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更新日:2026年5月7日

ポリ袋とは?サイズ・種類の違いや用途別の選び方を解説

大きさの違う3種のレジ袋
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ポリ袋は、オフィスや店舗、工場などの業務現場に欠かせない資材で、梱包・保管・廃棄物処理などさまざまな用途に使用されています。素材の種類(LDPE・HDPE・LLDPE)や厚み、サイズによって用途が異なり、適切な製品を選ぶためには正しい知識が必要です。

本記事では、ポリ袋とビニール袋の違いから、素材別の特徴、用途に合わせた選び方までわかりやすく解説します。

ポリ袋とは?ビニール袋との違い

レジ袋を差し出す店員

ポリ袋とは、主にポリエチレン(PE)を原料としたプラスチック製の袋です。同じくプラスチック素材から作られているビニール袋とは、原料や用途が異なります。

ここでは、ポリ袋の基本的な特徴と、ビニール袋との材質の違いを解説します。

ポリ袋の定義と一般的な呼び方

ポリ袋とは、ポリエチレンやポリプロピレン(PP)などの合成樹脂から作られた袋の総称です。日常的にはこれらをまとめて「ビニール袋」と呼ぶことが多いものの、実際に流通している袋の大半はポリエチレン製のポリ袋です。

スーパーのレジ袋や家庭用のゴミ袋も、ほとんどがこのポリ袋に該当しており、私たちの身近な場面で広く利用されています。

ビニール袋(塩化ビニル製)との材質の違い

本来のビニール袋とは、塩化ビニル樹脂(PVC)で作られた袋を指します。軽量で加工がしやすいポリ袋に対し、塩化ビニル製の袋は耐久性や密閉性に優れています。

ただし、塩化ビニル製の袋は燃焼時に有害ガスが発生するリスクがあるため、日常的な用途ではあまり使用されていません。現在では、防水性や耐久性を活かした用途や、医療用の血液バッグなどの特殊な用途で使われることが多く、日常生活で見かける袋はリサイクルがしやすいポリ袋が主流となっています。

ポリ袋の主な素材と特徴

白いレジ袋の束

ポリ袋とひと口にいっても、使用される素材によって質感や強度、用途が異なります。代表的なポリエチレン素材にはいくつかの種類があり、それぞれ特性に応じて使い分けられています。
ここでは、ポリ袋の主な素材と特徴をみていきましょう。

伸縮性に優れたLDPE(低密度ポリエチレン)

LDPEは「Low Density Polyethylene(低密度ポリエチレン)」の略で、透明度の高い素材です。柔らかくしなやかな手触りで、優れた伸縮性があります。中身を確認しやすく、小分け袋や包装用のポリ袋として広く利用されています。

袋を広げやすく扱いやすいことから、食品や日用品の包装など、さまざまな場面で活躍しています。

LDPE(ツルツルタイプ)のポリ袋を探す

カサカサした質感のHDPE(高密度ポリエチレン)

HDPEは「High Density Polyethylene(高密度ポリエチレン)」の略で、薄手ながら高い強度を持つ素材です。レジ袋やゴミ袋に多く採用されており、カサカサとした質感が特徴です。

丈夫でコストパフォーマンスにも優れていますが、一度切れ目が入るとそこから裂けやすい性質があるため、取り扱いには注意が必要です。

HDPE(カサカサタイプ)のポリ袋を探す

強度と耐久性に優れたLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)

LLDPEは「Linear Low Density Polyethylene(直鎖状低密度ポリエチレン)」の略で、高い強度を持つ素材です。透明性やツルツルした材質はLDPEに似ていますが、LLDPEはより引き裂きや引っ張りに強く、重量物や尖った物の梱包に適しています。

耐久性が求められる場面で活躍する素材として、業務用の厚手ポリ袋によく使用されており、梱包や産業用途でも広く採用されています。

ポリ袋の選び方

大きさの違う3種のチャック付袋

ポリ袋は形やサイズ、厚み、色などの違いによって使い勝手が大きく変わります。用途に合わないものを選ぶと破れやすく、使いにくくなるため、注意が必要です。

ここでは、目的に合ったポリ袋を選ぶために確認しておきたいポイントを解説します。

形状を決める

ポリ袋は形状によって適した用途が異なります。まずは「何を入れるのか」「どのように使うのか」を考え、形状を選ぶことが大切です。

形状ごとの特徴と用途は、以下の通りです。

形状特徴主な用途
レジ袋持ち手付きで持ち運びしやすい商品の持ち帰り、ゴミ袋
平袋マチがないシンプルなタイプ書類や小物の収納
ガゼット袋側面にマチがある箱物・食品、ギフトの梱包
チャック付袋開閉できるチャック構造食品保存、小物管理

形状ごとの特徴を理解して選ぶことで、作業効率や使い勝手は大きく変わります。

用途に合ったサイズを選ぶ

ポリ袋には規格があり、決められたサイズ・厚みで作られたポリ袋は「規格袋」と呼ばれます。規格袋には1号(70×100mm)から20号(460×600mm)までの統一サイズがあり、用途に応じて選ぶことができます。

