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更新日:2026年2月26日

FSSC22000とは?ISO22000との違いから要求事項・取得手順まで解説

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「取引先からFSSC22000の認証取得を求められた」「海外展開のために必要だと聞いた」などの理由で、FSSC22000認証を検討する企業も少なくありません。

FSSC22000は、食品安全マネジメントシステムの国際規格であり、ISO22000をベースにより厳格な要求事項を追加した認証制度です。食品製造・加工・流通などの企業が、国際的な食品安全基準に準拠していることを証明できます。

本記事では、FSSC22000の基本知識からISO22000やHACCPとの違いとともに、対象となる業種や要求事項、具体的な取得手順などについて網羅的に解説します。

FSSC22000(食品安全システム認証)とは?簡単に解説

作業員の画像

FSSC22000は、食品の製造・提供に関する安全性を示す国際的な認証規格です。食品を扱う事業者が安全に製造し消費者へ提供するための枠組みを定めています。ここでは、FSSC22000の定義や認証スキーム、取得するメリットについて解説します。

FSSC22000の定義

FSSC22000は、FSSC財団によって作られた国際的な食品安全マネジメントシステムの認証規格です。国際規格「ISO22000」をベースとし、食品業界における食品安全を確保するための仕組みを構築することを目的としています。

ISO22000に加え、前提条件プログラムや独自の追加要求事項が組み込まれています。食品サプライチェーン全体を対象とした、より包括的な管理体系です。

GFSI(世界食品安全イニシアチブ)が承認するの認証スキーム

GFSIは、世界中で食品安全基準を一貫して強化し、食品安全の向上を目指す非営利団体です。FSSC22000はGFSIに承認されているため、国際的に信頼性の高い信頼性を持つ認証として認められています。

FSSC22000認証を取得するメリット

FSSC22000認証を取得することで、国内外の取引先からの信頼を得られやすくなります。GFSI承認スキームに基づくため、海外の食品関連企業との取引要件を満たせる場合もあります。

また、食品安全に関するリスクを低減できる点も大きなメリットです。フードディフェンスや食品の偽装防止に関する要求事項も含まれるため、幅広いリスクに対応した体制を構築できます。さらに、FSSC22000の要求事項に取り組みを通じて、従業員の食品安全に対する意識が向上することもあります。

FSSC22000とISO22000・HACCPの関係

パソコンの画像

FSSC22000は、ISO22000やHACCPと深い関係があります。それぞれの関係性を理解することで、FSSC22000の要求レベルや構成を理解できるでしょう。ここでは、それぞれの関係性について解説します。

ISO22000との違い

FSSC22000とISO22000の主な違いは、具体的な衛生管理に関する要求事項の有無です。FSSC22000はISO22000を基盤とし、より具体的な衛生管理に関する要求事項(前提条件プログラム)と、フードディフェンスなどの追加要求事項を加えた規格です。

ISO22000は一般的な基準であり、すべての食品関連の企業に適用できるものの、具体的な内容の規定が多くありません。FSSC22000のほうが、食品業界での具体的な管理をより詳細に求められます。

HACCPとの違い

FSSC22000とHACCPの主な違いは、適用範囲と構成要素です。HACCPは、食品製造工程における危害要因を分析・管理する「手法」で、FSSC22000はHACCPの手法を取り入れた「マネジメントシステム規格」です。

HACCPが製造工程に限定されますが、FSSC22000は経営層の関与やフードディフェンスなど、より広い範囲を対象としています。

<参考>
HACCP7原則12手順とは?義務化対応への基本ガイド

FSSC22000の対象となる業種・カテゴリー

植物の画像

FSSC22000は、フードチェーン全体での食品安全を確保するため、食品製造業だけでなくさまざまな業種を対象としています。ここでは、FSSC22000の対象となる業種と取得すべき企業の特徴について解説します。

対象となる業種

FSSC22000の対象となる業種は、以下の通りです。

  • 植物製品の前工程の取り扱い
  • 食品製造
  • 動物の一次転換
  • 傷みやすい動物性製品の加工
  • 傷みやすい植物性由来の製品の加工
  • 傷みやすい動物性および植物性製品の加工(混合加工)
  • 常温保存製品の加工
  • 飼料および動物食品の加工
  • ケータリング・給食業務
  • 小売・卸売電子商取引
  • 仲介業・取引・電子商取引
  • 輸送および保管業務
  • 包装資材の製造
  • バイオ・化学製品の製造

