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高所作業者の命を守るランヤードとは?正しい選び方と使い方
高い場所で作業をする際には、作業者の落下や転倒から安全を守るために安全帯を使用します。ランヤードはその安全帯とともに使用するもので、特に命綱となる重要な部分となります。ランヤードが用途に合わないものだったり、壊れていたり、また正しく装着されていなかったりすると、作業者の安全を守ることはできません。高所作業をより安心して安全なものにするために、ランヤードの正しい選び方と使い方をご紹介します!
ランヤードの基礎知識
ランヤードとは?
高い場所からの墜落や転落を防ぐことを目的とした、作業者の安全を守るために着用する“安全帯”。その安全帯の重要な一部分となるのが、“ランヤード”です。ランヤードは命綱となる部分にあたります。
ランヤードは合成繊維製のロープまたはストラップで、構造物などにかけるためのフックが付いています。またベルト側にはD環が付いており、ほかに巻取器・ショックアブソーバー・伸縮調節器なども付いています。ランヤードとは、作業者と落下防止ワイヤーとをつなぐ重要な道具なのです。
安全帯とは?
安全帯とは、高所作業現場で使用する落下防止用具のことです。高所作業車で作業するときや、高さ2メートル以上の高所で作業を行い墜落の危険性がある場合、足場の組み立てや解体作業などに取り組む際など、『労働安全衛生規則第五百十八条~第五百二十一条』によって使用が定められているシーンがあります。
ランヤードの種類
ランヤードの種類には、“ロープ式(3つ打ち、8つ打ちなど)”“衝撃荷重吸収型ストラップ式”“巻取式”の3つの種類があります。
ランヤードの選び方
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ランヤードの使い方と注意点
ランヤードの使い方
ランヤードは作業者の命を守る重要なツールです。使用する際には、必ず製品の取扱説明書および現場での作業規則やマニュアルに従って正しく使用するようにしましょう。誤った使い方は大きな危険の元となります。
特に装着前には、念入りに点検するようにします。ロープまたはストラップ、フック、D環、巻取器など、わずかでも傷やほつれ、動作不良などがあった場合には、すぐに使用を中止して新品に交換するようにしてください。
使用の際に注意したいポイント
ランヤードは、正しく使うことが大切です。使用の際のいくつかのポイントをご紹介します。
フックはD環より高い位置に掛けること
墜落阻止時に加わる衝撃荷重を低く抑えることができます。
フックの掛ける位置は作業位置と大きく離れないようにすること
大きく離れている場合、落下を阻止したときに振り子状態になり、構造物に激突する危険性があります。
開放部がある構造物には掛けないこと
落下阻止時にフックが構造物から抜ける危険性があります。
フックに曲げ荷重が加わらないように掛けること
フックの強度は引張荷重の強さが規格により決められています。落下阻止時にフックに曲げ荷重などが作用すると十分な性能を発揮できないことがあります。
一度でも大きな荷重がかかったものは廃棄すること
見えないところが劣化している可能性があります。
交換時期を見極めること
使用開始から2年が目安です。
作業者の安全を直接守るアイテムだからこそ、正しく選んで正しく着用!
作業者の安全を守るランヤード。安全帯とともに活用しますが、特にランヤードは命綱となる部分に該当します。そのため、いくら安全帯を装着していても、ランヤードが正しく選ばれていなかったり、キズがあったり、また正しく装着されていなかったりしたら、それではまったく意味がありません。
ランヤードの特徴や種類を正しく理解して、用途に合わせたものをきちんと選ぶこと。そして使用の際には正しく装着して、正しく使うこと。安心して安全に作業をつづけるために、必ず守ってください!









