中でも、特に視覚的に楽しめる方法のひとつです。この方法では、フラスコを加熱し、蒸気の圧力でお湯を押し上げてコーヒーを抽出します。見た目がまるで化学実験のようで、コーヒー愛好家や上級者に人気があります。

まず、下部フラスコに水を入れて加熱します。水が沸騰すると、蒸気の圧力で上部容器に押し上げられます。その後、コーヒー粉を入れ、お湯と混ぜ合わせます。一定時間(通常1分ほど)撹拌し、抽出が完了したら火を止めます。すると、真空の力でコーヒーが下部フラスコに戻り、コーヒーが出来上がります。

サイフォンは、使用する器具が多く手順が複雑なため、初心者向けとはいえませんが、正確な抽出時間を守ることで、安定した味わいのコーヒーを抽出できます。この方法で淹れたコーヒーは、まろやかでバランスのよい味わいが特徴です。

フレンチプレス

フレンチプレスはフランス製のコーヒー器具で、コーヒーだけでなく紅茶の抽出にも使用されます。この方法では、ポットにコーヒー粉とお湯を入れ、フィルタ付きのプッシャーを押し下げて抽出します。

まず、粗挽きのコーヒー粉をポットに入れ、適量の熱湯を注ぎます。しばらくの間、コーヒー粉がお湯に浸ることで、コーヒーの風味がゆっくりと抽出されます。数分後に、フィルタ付きのプッシャーをゆっくりと押し下げてコーヒー粉を底に押し込むことで、上部に澄んだコーヒーが抽出されます。

エアロプレスとの違いは、フレンチプレスでは直接カップに淹れずに別容器で抽出するので、多くの量を一度に淹れられる点です。エアロプレスは短時間で抽出が完了しますが、フレンチプレスは少し時間がかかる分、豊かな風味とコクが楽しめます。フレンチプレスは、ゆったりとした時間をかけてコーヒーを楽しむのに最適な方法です。

コーヒーを選ぶとき、レインフォレスト・アライアンス認証製品を選ぶのもおすすめ

レインフォレスト・アライアンス認証とは、環境保護と社会的責任を持つ農業を推進するための認証制度です。この認証を受けた製品は、持続可能な方法で生産されたことが保証されています。具体的には、生態系の保護、労働者の福祉向上、公正な取引の確保などです。コーヒー栽培は多くの自然環境に依存しており、気候変動や森林破壊が品質に大きな影響を与えるため、この取り組みが重要です。

SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む一環として、企業がレインフォレスト・アライアンス認証製品を選ぶことは非常に有益な行動です。環境への負担を軽減し、労働者の権利を守ることを意味します。

コーヒーを選ぶ際には、豆の種類や焙煎の仕方だけでなく、栽培方法にも注目することが重要です。持続可能な方法で生産されたコーヒーは、品質が高く、長期的に安定した供給が期待できるため、消費者にとっても価値のある選択となります。

レインフォレスト・アライアンス認証のコーヒーを探す

まとめ

コーヒーは、豆の種類や焙煎、挽き方、そして淹れ方によって多様な風味を楽しめます。またコーヒー豆を調達する際、レインフォレスト・アライアンス認証製品を選ぶことで、持続可能な農業と環境保護に貢献できます。

レギュラーコーヒー粉を探す

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