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遮光メガネとは?作業者の目を保護するための正しい使い方と注意点
視界をクリアにして作業効率を向上させると同時に、作業者の目を守ることも目的につくられた遮光メガネ。作業現場を考慮して、飛来物に対する耐性や、レンズが脱落しにくいといった性能を持つ、作業者の安全を守るためにとても重要なアイウェアです。
遮光メガネについて正しく知って、正しく使うにはどうすれば良いのでしょうか? 作業者の目の保護と作業効率向上の両方を叶える、遮光メガネについてご紹介します!
遮光メガネとは?
遮光メガネの基礎知識
遮光メガネとは、目に有害な紫外線や赤外線、可視光、レーザー光などから作業者の目を守るためのメガネです。
有害な光線は主に、アーク熔接やガス溶接、高熱作業時に発生し、皮膚がんや白内障、網膜やけどといった、さまざまな病気を引き起こす原因になります。
遮光メガネは、側射光の影響がある作業を行うときはサイドシールド付きの遮光メガネを装着するなど、作業内容や用途によってレンズの遮光度・フレーム形状が異なります。
また遮光メガネの種類も、スペクタクル形(サイドシールドあり・なし)、フロント形、ゴーグル形とさまざまです。
遮光メガネとサングラスの違い
遮光メガネとサングラスは、さまざまな点で異なっています。
レンズ強度
遮光メガネのレンズは、作業現場での使用が想定されているため、飛来物が衝突しても簡単に破損しないつくりになっています。
レンズ強度
遮光メガネの場合、レンズが脱落しにくい設計になっていたり、作業に合わせたフレームのバリエーションが豊富に揃えられていたりといった特徴があります。
視界の明るさ
遮光メガネは、明るくくっきりと見えます。サングラスの場合は、暗い場所で視界が悪くなることがあります。
遮光メガネの選び方
遮光メガネの使い方と注意点
遮光メガネの使い方
遮光メガネを使用する際には、以下のポイントをチェックするようにしてください。
■ 使用前の点検ポイント
・レンズやアイピース、シールドの汚れや傷、亀裂、変形について
・フレームのガタつきについて
・(ゴーグル型の場合)ヘッドバンドの切創・弾力性・材質の劣化について
確認する際には、汚れや傷の原因になるため、レンズやシールドを下にして置かないようにしてください。
使用するときの注意点
使用する際には、以下のポイントに注意してください。
複数人で使い回さない
複数人で使用すると、フィット性などが合わなくなり、事故を誘発するおそれがあります。また伝染性眼疾患に感染する危険性があるので要注意です。
使用後はしっかり洗浄する
汚れやほこりなどが付着した場合には、必ず洗い落とすようにしてください。洗浄・乾燥方法については、取扱説明書の指示を守るようにしてください。また洗浄する際には、レンズやシールド部分にブラシは使わないようにしましょう。
作業者の目の安全を守るための遮光メガネで安心作業を!
遮光メガネは、作業者の目を守ることを目的につくられたアイウェアです。
飛来物が衝突しても簡単に破損しないつくりになっていたり、レンズが脱落しにくい設計になっていたり、さらにはサングラスと比較して、明るくくっきりとした視界を確保できるなど、さまざまな特徴があります。
使用時には、フィット性の喪失や伝染性眼疾患などの感染を誘発しやすくするといった、複数人で同一の遮光メガネを使用することは必ず避けるようにしましょう。
また汚れが付着した場合には必ず洗い落として、常に着用者にとって最適な状態で使用することも重要です。
作業効率を向上させてくれるだけでなく、作業者の目の安全を守ってくれるとても大切なアイテムである遮光メガネを正しく活用して、快適で安心な作業を実現してください!



耐熱性
耐摩擦性
耐スパッタ

