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レインウエアの選び方|機能性を保つためのお手入れ、保管方法とは?
“レインウェア”というと、どのようなものを思い浮かべますか? 雨の日に使うものというのは共通していますが、アウトドアのアクティビティ、通勤・通学やショッピングに行く時、また外での仕事や作業時・・・など、利用シーンはさまざま。さらに、デザインや機能性もいろいろです。そのため「どのようなものを選べば良いの?」というお悩みの声が多く聞かれます。今回はそんな疑問にお答えすべく、レインウェアを使うシーンや目的に合わせたベストなセレクト方法をご紹介いたします!
レインウェアの機能
レインウェアの基礎知識
日常的に使うレインウェアですが、ただ防水性などの機能性が優れていれば良いという訳ではありません。使用用途やシーンをしっかりと考えて選ぶことが大切です。
レインウェアは悪天候時に服の上に着る雨具で、使用シーンは多様です。道路工事などの屋外作業や、登山・ゴルフといったアウトドア、自転車やバイクの運転時など傘を差せない状況でも活躍し、さらに防寒対策にも効果を発揮するアイテムです。
それでは最初に、レインウェアの基本的な機能を確認しておきましょう。
まずは“防水性”。水分が染みるのを防ぐ機能です。「耐水圧」という指標によってどの程度の防水性があるかが示され、耐水圧の指標が高いレインウェアほど、水分が中に染み込みづらくなります。
次に、“撥水性”です。表面の水分をはじく機能で、撥水性が高いレインウェアは水分が付着しにくく生地が濡れにくくなります。
そして最後が、“透湿性”。 レインコートを着衣して汗をかいたときに、服内が蒸れないように水分を服の外に放出する機能です。「透湿度」という指標で性能が表され、透湿度が高いレインウェアは汗をかいても快適さが保たれます。
レインウェアに使われる主な素材と特徴
レインウェアには“撥水性”“防水性”“透湿性”という機能があるとご紹介しました。その機能は主に、素材によって創出されています。
レインウェアには、異なる素材を組み合わせてつくられているものが多くあり、その代表的なものをいくつかご紹介しましょう。
ポリ塩化ビニール | 保湿性に優れ、撥水性が高い。 |
ターポリン | 耐久性・防寒性が高い。 |
エチレンビニールアセテート | 軽量で生地が柔らかい。 |
ナイロン/アクリル | 速乾性があり強度に優れている。 |
ナイロン/ポリ塩化ビニール | 防水性が高く、耐久性にも優れている。 |
ナイロン/ポリウレタン | 軽量で収縮性があり体にフィットしやすい。 |
ナイロン/フッ素樹脂 | 防水性・透湿性が高い。ゴアテックスが有名。 |
ポリエステル/アクリル | 軽くて比較的丈夫。 |
レインウェアの選び方
ここまでレインウェアが持つ機能性や、素材の特徴の違いについてご紹介しました。機能や素材で目的に合わせたレインウェアをセレクトするのもOKですが、具体的なレインウェアの選び方として“ブランドやメーカーで選ぶ”という方法もあります。ぜひレインウェアを考える際の参考にしてみてください。
レインウェアのお手入れ方法と保管時のポイント
着用後のお手入れ方法
レインウェアは、いつまでもキレイに使いたいもの。そのためには、使用後のお手入れが不可欠です。ここではオススメのお手入れ方法をご紹介します。
STEP1
洗う
洗濯する際には必ず、最初にウェアの洗濯絵表示タグを確認して洗濯可能かどうかをチェックしましょう。OKであれば、付着した汚れを水で洗い流します。汚れが落ちない場合は、洗剤を付けてしっかり手洗いしましょう。
STEP2
乾燥
洗濯したら、風通しの良い場所で陰干してよく乾かします。乾燥機にかける際は、洗濯絵表示タグで乾燥機に対応しているかを確認しましょう。
STEP3
メンテナンス
汚れを落とす洗濯だけでなく、レインウェアはメンテナンスを怠ると、撥水性などの機能が低下するおそれがあるので注意が必要です。撥水性が落ちてきた場合には、撥水剤を塗布して機能を回復させます。傷や破れが発生した場合は、リペアシートを使えば修復できる場合があります。
保管時のポイント
レインウェアは、主に雨天時に活躍するもの。そのため、ふだんはしまっておくことの方が多いかも知れません。だからこそ、保管もきっちりしておくことが大切になります。
- POINT①
高温多湿になる場所で保管しないこと
カビや生地劣化の原因になるため、温度や湿度の高い場所での保管は避けましょう。
- POINT②
日の当たる場所で保管しない
レインウェアの表面が、紫外線で生地が傷む可能性があります。直射日光は特に避けるようにしましょう。
- POINT③
たたまずに保管する
折り目から生地が劣化してしまう場合があります。ハンガーなどで吊して保管できるとベストです。
- POINT④
しっかりと乾燥させてから保管場所へ
濡れたまま保管すると、レインウェアが変色したり、色移りしたりするおそれがあります。確実に乾いてからしまうようにしましょう。
レインウェアは、作業時の頼れる相棒!自分に合ったものを、長く大切に!
どのようなシーンで使われる場合でも、レインウェアは快適性を保ってくれたり安全性を高めてくれたり、雨や風から作業者を護ってくれる頼れる相棒です。しっかりと使用用途や利用場所を考慮して、それに合った機能や素材、さらにはブランドやデザインを選ぶようにしましょう。
そして、使わない時にはキチンと手入れをして保管します。そうすることで、長く快適に使いつづけることができます。
レインウェアと一言で言っても多種多様。あなたのベストな一着を見つけて、長く大切な相棒にしてください。