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更新日:2026年2月12日

使い捨て手袋とは?種類・素材・用途別の選び方ガイド

使い捨て手袋
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使い捨て手袋は、衛生管理や安全対策などの観点から、多くの業種で欠かせない必需品です。しかし、素材や加工方法により多様な種類があるため、どの手袋が用途に合っているのか、よく分からず困っている方も多いでしょう。

本記事では、使い捨て手袋の素材別・加工別の特徴、用途に応じた商品の選び方、正しい使い方を解説します。

使い捨て手袋の基本用途

料理を持つ人

使い捨て手袋は、一度きりの使用を前提に作られた手袋です。衛生管理や安全対策目的に、さまざまな業種で使用されています。

例えば、飲食店では食材への異物混入や細菌の付着を防ぎ、介護施設では衛生管理の観点で役立ちます。また、清掃現場では、洗剤や汚れから手肌を保護する目的で使用されます。

このように、使い捨て手袋は作業環境や目的によって求められる性能が異なるため、素材や加工によって使い心地や耐久性が変わります。使い捨て手袋を選ぶ際には「誰が・どの作業で・どの程度の時間で使うのか」を整理し、適切なタイプを選択することが重要です。

使い捨て手袋の素材別の特徴

テーブルを清掃する人

使い捨て手袋の主な素材は、以下の通りです。

  • PVC
  • ニトリル
  • ポリエチレン
  • ラテックス
  • TPE

素材によって適した使用場面が異なるため、用途に合ったものを選択しましょう。素材別の特徴を解説します。

素材特徴関連商品
PVCポリ塩化ビニール製の使い捨て手袋
  • 油や薬品への耐性が高い
  • 食品に直接触れる用途では使用できない
ビニール・PVC・プラスチック手袋の画像

ビニール・PVC・プラスチック手袋を探す
ニトリル合成ゴム(ニトリルゴム:NBR)を素材とした使い捨て手袋
  • 油や薬品に強く破れにくい
  • ラテックスアレルギーの方でも使用可能
ニトリル手袋の画像

ニトリル手袋を探す
ポリエチレン薄く軽量な素材で着脱のしやすさと手軽さが特徴の使い捨て手袋
  • 頻繁に交換が必要な作業や短時間の作業に適している
  • 油や薬品、溶剤に強い
ポリエチレン手袋の画像

ポリエチレン手袋を探す
ラテックス天然ゴム(ラテックス)を素材とした使い捨て手袋
  • やわらかく手にぴったりとフィットする
  • 油や薬剤、溶剤にはやや弱いという性質がある
天然ゴム手袋(ラテックス)の画像

天然ゴム手袋(ラテックス)を探す
TPE熱可塑性エラストマー(TPE)を素材にした使い捨て手袋
  • 薄さと伸縮性によって、装着時のフィット感が高く脱げにくい
  • ニトリル手袋の代替品として注目されている
TPE手袋の画像

TPE手袋を探す

PVC

PVC手袋は、ポリ塩化ビニール製で、油や薬品への耐性が高い点が特徴です。

そのため、清掃や医療関連など、薬品や洗剤を扱う現場で多く利用されています。
また、指先の動きを妨げにくく、細かい作業がしやすいこともメリットです。

ただし、食品に直接触れる用途では使用できないため注意が必要です。

ビニール・PVC・プラスチック手袋を探す

ニトリル

ニトリル手袋は、合成ゴム(ニトリルゴム:NBR)を素材とした使い捨て手袋です。油や薬品に強く破れにくい耐久性の高さが特徴であり、医療や介護など、手を保護しながら細かい作業を行う現場で幅広く使用されています。

また、ラテックスアレルギーの方でも安心して使える点も大きなメリットです。装着のしやすさを重視したパウダーつきタイプと、衛生的で粉が舞いにくいパウダーフリータイプの2種類があり、用途に応じて選べます。

