新型コロナウィルスの影響でテレワークの導入が進み、
Web会議を行う機会が増えた方も多いのではないでしょうか。
「ようやくWeb会議にも慣れてきたけど、相手の声が聞き取りづらかったり、
画質が粗かったり、いつもなんだかうまくいかない…快適なWeb会議がしたい!」
「出社組とテレワーク組でWeb会議をする機会が増えてきたけど、
大人数で集まって行うWeb会議にはどういった機材が必要なのかわからない…」
そんなお客様の声にお応えすべく、ここではWeb会議に必要な周辺機材と、その選び方をご紹介します!
1.Web会議に必要な機材一覧
Web会議に最低限必要なものは、カメラを搭載したノートパソコン、またはタブレット/スマートフォンなどのモバイル端末と、Web会議システム。これさえあれば、できてしまいます。しかし、「画質が粗くて相手の表情がわかりづらい」、「相手の声が聞き取りづらい」、「ハウリングが気になる」など、課題は尽きません。また、大人数の会議室から行うWeb会議ではノートパソコンだけでは、見づらく不十分です。場面や人数に合わせて必要な周辺機材を揃えることで、快適なWeb会議を実現できます!
Web会議に必要な基本的機材は下記のとおりです。
1人でWeb会議を行う際に必要な機材
①Webカメラ
ノートPCに搭載されているWebカメラでもWeb会議可能ですが、参加者全員の様子を映すためには、より広角のWebカメラがおすすめです。
②Web会議用ヘッドセット
これもノートPCに搭載のスピーカー・マイクでWeb会議可能ですが、どうしても聞き取りづらかったり、周囲の雑音を拾ってしまったりすることが多いため、ヘッドセットを利用するのがおすすめです。ヘッドセットがあれば、「音声の聞き取り・伝達」を快適に行うことができます。
複数人でWeb会議を行う際に必要な機材
①Webカメラ
ノートPCに搭載されているWebカメラでもWeb会議可能ですが、参加者全員の様子を映すためには、より広角のWebカメラがおすすめです。
②Web会議用スピーカーフォン
ノートPCに搭載のスピーカー・マイクでWeb会議が可能ですが、どうしても聞き取りづらかったり、周囲の雑音を拾ってしまったりすることが多いです。専用のスピーカー、マイクを搭載したスピーカーフォンの使用がおすすめです。
③大型モニター
複数人で集まってWeb会議を行う場合、大画面モニターでの画面共有がおすすめです。
④プロジェクター/プロジェクター用スクリーン
大人数の会議や、広い会議室でWeb会議を実施する際は、プロジェクターで大画面を共有することがおすすめです。
2.Web会議を行う際に必要な機材の選び方
「1.Web会議に必要な機材一覧」で参加人数に応じた必要機材を見てきました。ここではそれぞれの機材の選ぶポイントやおすすめ商品を紹介します。
Webカメラの選び方
①画素数を選ぶ
映したいものに合わせて最適な画素数のWebカメラを選びましょう。表情が伝わる程度ならおよそ100万画素(HD1280×720)以上、文字や図などを表示したい場合はおよそ200万画素(フルHD1920×1080)以上のWebカメラがおすすめです。
②画角(カメラが写せる範囲)をチェック
参加人数が多い場合、一人一人の表情や会議の様子を伝えるため、画角(カメラが映せる範囲)の広い広角モデルがおすすめです。
③参加人数に応じて必要な台数を用意
参加者のソーシャルディスタンスを保ち、会議を行うために、参加人数に応じてWebカメラを用意しましょう。参加人数と必要なWebカメラの台数の目安は以下の通りです。
~4名 | 1台 |
---|---|
4~8名 | 2台 |
9名以上 | 会議室の広さにあわせて追加 |
Web会議用ヘッドセットの選び方
①タイプを選ぶ
使用環境や用途、好みに合わせて選びましょう。
■片耳タイプ
片方の耳にのみ接続するため、反対の耳で周囲の音も聞きながら
Web会議を行うことができます。
電話の音や来客のチャイム、子供の声等周囲の変化に気づくことができます。
■両耳タイプ
両方の耳に接続するため、周囲の音がほぼ入ってこず、Web会議に集中して臨むことができます。
周囲の雑音が気になる方には両耳タイプがおすすめです。
②接続方法を確認
使用シーンによって有線接続タイプか、無線接続タイプかを選びます。
■有線タイプ(USB、ミニプラグタイプ)
パソコンなどに挿してすぐに使用できます。
バッテリー充電不要のため、長時間のWeb会議でも充電切れの心配なく使用できます。
■無線タイプ(Bluetoothタイプ)
ワイヤレス接続のため、ケーブルが邪魔になることなく、会議できます。規定の距離内であれば、本体から離れても通話が可能です。
Web会議用マイク(スピーカーフォン)/Web会議用スピーカーの選び方
①接続方法を確認
使用場所によって有線接続タイプか、無線接続タイプかを選びます。
■USB接続タイプ(有線タイプ)
USB端子から給電するためバッテリー充電が不要で、
長時間のWeb会議でも充電を気にせず使用することができます。
会議室などの常設におすすめです。
■Bluetooth接続タイプ(無線タイプ)
無線(ワイヤレス)での接続が可能なので、
場所を選ばずどこでも使用することができます。
ただワイヤレスである分通信が不安定になることも。
社内外での持ち運び用におすすめです。
②参加人数で必要台数を考える
参加者のソーシャルディスタンスを保ち、会議を行うために、参加人数に応じてWebカメラを用意しましょう。