よく使われる規格サイズと用途は、以下の通りです。

号数サイズ(mm)主な用途
8号130×250小物・部品の小分け
10号180×270文具・雑貨
12号230×340A4サイズの書類・衣類小物
14号280×410衣類・日用品
16号340×480かさばる日用品
20号460×600大きめの衣類・梱包

なお、規格袋は主にマチのない平袋に適用されます。レジ袋のサイズについては、レジ袋自体の規格や容量の表示を参考に選ぶようにしましょう。

規格袋を探す

<参考>
ゴミ袋のサイズ・用途は? 容量以外での選び方も解説
レジ袋のサイズの選び方!号数の違いとシーン別のサイズ目安を解説
【におい対策に】ゴミ袋の結び方を解説|中身がパンパンでもほどけずに結べる

厚みと強度もチェック

ポリ袋は、メーカーや材質によって厚さが異なり、厚みによって強度が大きく変わります。
一般的なポリ袋の厚さは0.01〜0.10mm程度で、0.01mmはラップフィルム、0.1mmは紙幣とほぼ同じ厚みになります。

厚さごとの用途は、以下の通りです。

厚さ主な用途
0.01~0.03mm軽量物の保管や一般的な小分け用
0.04~0.06mmやや重い物や、丈夫さが求められる場合
0.08~0.10mm重量物や尖った物の梱包向け

袋の厚みが不足していると、破れやすくなったり内容物が落下したりするため、入れる物の重さや形状に合わせて選ぶことが重要です。

色と透明度を選ぶ(透明・半透明・乳白色)

ポリ袋の色や透明度は、使い勝手や用途に直結します。透明・半透明・乳白色のほか、カラータイプも選べます。

透明タイプは中身をひと目で確認できるため、商品管理や食品保存に適しています。半透明は内容物をぼかしつつ視認性も確保できることから、家庭用ゴミ袋などに便利です。

乳白色は中身を見せたくない場合に適しており、梱包や廃棄用途でよく使われます。カラータイプは、分別管理や色分け保管に役立ちます。

用途や管理方法に合わせて、適切な色と透明度を選びましょう。

食品の場合は食品衛生法適合を確認

食品を入れる場合は、食品衛生法に適合した製品であるかを確認することが重要です。適合品は食品と接触する際の安全性が認められています。

一般用途として販売されているポリ袋は、食品用途には推奨されない場合があるため、注意が必要です。購入時は、パッケージや仕様書で適合表示を確認しましょう。

食品衛生法適合のポリ袋を探す

<参考>
食品表示基準とは?記載すべき主な項目と注意点

環境に配慮した製品も選択肢に

近年は、環境への負荷を抑えたポリ袋も増えています。植物由来原料を配合したバイオマス配合ポリ袋や、自然環境下で分解される特性を持つ生分解性ポリ袋などが登場し、選択肢は広がっています。

これらは従来品と同様に使用できるものも多く、用途に応じて取り入れることで、日常業務や店舗運営の中でも無理なく環境への配慮につなげることが可能です。

【用途別】食品保存・廃棄物などのポリ袋の選び方

ゴミ袋を回収する2人の作業員

ポリ袋は、用途によって重視すべきポイントが異なります。食品保存と廃棄物処理では、求められる安全性や強度、使い勝手が異なるため、目的に合った仕様を選ぶことが大切です。

ここでは、用途ごとの選び方を紹介します。

食品保存には「食品衛生法適合・耐冷性・チャック付き」を確認

食品を保存する場合は、まず食品衛生法に適合した製品であるかの確認が必要です。食品と直接触れても安全であると認められたポリ袋を選びましょう。

冷凍保存を行う場合は、耐冷温度の表示を確認しましょう。一般的に−30℃程度で設計されており、この基準を満たしていれば、-18℃前後の冷凍庫内で使用しても割れや劣化の心配なく使用することができます。

また、透明タイプであれば、中身をひと目で確認でき、管理もしやすくなるでしょう。チャック付きタイプは密閉性が高く、開閉を繰り返せるため保存に便利です。

ゴミ袋・廃棄物用は「厚手・大容量・破れにくさ」で選ぶ

ゴミ袋や廃棄物処理に使用するポリ袋は、強度と容量が重要なポイントです。業務用途では、重量や角のある廃棄物にも耐えられる厚手で破れにくいタイプが適しています。

大量の廃棄物をまとめて処理する場合は、70L~90Lといった大容量タイプを選ぶことで、交換の手間を減らし作業効率も高まるでしょう。用途に応じた厚みとサイズを選ぶことが、ゴミ捨てのトラブル防止につながります。

