更新日:2026年2月26日
パソコンの掃除方法を徹底解説|ホコリ除去や内部の手入れ方法も

オフィスで日々使用するパソコンは、ホコリや汚れがたまりやすく、放置すると故障や動作不良の原因になるおそれがあります。特にキーボードやモニター、内部ファンに付着するホコリは、社員の作業効率にも影響を与えるため、注意が必要です。
本記事では、法人向けにパソコンの正しい掃除方法を解説します。外側のホコリ除去から内部の手入れまで、オフィスで安全・効率的に行うためのポイントや注意点、使用する掃除用品の選び方まで紹介します。
パソコンが汚れる原因とは?掃除が必要な理由

パソコンは日常的に手や周囲の環境と触れるため、知らず知らずのうちに汚れがたまりやすくなります。指紋や皮脂、ホコリ、飲み物の飛び散りなど、汚れる原因はさまざまです。放置すると操作性の低下や故障のリスクにもつながるため、適切な掃除が欠かせません。
ここでは、パソコンが汚れる主な原因と、掃除をしないと起こるトラブルなどを解説します。
ホコリがたまってしまう理由
パソコン内部や外部にホコリがたまりやすいのは、空気中の微細な粉塵や繊維くずなどがファンや通気口を通じて吸い込まれるためです。特に排熱のために吸気・排気が頻繁に行われるノートパソコンやデスクトップは、ホコリが集まりやすくなります。
ホコリがたまると冷却効率が低下し、内部温度の上昇や動作不良の原因にもなるため、定期的な掃除や環境管理が必要です。
パソコンの掃除をしないと起こるトラブル
パソコンを掃除せずに放置していると、内部にホコリや汚れがたまり、冷却効率が低下します。その結果、CPUやGPUといったパソコンの重要な部分の温度が上昇し、動作の不安定につながる可能性があります。場合によっては、フリーズや強制終了が起こることもあるでしょう。
また、ホコリによる通気口の詰まりはファンの故障や騒音の原因にもなり、最悪の場合は部品の劣化や故障につながることもあります。定期的な掃除でトラブルを未然に防ぐことが大切です。
パソコン掃除の適切な頻度
パソコンの掃除は、使用環境や使う頻度に応じて行いましょう。毎日使う場合、月に1回は簡単な掃除を行い、3カ月に1回は内部清掃や外装の拭き掃除をおすすめします。
特にファンや通気口周辺は熱がこもりやすいため、ホコリを放置すると冷却効率が低下します。日常的には外装やキーボードの簡単な拭き掃除を行い、定期的に内部清掃も取り入れると、性能と寿命の維持に有効です。
パソコン掃除に必要な道具と準備

パソコンの掃除を効率的に行うため、適切な道具を揃え、作業前に準備しておきましょう。
ここでは、掃除に役立つアイテムと、作業を始める前に整えておくべき環境や手順について解説します。
パソコン掃除に必要な道具一覧
パソコン掃除に必要な道具は、以下のものが挙げられます。
| 道具 | 用途 |
|---|---|
| クリーニングクロス・はたき | 画面やキーボードのホコリや汚れを拭き取り、ホコリを浮かせて落とす |
| エアダスター |
|
| OAクリーナー |
|
| ハンドクリーナー(ハンディ掃除機) | 小型掃除機で、キーボードの隙間や机周りのゴミを吸い取るために使用 |
| ドライバー | 細かいネジも扱いやすく、PC内部の掃除をするために必要 |
| ピンセット |
|
| 静電気防止手袋 | 静電気によるパソコン部品の破損を防ぐ |
| マスク | ホコリの吸い込みを防ぎ、清掃作業中の健康を守る |
まず、これらの道具を用意します。また、作業場所をホコリの少ない平らな場所に整えることも大切です。これらの準備を整えることで、安全かつ効率的にパソコン内部や外装の清掃を行えます。
作業前の準備
道具を揃えたら、作業を行う準備を次の手順で行います。
1.電源を切り、コンセントを抜く
作業中の故障や感電を防ぐため、必ずパソコンの電源を切り、コンセントからプラグを抜きます。
2.作業場所を整える
広めのデスクや作業台を確保し、ホコリが周囲に飛び散らないように注意します。
3.必要な道具を手元に揃える
除電ハケやブラシ、エアダスターなど、掃除の流れに沿って使いやすい順番で準備しておきます。
4.静電気対策を行う
静電気防止手袋やアース線を活用し、内部部品へのダメージを防ぎます。
【部位別】パソコンの掃除方法