特に、食品の製造・加工・提供や、食品包装材の製造において取得数が多くなっています。

取得すべき企業の特徴

FSSC22000の取得を検討すべき企業の特徴は、以下の通りです。

  • 腐敗しやすい製品を扱う企業:製品の劣化や腐敗が早い商品の安全性を証明できる
  • グローバル展開を目指す企業:海外の顧客や大手小売業者に信頼されやすくなる
  • サプライチェーン全体での安全管理を行いたい企業:自社だけでなく、関連企業と連携して食品安全管理体制を構築できる
  • リスク管理を強化したい企業:潜在リスクを洗い出し、重大な食品事故への対策を講じられる

FSSC22000の要求事項

話をする作業員

FSSC22000は、以下の3つの要素で構成されています。

  • ISO22000
  • ISO/TS22002
  • 追加要求事項

これらの要素を理解し、要件を満たさなければ、認証をもらえません。ここでは、それぞれの要求事項について解説します。

ISO22000

FSSC22000の基礎となるのは、食品安全マネジメントシステムの国際規格であるISO22000です。主な目的が、食品事故の発生リスク低減です。「品質管理」に特化したISO9001と「衛生管理」に特化したHACCPの要素を組み合わせて作られています。

ISO22000とは? 取得の目的から認証のメリットまで解説

ISO/TS22002

ISO/TS22002は、前提条件プログラムとも呼ばれ、食品製造に関わる環境を、汚染から守るための基準を定めた規格です。「ISO22000」の7.2.3項をベースに構成されており、衛生管理に対する具体的な要求事項が定められています。

分野ごとに細分化されており、食品製造業、ケータリング、畜産・水産業、包装材製造などで、以下の基準が定められています。

  • 建物の構造や作業区域の配置
  • 廃棄物処理
  • 倉庫保管 など

追加要求事項

追加要求事項は、FSSC22000が独自に定めている要求事項です。以下のような要求事項があります。

  • サービスと購入資材の管理
  • 製品のラベリング
  • 食品防御
  • 食品偽装の軽減
  • FSSC22000のロゴの使用
  • アレルゲンの管理
  • 環境モニタリング
  • 食品の安全と品質の文化
  • 品質管理
  • 輸送や保管、倉庫
  • ハザード管理や交差汚染防止手段
  • PRP検証
  • 製品設計と開発
  • 健康状態
  • 設備管理
  • 食品ロス
  • コミュニケーション
  • 多サイト認証を行う組織での要求

これらの要求事項に取り組むことで、より強固で包括的な食品安全体制の構築が可能となります。

FSSC22000認証取得までの流れと手順

フロー図

FSSC22000の認証取得までの主な流れは、7つのステップで構成されています。そのため、計画的に進めることが大切です。ここでは、それぞれのステップについて解説します。

Step1:適用範囲や導入計画の策定

トップマネジメントの意思表明のもとに、食品安全チームを編成します。認証対象となる製品や場所などの適用範囲を決定し、全体のスケジュールを作成します。特にマネジメント層には、FSSC22000の内容と認証取得の必要性を理解してもらうことが重要です。

Step2:ハザード分析と準備

製造工程におけるハザード(危害要因)を分析するための準備を行います。HACCPの手順確認や製品の特定、カテゴリーごとにフローダイアグラムの作成と現場確認を実施しましょう。

その後、ISO/TS22002(前提条件プログラム)の構築に向けて、現状の衛生管理状況と要求事項とのギャップを確認します。関連する法律の確認や過去に発生した問題、苦情の調査をするとともに、文書作成の取り決めも必要です。

Step3:システム構築

食品安全方針と目標を設定し、HACCPプランや前提条件プログラム(PRP)を含む具体的な管理システムを文書化します。文書化の対象は、以下の通りです。

  • 食品安全方針の策定
  • 食品安全目標の設定
  • 前提条件プログラム(PRP)構築=ISO/TS22002-1構築
  • ハザード分析、CCPの決定
  • HACCPプランの策定
  • オペレーションPRPの策定
  • その他必要な各種文書・手順書・様式などの作成

必要な各種文書と手順書、様式とともに、マニュアルも作成しましょう。

Step4:システム運用・教育

構築したシステムを実際に運用します。運用を通じてシステムの有効性を確認し、記録を残します。問題があれば改善しましょう。従業員規模が大きい場合は、システム運用に関する従業員教育も必要です。

Step5:内部監査

内部監査では、構築したシステムが規定通りに運用されているかを確認します。内部監査の実施には、内部監査員が必要です。「外部講習の受講」「内部試験の実施」など、要件を定めたうえで内部監査員の養成を行いましょう。

問題点が見つかれば是正処置を行い、その結果を経営層に報告します。

Step6:審査対応

内部監査の実施により、FSSC22000のPDCAサイクルが1周したら、審査機関による審査を受けましょう。審査は、文書審査(第一段階)と現地審査(第二段階)に分かれます。認証審査の間隔は1カ月〜6カ月で、登録までには2カ月ほどかかります。