ニトリル手袋を探す

ポリエチレン

ポリエチレン手袋は、着脱のしやすさと手軽さが特徴の使い捨て手袋です。薄く軽量な素材のため、頻繁に交換が必要な作業や短時間の作業に適しています。特に清掃や調理補助、レジ業務など、衛生を保ちながら効率よく作業を行いたい場面で活躍します。

また、油や薬品、溶剤に強いという特性があり、一定の保護効果を発揮する点も特徴です。一方で、フィット感や強度は他の素材に比べて劣るため、指先の感覚を必要とする作業や長時間の使用には不向きといえるでしょう。

ポリエチレン手袋を探す

ラテックス

ラテックス手袋は、天然ゴム(ラテックス)を素材とした使い捨て手袋で、やわらかく手にぴったりとフィットする点が特徴です。高い伸縮性とグリップ力があり、長時間の作業でも疲れにくく、細かな作業にも適しているため、医療や清掃などの現場で利用されています。

一方で、油や薬剤、溶剤にはやや弱いという性質があるため、これらを使用する現場での着用には適していません。また、天然ゴムアレルギーのある方は、代替品としてニトリル製手袋を使用すると安心です。

天然ゴム(ラテックス)手袋を探す

TPE

TPE手袋は、熱可塑性エラストマー(TPE)を素材にした使い捨て手袋で、近年ではニトリル手袋の代替品として注目されています。ポリエチレン手袋とニトリル手袋と同程度の薄さでありながら、伸縮性が高く、コストパフォーマンスが高いことが魅力です。

薄さと伸縮性によって、装着時のフィット感が高く脱げにくいのが特徴です。そのため、衛生管理が求められる医療や介護の現場で利用されています。

TPE手袋を探す

使い捨て手袋の加工別の特徴

使い捨て手袋を装着する人

使い捨て手袋は、快適に作業が行えるように加工が施されているものがあります。
例えば、PVC、ニトリル、ラテックスの手袋にはパウダー加工が、ポリエチレン手袋にはエンボス加工が施されているものがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

パウダーの有無

PVC、ニトリル、ラテックスの使い捨て手袋には「パウダー加工がされているタイプ」と「パウダーフリータイプ」の2種類があります。

パウダーつき手袋の内側には、トウモロコシ由来のコーンスターチなどが使用されています。着脱をスムーズにしたり、装着中の汗を吸収し、手袋内を快適に保ったりする効果があります。ただし、粉が手や作業物に付着する可能性があるため、医療や精密作業には不向きです。また、体質によって粉によるアレルギーを起こすリスクがある点に注意しましょう。

一方、パウダーフリー手袋は、パウダーを使わず、塩素処理やポリマー加工によってすべりをよくしています。アレルギーのリスクが低いため、誰でも安心して使用できる点がメリットです。

エンボス加工の有無

ポリエチレン手袋には、エンボス加工(表面の凹凸)が施されているタイプがあります。この凹凸は、すべり止めや着脱のしやすさを高めるための加工で、作業内容に合わせて選ぶことが重要です。

外エンボス加工は手袋の外側に凹凸があるため、すべりにくく、米飯や食材がくっつきにくいのに対し、内エンボス加工は内側に凹凸があり、汗によるベタつきを抑えて着脱をスムーズにします。

また、両面エンボス加工は内外両方に凹凸があることで、すべりにくさと着脱のしやすさを兼ね揃えており、片エンボス加工は左右の片面ずつに凹凸を施し、柔軟性と操作性のバランスを取った仕様です。

エンボス加工の有無や位置によって使い心地が異なるため、用途や作業環境に合ったタイプを選びましょう。

エンボス加工付きのポリエチレン手袋を探す

用途に応じた使い捨て手袋の選び方

食事介助をする人

使い捨て手袋は、素材や加工によって使用に適した場面が異なります。作業内容や環境に合わせて選ぶことで、安全性と作業効率の両方を高めることができるでしょう。ここからは、用途別に適した素材や選び方を解説します。

