更新日:2026年2月12日
製本テープの貼り方のコツ|失敗しないやり方と手順を解説

契約書や重要書類の製本で、製本テープが曲がってしまったり、シワができて見栄えが悪くなったりした経験はありませんか?製本テープは一度貼ってしまうと、きれいに剥がせません。失敗すると印刷からやり直しになってしまい、時間もコストも無駄になります。
本記事では、誰でもきれいな製本ができる正しい貼り方を、手順ごとに詳しく解説します。
製本テープの選び方と準備するもの

製本とは、複数枚にわたる書類を一冊にまとめることを指します。製本の際に使う製本テープを正しく選ぶことで、書類の整理や保存がスムーズになり、オフィス業務の効率化につながります。
ここでは、製本テープの選び方と製本のために準備するものを紹介します。
契約書の製本なら捺印が可能なテープがおすすめ
契約書を製本する際は、見た目だけでなく、捺印のしやすさも考慮して製本テープを選ぶことが大切です。
一般的な布タイプやクラフトタイプのほか、契約書の製本に適した「捺印可能タイプ」もあり、朱肉がしっかり乗って印影が鮮明に残ります。粘着力が強く、長期保管にも耐えられる仕様のものを選ぶと安心です。用途に合わせて幅や色を選ぶことで、信頼感のある仕上がりになります。
製本テープの種類を選ぶ
製本テープには、主にロールタイプとカットタイプの2種類があります。ロールタイプは、必要な長さに自分でカットして使えるタイプです。長さを自由に調整できるため、大きな書類や契約書の厚さに合わせて製本できます。大量の書類をまとめる場合や、頻繁に製本する場合に向いています。
カットタイプは、あらかじめA4などの長さにカットされているタイプです。手軽に使え、すぐに貼れるため、少量の書類や単発の契約書の製本に便利です。
選ぶ際は、製本する書類の枚数や頻度、作業の手軽さに合わせてタイプを選ぶとよいでしょう。
書類の厚さに合わせてテープ幅を選ぶ
製本テープにはテープ幅にいくつかの種類があり、25mm・35mm・50mm・100mmに分けられます。製本する書類の厚さに適したテープの幅を選びましょう。
テープ幅に合う書類の厚さは、以下の通りです。
| テープ幅(mm) | 書類の厚さ(mm) |
|---|---|
| 25 | 2 |
| 35 | 5 |
| 50 | 20 |
| 100 | 70 |
製本テープのきれいな貼り方【手順解説】
ここからは、製本テープの具体的な貼り方を紹介します。手順ごとに画像を記載していますので画像とともにご確認ください。

まず、契約書、製本テープ、ホッチキス、ハサミを用意します。契約書を折り込む際は、左端の文字が隠れないように、左側に3cmほどの余白を確保しましょう。
手順1:書類の準備とホッチキス留め
製本テープを貼る手順の最初のステップは、書類の準備とホッチキス留めです。まず、契約書や書類を順番通りに揃え、ページがずれないように整えます。その後、上部や左端など適切な位置でホッチキスを留め、書類を固定します。
ホッチキスは、紙の端から5mmほど内側を目安に、2カ所をしっかり留めましょう。書類の枚数が多く厚みがある場合は、3カ所留めるとより安定します。これにより、製本テープを貼る際にページがずれにくくなり、仕上がりもきれいに整います。
手順2:書類の厚さを測定してテープをカット

最初に書類の厚さを確認し、製本テープを必要な長さにカットします。書類が厚すぎるとテープがきれいに貼れず、薄すぎると余裕がなく仕上がりが不格好になるため、書類の厚さを必ず確認しましょう。折り込み部分の余裕として、実寸より1〜2cmほど長めに切っておくのがポイントです。
手順3:製本テープの剥離紙を半分だけ剥がす

製本テープの多くは裏の剥離紙の中心に切れ目が入っているため、貼る際は剥離紙を一度にすべて剥がさず、半分だけ剥がすのがコツです。まず半分を剥がして書類の背にしっかり貼り付け、位置を整えながら残りの剥離紙をゆっくり剥がしていくと、まっすぐきれいに貼れます。
手順4:裏面に製本テープを貼り付ける

契約書を机の上で固定し、裏側(裏表紙側)から製本テープを貼り始めます。テープがたるまないよう軽く引きながら、位置がずれないように注意して真っ直ぐ貼り進めましょう。
手順5:上下の切れ込みと折り込み処理