参加人数と必要なWebカメラの台数の目安は以下の通りです。
~4名 | 1台 |
---|---|
4~8名 | 2台 |
9名以上 | 会議室の広さにあわせて追加 |
大型モニターの選び方
①まずは画面サイズをチェック
液晶モニター選びで何より大切なのは画面サイズ。Web会議参加人数や会議室の大きさに応じて見やすい画面サイズの液晶モニターを選びましょう。会議室の大きさと画面サイズの目安は下図のとおりです。
※メーカーにより同じインチ数でも寸法が異なるため、画面サイズの大きさはあくまで目安です。
②視野角をチェック
大人数でモニターを囲んだ際、全ての角度から画面が見やすいように視野角の広いモニターを選ぶことをおすすめします。視野角とは液晶モニターを斜めから見た時に、正常に見ることができる角度の範囲を示す指標で、上下左右178°もあれば広視野角と言えます。
おすすめの大型モニター
JAPANNEXT 50インチワイド4K対応液晶モニター
純正スタンドセット JN-HDR501V4KJRSA
¥87,340(税込み)
会議に最適な大画面50型液晶ディスプレイ+純正スタンドのセット。
上下左右178°の広視野角でどの角度からでも画面をきれいに見れるため会議におすすめです。
プロジェクターの選び方
①必要な明るさをチェック
明るさはプロジェクター選びの重要なポイントのひとつです。3000lm(ルーメン)などと表記されます。
数字が大きいほど、明るく投写できることになります。オフィスなどのように室内を暗くすることができない場所では、ルーメンが高いプロジェクターがオススメです。以下を目安に選んでください。
明るさ3200lm~ 蛍光灯下などの明るさでもくっきりと鮮明に投写できる明るさです。ミーティングスペースや小規模会議室向けとして最適です。 | 明るさ3600lm~ 蛍光灯下だけでなく、外光が射し込む場所でも投写した画面がはっきり見えます。10名ほどで使う中規模な会議室にピッタリです。 | 明るさ4200lm~ ホールや大会議室などで使用したい場合に最適!明るい場所でも綺麗に大きく投写できるので全社朝礼などで役立ちます。 |
②解像度を確認
解像度は、プロジェクターに接続するパソコンの解像度に合わせて選びます。解像度が高いほど投写画面が緻密になり、高精細な図面や表計算シートなどが見やすくなります。また解像度が高くなるほど、表示範囲が広くなるので、一度に多くの情報を伝えることができます。
同じExcelを映すのでも、解像度で表示範囲がこんなに変わる!
SVGA
画面比率 4:3
800×600ドット
画面が縮小されて表示。細かい文字はやや粗い
WXGA
画面比率 16:10
1280×800ドット
パソコンのワイド画面サイズ相当。会議やプレゼンにオススメ
XGA
画面比率 4:3
1024×768ドット
画面は縮小されるがプレゼン画面などは遜色なく表示可能
FULL HD
画面比率 16:9
1920×1080ドット
高精細な動画表示など展示会の商品説明などにオススメ
WUXGA
画面比率 16:10
1920×1200ドット
超高精細にCAD図面を表示する場合などにオススメ
③設置方法を確認
プロジェクターの設置場所に応じて最適なモデルを選びましょう。
「複数の会議室に持ち運んで使いたい」「狭い会議室に据え置きで使用」など使用シーンに沿って選ぶのがポイントです。
机上設置タイプは一般的なプロジェクターになります。デスク上などに置いた状態で使用します。持ち運びも可能なので、隣の会議室でも使用したいという時にも便利です。
単焦点タイプは投写距離が通常のプロジェクターよりも圧倒的に短いため、設置スペースの取れない場所でも使用できます。また、投写距離が短いため影が映り込みにくい設計です。
モバイルタイプは手のひらサイズの軽量型なのでビジネスバックに入れて出先で使ったり、バッテリー対応のものなら、AC電源がないところでも使用可能です。
プロジェクタースクリーンの選び方
①会議室の大きさに応じて『サイズ』を、プロジェクター本体の解像度に合わせて『アスペクト比(画面比率)』を選ぶ
大人数の会議には60型以上のプロジェクタースクリーンがおすすめです。またプロジェクター本体が対応している解像度に合わせたアスペクト比(画面比率)のプロジェクタースクリーンを選ぶことが必要です。
インチサイズ
映像の「対角線」の長さをインチ(1インチ=2.54cm)単位で表記したものです。縦横の長さはアスペクト比によって異なります。
アスペクト比
スクリーンの横寸法と縦寸法の比率を表したもの。一般的に、4:3をNTSC(スタンダード)、16:9をHD(ワイド)、16:10をWXGAと呼びます。
プレゼン・会議などでパワーポイントを使用する場合は、4:3もしくは16:10がおすすめです。
②設置方式を選ぶ
使用場所に合わせて設置方式を選択します。
3.必要機材を揃えてWeb会議を快適に!
Web会議に必要な機材と、その選び方のポイントをご紹介しました。お役に立てましたか?
今後ますます増えていくであろうWeb会議。必要な機材を揃えて快適に行いたいですね。
アスクルでは今回ご紹介した商品以外にもWeb会議に必要な機材を多数そろえています。
今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、お客様に最適な機材を探してみていただけると幸いです。