アスクル

HACCP（ハサップまたはハセップ）とは、
Hazard Analysis and Critical Control Point の頭文字をとった略称で、日本語訳では「危害要因分析重要管理点」となるよ。

食品製造の工程の中で特に重要な工程と内容を決めて、集中的に管理する方法だよ。食品の中に潜む危害要因を科学的に分析するのが特徴なんだ！

日本のかつお節がEUで販売できなかったっていうニュースを聞いたことがないかな？
実はこれもHACCP（ハサップ）認定を受けていなかったことが原因なんだ。
このように国際基準として各国でHACCP（ハサップ）義務化が進められており、食品の輸出に大きく影響しているんだ。その流れをうけて、日本でも厚生労働省が制度化をすすめているよ。

食品製造に携わる大企業はもちろん、中小企業や、一部飲食店も対象になるよ。
ただ、小さな飲食店などには部分的にHACCP（ハサップ）の考え方を取り入れた衛生管理の手法を推奨するなど、事業規模によって柔軟な対応をと厚生労働省は言っているよ。

もちろん！メリットはいっぱいあるよ。
従来方式とHACCP（ハサップ）方式を比較してみよう。

これによって、

• ●クレームやロス率が下がり、品質のばらつきが少なくなった
• ●取引先からの評価が上がった
• ●衛生管理のポイントを明確にして、記録も残すことで、従業員の経験やカンに頼らない、安定した安全な製品が作れるようになった
• ●工程ごとに確認すべきことが明確になった
• ●従業員のモチベーションが上がり現場の状況が把握しやすい

などなど、良いことづくめだよ！

基本的な考えは共通だけど、取り扱う食品や製造工程ごとにCCP（重要管理点）が違うから、厚生労働省ホームページに掲載されている手引書を参考にやってみよう！

厚生労働省ホームページ（外部サイトへ遷移します）