<参考>
事業系一般廃棄物とは?産業廃棄物との違いや捨て方を解説

梱包・配送用は「余裕サイズ×十分な厚み」が破損防止のポイント

梱包や配送に使用するポリ袋は、破損防止のためにサイズと厚みの選び方が大切です。商品にぴったりのサイズではなく、一回り大きめを選んで余裕を持たせることで、出し入れしやすく袋への負担も軽減できます。

透明タイプを選べば、検品や内容確認がしやすく作業効率も向上します。厚みは少なくとも0.06mm以上を目安にすると、輸送中の擦れや衝撃による破れを防ぎやすいでしょう。

大型商品や重量物の場合は、0.08〜0.10mmの特厚タイプを選ぶとより安心です。

工業用途は「素材・密閉性・静電対策」をチェック

工業用途でポリ袋を使用する場合は、入れる物に応じて素材や機能性を確認しましょう。機械部品や金属製品の保管には、破れにくいLLDPE製が適しています。

粉末や液体を一時的に保管する際は、厚手で密閉性の高いタイプを選ぶことで漏れや飛散を防げるでしょう。

また、電子部品を扱う現場では静電気によるトラブルを防ぐ必要があるため、帯電防止機能を備えた専用のポリ袋が推奨されます。

ポリ袋の価格相場とおすすめの購入先

電卓を操作する手元

ポリ袋は種類や厚み、用途によって価格が大きく異なります。必要な性能を満たしながらも、コストとのバランスをとることが欠かせません。

ここでは、ポリ袋の価格相場と、用途に応じた購入先の選び方を紹介します。

業務用ポリ袋の価格相場

業務用ポリ袋の価格相場は、以下の通りです。

種類価格相場
規格袋(100枚入り)100円~500円
レジ袋(100枚入り)100円~300円
業務用厚手タイプ(10~50枚入り)300円~1,000円
特殊用途(帯電防止・食品用等)500円~2,000円

一般的な規格袋(100枚入り)は数百円程度から購入でき、レジ袋タイプも比較的安価です。一方、厚手タイプや大型サイズ、帯電防止や食品対応などの機能付き製品は価格が上がる傾向にあります。

必要以上に厚みのある製品を選ぶとコストが高くなることもあるため、用途に見合った仕様を選ぶことがコストとのバランスをとるポイントです。

おすすめの購入先(通販サイト・専門店)

ポリ袋は購入先によって利便性や価格が異なり、以下のような特徴があります。

  • 通販サイト:豊富な品揃えですぐに届く
  • 専門メーカー直販:大量発注でコスト削減できる場合もあり
  • ホームセンター:実物を確認しながら購入できる

通販サイトは品揃えが豊富で、サイズや厚みを比較しながら選べる上、注文後すぐに届く点が魅力です。

専門メーカーの直販は、大量発注時に単価を抑えられる場合があり、継続利用に適しています。ホームセンターでは実物の質感や厚みを確認しながら購入できるため、初めて選ぶ場合にも安心できるでしょう。

ポリ袋を探す

ポリ袋のよくある質問

キッチンでゴミ袋として使われているレジ袋

ポリ袋は身近な製品ですが、食品に使ってよいのか、捨て方はどうするのかなど、迷いやすい点もあります。

ここでは、使用時によくある疑問について解説します。

食品用ポリ袋は普通のポリ袋と何が違いますか?

食品用ポリ袋は、食品衛生法の規格基準に適合していることが確認された製品です。有害物質の溶出試験をクリアしており、食品に直接触れても安全な原料のみが使用されています。

一般用途のポリ袋とは、品質や安全性の基準を満たしている点が大きな違いです。パッケージには「食品衛生法適合」といった表示があるため、購入時には必ず確認しましょう。

食品衛生法適合のポリ袋を探す

ポリ袋は燃えるゴミで出せますか?

多くの自治体では、ポリ袋はプラスチック資源ゴミ(廃プラ)として分別回収の対象になります。地域によっては、燃えるごみとして指定されている場合もあります。ポリエチレン製のポリ袋は、焼却時に塩化ビニル製品のような有害ガスが発生しにくい素材であるためです。

油分や食べかすなどの汚れが付着している場合は、可燃ごみとして扱われることもあるでしょう。分別方法は自治体ごとに異なるため、地域のルールを確認してから処分することが大切です。

冷凍保存にポリ袋は使えますか?

耐冷温度が−30℃程度に対応した製品であれば、ポリ袋は冷凍保存にも使用できます。特に食品を入れる場合は、食品衛生法に適合した製品であることも重要です。

なお、低温環境では袋が硬くなり、衝撃や折り曲げによって破れやすくなることがあるため、取り扱いには注意しましょう。

まとめ

ポリ袋は日常から業務用途まで幅広く使われる身近な製品ですが、素材や形状、サイズ、厚みによって適した用途が大きく異なります。

使用目的に合ったポリ袋を選ぶことで、作業効率の向上や破損防止につながります。購入時のチェックポイントや価格相場も参考に、適切なポリ袋を選びましょう。

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