更新日:2024年11月28日
冷蔵庫の寿命は何年?買い替えるべき目安や職場におすすめの冷蔵庫も紹介

冷蔵庫は、夏場でも食材を長時間保存できる便利な家電製品です。寿命の長い製品ではありますが、長く使ううちに不具合が発生し、買い替えを検討している方も多いのではないでしょうか。この記事では、冷蔵庫の寿命や買い替えるべき目安を解説します。職場におすすめの冷蔵庫も紹介するのでぜひ参考にしてください。
冷蔵庫の寿命は何年?
冷蔵庫の寿命は約10年です。10年近く使用しており、故障と思われる異常が出ているようであれば買い替えを検討しましょう。内閣府経済社会総合研究所が令和6年3月に実施した消費動向調査によると、2人以上世帯の場合、電気冷蔵庫の平均使用年数は14.0年とされています。主な買い替え理由は「故障」です。
一方、国税庁では冷蔵庫の耐用年数は6年とやや短めに設定しています。2人以上世帯の平均使用年数が14.0年とされているとはいえ、製品や使用環境によって冷蔵庫の寿命は大きく変わる点に注意しましょう。また、冷蔵庫に使われている部品の保有期間は、製品の生産終了から9年と定められています。長年使い続けた冷蔵庫の部品がないようであれば、買い替えを含めた検討が必要です。
参照:内閣府経済社会総合研究所 景気統計部「消費動向調査 令和6年3月 実施調査結果(p.9 第五表)」
参照:国税庁「耐用年数(器具・備品)(その1)」
冷蔵庫の買い替えるべき目安・寿命が近づいている前兆
冷蔵庫は使用環境によっては10年以上の長期にわたって使い続けられる家電製品なだけに、買い替えのタイミングを見極めるのは難しいかもしれません。不具合が生じたまま使い続けてしまうと、大きな事故につながる恐れがあります。次のポイントに心当たりがあるようなら無理に使い続けるのは避け、買い替えを検討しましょう。
冷蔵庫内が冷えない
冷却機能の低下は、冷蔵庫を買い替えるべき目安のひとつです。冷却機能の低下はコンプレッサーの不具合や温度調整装置の故障など、さまざまな原因が考えられます。「ドアをきちんと閉めている」「冷気の出口を食材で塞がないように心がけている」といったように、正しい使い方をしているにもかかわらず冷蔵庫内が冷えないのであれば買い替えを検討しましょう。冷却機能の低下は冷凍庫にも影響を及ぼすため、製氷機で氷が作れなくなってしまう恐れもあります。
なお、パッキンの劣化による冷気漏れは、掃除や交換で改善できるケースがほとんどです。購入時と比べて冷蔵庫内が冷えなくなってきているように感じるのであれば、まずは使い方やパッキンに問題がないかを確認してみましょう。確認の結果何も問題がなければ、買い替えが有力な選択肢です。
冷蔵庫内で水が漏れている
水漏れが見られる場合は、漏れている場所を確認して買い替えが必要かどうかを判断しましょう。冷蔵庫の下や周囲に水が漏れているようなら、水をためておくためのタンクや、蒸発皿用のファンモーターに問題があると考えられます。この場合は、修理または買い替えを検討しましょう。
一方、冷蔵庫内で水が漏れている場合は、冷気の出口に問題があるかもしれません。ホコリやカビなど、機器の故障以外に原因がないかどうか、確認してみましょう。冷蔵庫に水漏れが見られるときは、内部の汚れや使い方に問題がないかを最初に確認することが大切です。
異音・異臭が生じている
異音・異臭が出ている場合も、冷蔵庫を買い替えるべき目安です。冷蔵庫は、通常時でも冷媒を圧縮して冷気を出すためのコンプレッサーから音が出ていますが、「普段よりも明らかに音が大きい」「聞き覚えのない音がする」などのサインが出たときは故障の恐れがあります。異変を感じたら無理に使い続けるのは避け、修理または買い替えを検討しましょう。
また、「水平でない場所に設置している」「周囲の壁に触れてしまっている」など、誤った使い方でも異音・異臭が生じる場合があります。冷蔵庫から異音・異臭が生じている場合は、機器の故障を疑う前に、普段の使い方や使用環境に問題がないかをよく確認しましょう。
冷蔵庫の寿命ではない現象