食品を扱う場合

調理や盛り付けなど、食品を直接扱う際には、ポリエチレン手袋・ニトリル手袋・ラテックス手袋が適しています。

例えば、短時間の作業や頻繁に手袋を交換する場合は、着脱がしやすいポリエチレン手袋が便利です。また、ハンバーグをこねるなど油分を含む食品を扱うときは、フィット感と耐油性に優れたニトリル手袋やラテックス手袋を選ぶと、途中で手袋が脱げてしまう可能性が低いでしょう。

ただし、ニトリル手袋やラテックス手袋などの、合成ゴムや天然ゴムを主原料としている使い捨て手袋を使用する際は、食品衛生法に適合した製品を選ぶことが必須です。製造時の可塑剤や加硫促進剤などの添加剤が含まれていることがあり、これらが食品に溶け出すリスクを防ぐため、食品衛生法で安全基準が定められています。

<参照>
e-Gov 法令検索「食品衛生法」

清掃をする場合

清掃作業では、PVC・ニトリル・ポリエチレン・ラテックス・TPEなど、さまざまな素材の使い捨て手袋が活躍します。

水や洗剤、薬品を扱う場合は耐薬品性と耐久性の高いニトリル手袋やPVC手袋が適しています。強い洗剤や漂白剤を使用する現場でも、手をしっかり保護することが可能です。

そのほか、短時間の軽作業やほこり掃除などには、着脱しやすくコストの安いポリエチレン手袋が便利です。作業の精密さや使用時間、薬剤の種類を考慮し、手肌を守りながら効率よく作業できる素材を選ぶことがポイントだといえるでしょう。

介護作業をする場合

介護現場では利用者と直接触れる機会が多く、衛生管理のため、使い捨て手袋の着用が欠かせません。

使い捨て手袋のうち、ニトリル手袋は耐久性と耐薬品性に優れ、食事介助・排泄介助・入浴介助など幅広い場面で使用されます。PVC手袋は厚みがあり、汚物処理や清掃などの作業に向いています。また、TPE手袋は軽く伸縮性があり、短時間の入浴介助などに便利です。

さらに、利用者の肌に触れる機会が多い介護では、パウダーやエンボス加工の有無、手触りのやさしさにも配慮して選ぶことが大切です。

使い捨て手袋の正しい使い方

使い捨て手袋を装着する様子

使い捨て手袋を衛生的に使うには、装着前・使用中・取り外し方・保管方法のそれぞれで注意が必要です。

・装着前
まず、装着する前に手をしっかり洗い、手指の消毒を行うことが基本です。手が汚れたままでは、手袋の内側で菌が繁殖する原因になります。

・使用中
使用中は、破損や汚れ、作業の切り替え時にこまめに交換しましょう。破れた手袋をそのまま使うと、かえって汚染を広げてしまうおそれがあります。

・取り外し方
取り外す際は、裏返しながら手に触れる部分を最小限にするのがポイントです。取り外した後はすぐに廃棄し、再度手洗いと消毒を行いましょう。

・保管方法
手袋は直射日光や水はねを避け、清潔で乾燥した場所に保管することが大切です。人の出入りが多い場所や床に近い場所では、ほこりやゴミなどが入りこみやすいため避けましょう。

なお、コスト削減や手間を省くために再利用するのは厳禁です。使い捨て手袋は一度きりの使用を前提としており、洗って再利用することは控えましょう。

まとめ

使い捨て手袋は、衛生管理や安全対策に欠かせないアイテムです。素材ごとに特徴や適した用途が異なり、PVCは耐薬品性、ニトリルは強度と耐油性、ラテックスは柔軟性に優れています。また、ポリエチレンは手軽で短時間作業向き、TPEはコストパフォーマンスと伸縮性が特徴です。

清掃、介護、食品加工など、作業環境に合わせて最適な手袋を選び、正しい使い方を理解することで、安全で衛生的な作業環境を保つことができます。

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