パソコンを長く快適に使うためには、各パーツに合わせた掃除方法を理解しておくことが大切です。ディスプレイやキーボード、内部のファンなど、それぞれ手入れの仕方が異なるため、適切な方法を知っておくことで故障やトラブルを防げます。
ここでは、パソコンの部位ごとに分けて、具体的な掃除手順やポイントを解説します。
液晶ディスプレイの掃除方法
液晶ディスプレイは傷つきやすく、水分や薬剤の使用には注意が必要です。まず、電源を切り、画面が暗い状態で掃除を始めます。柔らかいクロスで軽く拭き、指紋や汚れが落ちにくい場合は、水または専用クリーナーをクロスに少量付けてやさしく拭きます。ただし、液晶ディスプレイ用以外のクリーナーは研磨剤が含まれるものがあるため、使用を避けましょう。
スプレータイプのクリーナーをディスプレイに直接吹き付けると、液が排熱口などから内部基板に入り込み、故障の原因になるおそれがあります。そのため、必ずクロスに付けてから拭きましょう。
外装・ケースの掃除手順
パソコン本体の外装やケースを掃除する際は、ホコリや汚れを落とすため、柔らかいクロスやブラシではたきながら表面を拭いてください。
通気口やファン部分にエアダスターを軽く吹きつけてホコリを飛ばし、手の届きにくい隙間はピンセットやハンディ掃除機で丁寧に取り除きます。
内部部品へのダメージを防ぎながら安全に作業するため、静電気防止手袋を着用するようにしましょう。
内部・ファンの掃除テクニック
パソコン内部やファンの掃除では、電源を切りコンセントを抜いてからケースを開け、静電気防止手袋を着用して作業します。ファンやヒートシンクのホコリは、エアダスターで斜めから軽く吹き飛ばし、ブラシやピンセットで取りきれない汚れを丁寧に除去します。
エアダスター使用時は短い噴射を繰り返し、ファンが回転しないよう指で固定すると安全です。内部・ファンは定期的に掃除することで冷却効率が維持され、パソコンの寿命延長につながるでしょう。
キーボードとマウスの掃除
キーボードやマウスの掃除では、表面のホコリをエアダスターや柔らかいブラシで落とし、キーの間やマウスの隙間は綿棒やピンセットで掃除します。布に中性洗剤を薄めたものやOAクリーナーを少量含ませて拭くと、汚れや手垢をしっかり除去できるでしょう。
キーボードの掃除方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
パソコンの掃除の注意点

ノートパソコンとデスクトップパソコンでは内部構造やパーツの配置が異なるため、掃除を行う際に注意すべき点もそれぞれ違います。
無理な分解や不適切な掃除方法は故障の原因になることもあり、作業前に確認しておくことが大切です。ここでは、掃除を始める前に押さえておきたいポイントや注意事項をみていきましょう。
ノートパソコンの場合
ノートパソコンは内部が複雑に設計されており、分解して清掃すると故障のリスクが高くなります。そのため、外側の手入れを中心に行うとよいでしょう。
細かい部品が多く、元に戻しにくい箇所もあるため、自分で確実に対応できる範囲に限定して掃除することが大切です。
デスクトップパソコンの場合
デスクトップパソコンの内部清掃では、ファンやヒートシンクのホコリを取り除く際、パーツを傷つけないように注意が必要です。モニターは柔らかい布でやさしく拭き、液晶用クリーナー以外の洗剤は使わないようにしましょう。
キーボードやマウスは乾いた布で拭き取り、内部に水分が入らないようにすることも大切です。
パソコンを汚さないための予防策

パソコンを長く快適に使うには、日ごろから汚れを防ぐ工夫が必要です。掃除の頻度を減らすためにも、事前の予防策を意識しましょう。
設置場所の工夫や日々のメンテナンス方法などを解説します。
設置環境の工夫
パソコンの寿命に大きく関わるのは、前にお伝えしたようにホコリです。内部にホコリがたまると冷却ファンの回転が鈍くなり、熱が効率的に逃げなくなるため、内部部品に負荷がかかり故障や性能低下の原因となります。
そのため、ホコリがたまりやすい場所には置かず、設置環境を整えることが大切です。床に近い位置やホコリの多い場所は避け、通気性の良い場所に設置しましょう。
特にデスクトップの場合、壁や家具との間に適度な隙間を確保し、排熱を妨げないようにすることが大切です。また、エアコンや加湿器の風が直接当たる場所は結露や静電気の原因となるため避けましょう。
パソコンラックやパソコンデスクも上手に活用し、設置環境を整えることが大切です。
日常的なメンテナンス方法
日常的な清掃・メンテナンスにより、大掛かりな清掃やパソコンの不具合を回避できます。
画面やキーボードの汚れは、こまめにOAクリーナーや柔らかい布を使ってやさしく拭き取りましょう。ホコリがたまりやすい通気口やファン周りにはエアダスターを活用し、内部にホコリが侵入しないように注意してください。
定期的な清掃でパソコンの加熱や部品の劣化を防ぎ、快適な動作環境を維持できます。
保護フィルム・カバーの活用
パームレストや液晶保護フィルム、キーボードカバーを活用すると、パソコンを汚れや傷から守れます。パームレストは手の脂や汗による汚れを防ぎ、液晶保護フィルムは画面の傷や指紋の付着を軽減することが可能です。
キーボードカバーはホコリや飲み物のこぼれ落ちを防ぐ効果があり、掃除の手間を減らせるでしょう。これらを組み合わせることで、日常的な使用でもパソコンを清潔に保つことが可能です。
まとめ
パソコンはホコリが溜まりやすく、こまめな掃除が欠かせません。内部のホコリ除去や液晶画面、キーボード・マウスなど外部の清掃を定期的に行うことで、パソコンの故障や動作不良を防ぎ、快適な使用環境を維持できます。
掃除の際は必ず電源を切り、安全対策を徹底することが大切です。エアダスターや柔らかい布、専用クリーナーを使い、無理のない範囲で行いましょう。また、パソコンの設置環境も考慮するとともに、保護フィルムやキーボードカバーの活用もおすすめです。
