一見冷蔵庫の故障に見えても、実は使い方や使用環境に問題があるだけのケースも見られます。寿命と勘違いして冷蔵庫を買い替えてしまえば、余計な出費を増やすことになります。普段から正しい使い方を心がけるために、以下の点に心当たりがないかを確認しましょう。
送風口が塞がっている
冷蔵庫内が冷えないとコンプレッサーや温度調整装置の故障を疑いがちですが、単に冷気を送る出口が塞がっているだけかもしれません。食材やものが多いと冷却機能が低下するため、冷えにくいと感じたら送風口の周りを確認してみましょう。冷蔵庫内を整理することで、冷却機能が改善される可能性があります。
冷蔵庫内で冷気がうまく循環しないと、温度を下げるためにより冷却運転をする必要があります。そうすると消費電力が増えて電気代が高くなる恐れがあるため、送風口の周りにはできるだけ食材やものを置かないことが大切です。送風口の位置は製品によって異なるため、使用している冷蔵庫の構造を確認してから庫内を整理しましょう。
ドアが完全に閉まらない
ドアが閉まらないのは冷蔵庫内の機器の故障ではなく、パッキン(ドアのフチに取り付けられるゴムの部品)に原因があるケースがほとんどです。冷蔵庫のドアがきちんと閉まらないようなら、まずはパッキンに劣化や汚れが見られないかを確認しましょう。汚れは掃除で解決でき、劣化はパッキンの交換のみで済む場合があります。
パッキンに問題があると冷気が外に漏れやすくなり、そのまま使い続ければ食材が傷む恐れがあります。電気代の高騰にもつながるため、放置せずに早めの対処を心がけることが重要です。冷蔵庫のドアがきちんと閉まらないときはパッキンを掃除・交換し、それでも改善されない場合に限り、冷蔵庫の買い替えを検討しましょう。
冷蔵庫全体に熱が発生している
冷蔵庫の熱は故障ではありません。冷蔵庫には放熱用のパイプが内蔵されており、外部に熱を放出することで内部の温度を下げています。周囲の温度が高い夏場には特に放熱量が増え、冷蔵庫全体に熱を感じることも珍しくないため、故障と勘違いして無理に買い替えないように注意しましょう。
明らかに異常な高温を感じる場合は、冷却機能が過剰に働いている恐れがあります。その際は、食材を詰め込み過ぎないように意識したり、ドアの開閉回数を減らしたりすることで改善可能です。
冷蔵庫の寿命を長持ちさせる方法
冷蔵庫は使い方や使用環境次第では、10年以上使い続けられる家電製品です。購入して間もない修理・買い替えとなれば出費がかさんでしまうため、できるだけ長持ちさせられるように普段から工夫しましょう。以下の3つの方法を意識することで、冷蔵庫を10年以上の長期にわたって使い続けられる可能性が高くなります。正しい使い方で寿命を延ばせるように、使用上のルールを職場で共有しておくのも効果的です。
冷蔵庫に食品などを詰め込み過ぎない
食材や飲み物を詰め込み過ぎると、冷蔵庫内の温度を下げるために余計なエネルギーが必要になります。そうすると機器への負荷が大きくなるばかりか、冷気がうまく循環しなくなってしまうため、詰め込み過ぎには注意しましょう。最大でも容量の70%程度を目安にし、冷気の通り道を確保することが重要です。
詰め込み過ぎを解消するコツは、保存袋や収納ボックスを上手に活用することです。例えば、同じサイズの収納ボックスを活用すれば、積み重ねて保存でき、冷蔵庫内をすっきりとさせられます。取り出しやすい保存方法を心がけることでドアの開閉回数が減り、節電につながるメリットもあるため、普段から冷蔵庫内の整理を心がけましょう。
熱いものは先に冷ましてからしまう
食べ残した料理や作り置きした料理をそのまま保存しがちですが、上昇した冷蔵庫内の温度を下げるには多くのエネルギーが使われます。コンプレッサーに大きな負担がかかり、冷蔵庫の寿命を縮めてしまう恐れがあるため、熱いものはいったん冷ましてから保存しましょう。
熱いものは周囲の食材を傷める原因にもなります。冷蔵庫内の食材の品質を保つ意味でも、冷ましてから保存する習慣を身に付けることが肝心です。
定期的に冷蔵庫内を掃除する