Step7:認証取得後の維持・更新審査

認証取得後も、システムの有効性を維持するため、定期的な審査が実施されます。認証の有効期間は3年で、毎年1回の維持審査と、3年ごとの更新審査が行われます。 維持審査のうち1回は、事前の通知なしに行われる「非通知審査」です。

非通知審査の除外日は、休業日や操業度の極端な低下日など、正当な理由が必要です。繁忙期であることは「正当な理由」には該当せず、非通知審査を拒否した場合、認証は一時停止となります。さらに、6カ月以内に非通知審査を受けなければ、認証取り消しとなるため注意が必要です。

FSSC22000認証取得にかかる費用と期間

COST

FSSC22000の認証取得には、初期費用と取得までの期間が必要です。また、維持や更新にも費用が必要です。事前に目安を把握し、計画的に準備をしておきましょう。

取得にかかる費用の目安

取得にかかる費用は、企業の規模や業種によって異なります。例えば、従業員20〜30人規模の食品工場の場合、約175万円が必要です。正確な金額は審査機関からの見積もりで確認しましょう。

取得までに必要な期間は約1年

準備開始から認証取得に至るまで、1年ほどかかるケースが一般的です。ただし、企業の体制や準備状況によって期間は異なり、半年程度で取得している事例も存在します。

維持・更新にかかるコスト

認証取得後も、維持や更新には費用が必要です。例えば、従業員20〜30人規模の食品工場の場合では、取得後の2~3年目はそれぞれ約60万円、4年目には約105万円が目安となります。

FSSC22000の取得企業例

EXAMPLES

FSSCの公開データベースによると、2025年11月5日時点で、日本国内では3,400件以上の組織が登録されています。 これは世界全体の約1割に相当し、日本企業の食品安全に対する意識の高さが伺えます。

取得企業は、大手食品メーカーをはじめ、物流や流通などフードチェーン全体で広く取得が進んでおり、食品安全の国際基準に準拠する動きが業界全体で加速しています。

FSSC22000の最新バージョン(Ver.6.0)

REVISION

FSSC22000は2023年4月にバージョン6.0に改訂されました。主な改訂の目的は以下の3つです。

  • 更新されたISO22003-1:2022の要求事項の取り込み
  • 国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を強化
  • 編集上の変更および修正

バージョン6.0による主な変更点は、以下の通りです。

フードチェーンカテゴリーの変更
  • BIII(植物製品の前処理)とC0(動物の一次変換)の追加
  • ペットフード(DⅡa・DⅡb)が食品製造(CI~CⅣ)に統合
  • 輸送および保管(GⅠ・GⅡ)がカテゴリGとして統合
  • 仲介業・取引・電子商取引(FⅡ)が追加
追加要求事項
  • 製品表示と包装
  • アレルゲン管理
  • 食品ロスと廃棄物
  • 食品安全・品質文化
  • 食品安全および品質文化向上のためのコミュニケーション
    (食品安全・品質に関する意識醸成を目的とした情報共有の仕組み)
  • 品質管理
  • 設備管理
  • 環境モニタリング
  • 食品防御と偽装防止
審査機関の要求事項変更
  • 食品安全文化の評価能力など、審査員の専門性が強化
  • ISO 22003-1:2022の更新により、審査時間の見直しが必要となり、多くの組織で審査時間が長くなる可能性が高まった
  • より詳細な記録要件が規定された

FSSC22000についてよくある質問

Q&A

FSSC22000の取得・維持について、一般的に聞かれる質問をまとめました。一般的な回答も紹介しますので、ぜひ疑問解消に役立ててください。

FSSC22000を取得するのにどのくらい費用がかかる?

取得にかかる費用は企業の規模や業種によって異なります。例えば、従業員20〜30人規模の食品工場の場合、初年度は約175万円が目安となります。

詳しくはこちら

認証取得までにどれくらいの期間がかかりますか?

準備を始めて認証がもらえるまで、一般的に1年ほどかかります。ただし、企業の体制や準備の状況により期間は異なります。

詳しくはこちら

認証後の維持審査はどのくらいの頻度で行われますか?

システムの有効性を維持するために、定期的な審査が実施されます。認証の有効期間は3年となっており、毎年1回の維持審査と、3年ごとの更新審査が行われます。

詳しくはこちら

まとめ

FSSC22000は、国際的な食品安全マネジメントシステムの認証規格です。FSSC22000認証を取得することで、国内外の取引先からの信頼を得られるだけでなく、食品安全に関するリスク低減や従業員の食品安全に対する意識向上にもつながります。

食品に関わっている事業者は、企業のブランド価値向上と持続的な成長のためにも、本記事を参考に要求事項や取得までの流れを理解し、FSSC22000の導入を検討してみましょう。

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