製本テープを貼ったら、上下の端にハサミで切れ込みを入れて折り込む処理を行います。

テープがはみ出している部分の角に、背のラインに沿って小さく切れ込みを入れ、内側に折り込みましょう。

切り込みをいれることで、角までしっかり密着し、見た目も整った仕上がりになります。
手順6:表面への貼り付けと仕上げ

上下を折り込んだら、製本テープを表面(表紙側)に貼り付けます。

背の位置を確認しながら、残りのテープを表側(表紙側)に貼り付け、手でしっかり押さえて密着させます。貼り付けるときは、中央から外側に向けて貼るとシワになりにくいでしょう。
全体を軽くこすって気泡を抜くと、見た目もきれいで仕上がりが安定します。


最後に、両端にはみ出ているテープをカットして完成です。
製本テープを失敗せずに貼るコツ

製本テープをきれいに貼るためには、ちょっとした工夫が大切です。
仕上がりをきれいに見せるために、以下のポイントを意識して作業を進めましょう。
剥離紙は一気に剥がさない
製本テープをきれいに貼るコツは、剥離紙を一気に剥がさないことです。最初から全部剥がしてしまうと、テープが途中で曲がったり、しわが寄ったりしやすくなります。
まず半分だけ剥がして背に貼り付け、位置を整えながら残りを少しずつ剥がしていくと、まっすぐで美しい仕上がりになります。
テープを平行に貼る方法
製本テープをまっすぐ貼るには、まず書類の背の位置を定規で確認し、貼るラインの目印を軽くつけておくとずれを防げます。
テープの剥離紙を少しずつ剥がしながら貼るのがポイントです。端を合わせたら中央から外側に向かって指で押さえ、空気を抜くように貼るときれいに仕上がります。焦らず丁寧に位置を調整することが、きれいに貼るコツです。
シワを防ぐ貼り付けテクニック
シールの浮きがある場合は、一方向に強くこするとシワになりやすいため、様子を見ながら真上からやさしく押さえるように貼りましょう。
ホッチキス部分を確認しながら、内側から外側に向かって軽くさすります。定規など平らなものを使って細かなシワを伸ばすと、きれいに仕上がります。
ロールテープの巻き癖対策
ロールタイプの製本テープは、巻き癖がついています。そのまま貼ると、テープが曲がったり浮いたりしやすくなるため、縦半分に折り目をつけてみましょう。まっすぐになり、貼り付けやすくなります。
時間の余裕があれば、製本テープを切った後、厚めの本などを上に置いて軽く押さえ、平らに癖を整えておくのもおすすめです。
契約書に製本テープを貼る理由

契約書を製本テープで製本するのは、改ざん防止や管理の利便性、押印作業の効率化などの目的があります。
製本テープで製本する理由について、詳しくみていきましょう。
改ざん防止と管理のしやすさ
契約書に製本テープを貼る主な理由は、改ざん防止と管理のしやすさにあります。複数枚の契約書をまとめてテープで製本することで、ページの抜き取りや差し替えが難しくなり、不正な改ざんを防げます。
また、書類を一冊にまとめることで、保管・管理が容易になり、取り出しやすく整理された状態を保てます。紛失防止にもつながるでしょう。
製本をしていれば契印を1カ所押すだけで済む
製本テープによる製本は、各ページに契印を押す手間を省き、署名や押印作業を効率的に進めるという目的があります。
契印とは、複数ページにわたる契約書を一体の書類として扱うために押す印鑑です。文書の差し替えや抜き取りを防ぐ役割を果たします。
ホッチキスで留めただけの書類では全ページに契印が必要ですが、製本された契約書の場合は、表紙または裏表紙に1カ所押印するだけで全体を証明できます。
契約書の製本テープに折り込みは必要?
契約書を製本テープでまとめる際、テープの折り込みは必ずしも必須ではありません。折り込みを行うと、テープの端が書類に密着し、角のめくれや剥がれを防げるため、仕上がりがきれいで耐久性も高まります。
しかし、短期間の保管や枚数の少ない契約書では、折り込みなしでも十分に製本としての役割を果たせます。用途や保管期間に応じて判断するとよいでしょう。
まとめ
製本テープは、契約書をきれいに製本するための重要なアイテムです。製本することで、複数ページの契約書でも各ページに押印する手間を省け、書類全体の体裁が整います。見た目にも信頼性のある仕上がりになるでしょう。
製本テープを貼る際は、剥離紙を一度に剥がさず半分ずつ貼るなど、まっすぐ貼る工夫が大切です。巻き癖のあるテープは軽く反らせるなどの工夫をし、手順に沿って丁寧に製本しましょう。