ホコリやカビは故障の原因です。冷却効率を維持して寿命を延ばすために、小まめな掃除を心がけましょう。掃除の際は冷気の送風口はもちろん、冷蔵庫の外側もチェックすることが大切です。背面や底面の放熱部周辺にホコリが溜まると、換気に問題が生じ、冷蔵庫内の温度が下がりにくくなります。
冷蔵庫内や外側の掃除に気を取られて見落としがちですが、ドアに取り付けられているパッキンのメンテナンスも欠かせません。パッキンの汚れやカビも冷却効率に影響するため、定期的な掃除が必要です。煩わしさゆえに冷蔵庫の掃除をつい後回しにしがちですが、寿命を延ばして電気代や買い替え費用を削減するためにも、普段からきちんとメンテナンスをしておきましょう。
冷蔵庫の寿命が来たときの対処法
冷蔵庫に寿命が来たときは、「修理に出す」もしくは「引き取りを依頼する」対処法が考えられます。購入してからの経過年数や冷蔵庫の状態と照らし合わせながら、どちらの方法が適切かを判断しましょう。
部品保有期間内であれば修理に出す
メーカーの部品保有期間内であれば、買い替えよりも修理に出す方が費用を抑えられる場合があります。冷蔵庫の部品保有期間は生産終了から9年と定められているため、その期間内であれば修理を検討しましょう。株式会社日立製作所のHPによると、主な故障について、原因ごとの修理料金目安は以下のように設定されています。
| 故障の状態 | 交換部品 | 修理費用の目安 |
|---|---|---|
| 庫内灯がつかない | キバン | 4.4~4.9万円 |
| 冷えない/冷えが悪い | コンプレッサー | 10.2~12.2万円 |
| 自動製氷機で氷ができない | アイスメーカー | 2.3~2.6万円 |
| 冷蔵ドアが閉まらない | ドアクローザー | 2.3~2.5万円(1ドアタイプ) |
| 運転音が大きい/異音がする | 霜取り関係 | 2.8~3.3万円 |
参照:株式会社日立製作所「冷蔵庫 修理料金の目安一覧」
「部品保有期間を過ぎている」「修理料金と買い替え費用がほとんど変わらない」などのケースでは、修理ではなく買い替えを検討しましょう。新しい冷蔵庫に買い替えることで、高性能化や電気代の削減につながる場合があります。
小売業者に引き取りを依頼する
業務用の冷蔵庫ではなく、家庭用の一般的な冷蔵庫を職場で使っている場合は家電リサイクル法の対象です。新しい冷蔵庫に買い替えるのか、それとも処分のみなのかによって依頼先が異なります。
古い冷蔵庫の処分方法
- 新しい冷蔵庫に買い替える場合⇒新しい冷蔵庫を購入する小売業者(家電量販店など)に引き取りを依頼
- 買い替えはせずに古い冷蔵庫だけを処分したい場合⇒古い冷蔵庫を購入した小売業者に引き取りを依頼
冷蔵庫の購入先を忘れてしまった場合や、購入先の小売業者が廃業してしまっている場合は、市区町村の指示にしたがって処分することになります。処理方法は市区町村によって異なるため、事前によく確認しましょう。冷蔵庫を処分する際には、収集運搬料金とリサイクル料金を負担する必要があります。
職場におすすめの冷蔵庫とは

職場に置く冷蔵庫選びで悩んでいる場合は、容量を重視して探すのがおすすめです。職場で冷蔵庫を使う際は一般家庭とは異なり、それほど多くの食材を詰め込まないため、従業員1人あたり5~10リットルが目安です。例えば従業員が20人いるのであれば、20人×10リットルで200リットル程度の冷蔵庫が候補です。
「多くの従業員が弁当を持参する」「泊まり勤務がある」などの職場では、目安よりも容量の大きい冷蔵庫が必要になる可能性があります。容量が足りない事態に陥るのが不安な場合は、少し大きめの冷蔵庫を選んでおくと、使用人数や働き方の変化に柔軟に対応可能です。
まとめ
冷蔵庫が故障したと思っても、実は使い方や使用環境に問題があるだけかもしれません。焦って買い替えるのではなく、まずは普段の使い方に不具合の原因がないかを考えてみましょう。その結果、使い方には問題がなく、本体に故障があると明らかになったのであれば、修理や買い替えを検討するのがおすすめです。
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